悪妻愚母&鬼嫁

専業主婦のバタバタ日常。ドラマ、本、P、菓子なども気分に任せて語っています。My Homepage悪妻愚母もよろしく。

83歳の母の引越し

2005-03-27 22:41:17 | 日常
 実家の母は83歳。2男2女の母。

 長男(私の上の弟)と3階建ての二世帯住宅に住んでいる。家族で1階2階(内階段で行き行きになっている)に居たが、弟は結婚して空いていた3階へ。父が亡くなってしばらくしてから、母も思い通りに改装した1階へ移り、こじんまりと生活していた。下の弟や私の息子が出はいりしていたが、基本的には2階は空いていた。母の老後の生活としては、誰もがこれで良しと思っていた。

 ところが、突然の2階への引越し宣言 足も悪いのに移ってどうするのという言葉にも耳を貸さず、我儘を通した。弟達がそれでいいのならと、姉や私も駆けつける。

 空けていたのでお風呂も直し、内装やカーテンもやり直し。廊下、トイレ、お風呂、階段には手すりをつけたりと大変。

 引越し当日は丁度、息子の卒業などのため、私達一家も東京にいたので引越しを手伝うことに。前日に箪笥や電気製品などは弟達が運んでいたのにもかかわらず、荷物運びは大変。物が多すぎるし、大正生まれで物が捨てられないし。自分で見なければ気が済まないし。お昼寝をしている間にこっそり捨ててしまおう作戦も感づかれた(笑)。

 物をしまう場所を指示してもらわなければ事は進まない。本人に椅子に座ってもらい孫達があれはそこ、それはここにと手足に。息子は重たいもの、むすめは細々と気を遣い、姪っ子が収めていく。隣の部屋で義妹と作業をしながら、その姿に思わず涙が出てくる。やりたいことをやって、我儘を通して、孫達には優しくされ、この人は本当に幸せな人だなぁと。でも、その幸せに気づいていないんだなぁ、これが(笑)。

 その上、マイペース。この大騒ぎの中、得意の牛佃煮を作ったり、ポトフを煮込んだり。久しぶりに集まるみんなに振舞いたい気持ちも、分からないではないんだけれど、、、。

 一応落ち着いて、とりあえずの生活が出来るようになってみると、2階に移ったのも案外悪くは無かったような気がする。回りも3階建てが多くなってきた結果の日当たりの悪さの解消。スペースがゆったり。収納も多い(物を捨てなくてもいいという悪循環でもある)。リビングダイニングが洋間なので立ち居が楽。

 最後に姉と私の会話。
私「80過ぎても元気だったね」
姉「普通、83歳で引越しなんて考えないわよ」

 主人の感想
「本当によく召し上がる。家のおばあちゃんの3倍は食べるしお酒も飲むなぁ」

元気に長生きするでぇ

今日の一押し

白馬クッキー

姪っ子のスキーのお土産。ミルク味と、チョコレート味。今日、みんなが集まるので大きい箱を買ってきてくれたそうだ。気持ちが美味しかったよ。