薫 風 ~KUNPOO~

初夏に薫る爽やかな風に思いをよせ、YukirinとKaorinが日々の出来事などを綴るページです。

総選挙を前に

2005-09-10 | 生活雑記
■ いよいよ明日は総選挙。何かと話題が多く、国民の関心も高かった今回の衆議院選挙ですが、新聞報道などによると自民・公明の与党で過半数を軽く超える勢いのよう。選挙はふたを開けてみなくてはわかりませんが、野党がどうあがこうとも終始小泉ペースで選挙戦が繰り広げられたと見て間違いないでしょう。

■ 今回の総選挙の目玉は、何といっても“郵政”解散。自民党の公約にも掲げ、“やると言ったら、やる”という有言実行の男気にまずは拍手! 造反議員さんたちは、まずは政党人として、党の公約を守らねばなりません。それができないのなら自民党を去るべきであって、なおも地方の組織にしがみつき公認をせがむなんて見苦しいことこの上ない。

■ 確かに政治の重要課題や争点は他にもあるけれど、しょせん政党の政策(マニュフェスト)なんてパッケージ。すべてが自分の意見と合うわけではないのだから、袋の中から自分の一番のお気に入りを選んで買うしかない。前回の選挙では、政権交代を託して民主党に1票を投じたけれど、今回はちょっと影が薄いか・・・。

■ しかし、自民党があまりに大勝ちしてしまうのも考えもの。でも、よくしたもので自民党の票が伸びるときには、たしかな野党(?)たる共産党の票も伸びるのだ。あるニュースで、共産党の書記長が「公務員を削減すればいいというものではない。消防署などは職員が足りないんだ」と訴えていたのはごもっとも、ごもっとも。

■ ただ介護保険には“反対”、今回衆議院の解散により廃案となった障害者自立支援法にも“反対”という、何でも反対という姿勢はいただけない。高齢者でも障害者でも、余裕のある人には堂々と負担してもらえばいい。なんでもかんでも無料にすればよい、というものではないのだ。軍事費を削って大企業からもっと税金をとれ!と言うけれど、物事はそれほど単純ではないはず。

■ わが社の組合は社民党を推薦しているけれど、秘書給与詐欺をはたらいた人が比例名簿の上位にいるようじゃ・・・ねぇ。もう何を言っても説得力がありませんな。国民新党は風前の灯だし、新党日本に関しては国政云々言うよりも前に信州をなんとかせい!と声を大にして叫びたい。それから、私は学会員ではないので、公明党はちょっと・・・。もっとも、選挙の前になると必ず電話をくれるという友人もいますがね~。

■ さて、明日の総選挙、結果はどうなるのでしょう。それにしても、開票が始まると同時にテレビでは何人かの「当選確実」がすぐに出ているというのが、いつ見ても不思議でなりません。