裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

マティスとルオー展

2008年08月25日 | ひとりごと・日記
この夏、機会があれば行ってみたいと思っていた
新潟近代美術館でやってる企画展「マティスとルオー展」
http://www.pref.niigata.lg.jp/kinbi/1213722309066.html
に行ってきました。

本当は「機会があれば・・・」でなく、機会は自分で作らないと
なかなか出来ないものですよね。

土曜日は仕事をするつもりだったのですが、
新聞を見ていたら今月いっぱいのこの企画展の記事があり、
急遽、休んで朝から出かけることにしました。

ピカソとか、このマティスなどの近代絵画は人気が高いので、
印刷物でもよく目にしますが、本物を見る機会ってのは、
田舎では特に少ないので、なるべくこういう機会は逃すと後がない。

どちらかと言うと、装飾的で軽やかなマティスより、
宗教色の強い暗くて力強いルオーの方が好きだったのですが、
二人が同じ人物(モロー)に師事して、こんなにも親しいとは
思ってもみませんでした。

近代とは言え、もう100年以上も前の作品ですが、
色あせるどころか、今みても新しい感性がヒシヒシと伝わり、
当時は画期的なまったく新しいモノだったと想像は容易に出来ます。

マティスの方は、他の展示会でもちょくちょく観ることがあったので、
そんなに驚く作品は無かったですが、
ルオーの作品は、ゴテゴテに厚く塗られた彫刻的な油絵の
イメージばかりだったけど、もっと軽やかに揮発性の油彩などで
スッと一筆書きのように書かれた作品も多く、
わたしは、そちらの方が魅力的でした。

ルオーは、ステンドグラスが好きだったようですが、
思い影の中に太陽の光が透けて見えるような色合いが素敵でした。
あの黒で描かれた力強い輪郭は、もともとステンドグラスの縁のイメージ
なのかもしれません。

世界一美しい雑誌と言われてる「ヴェルヴ」や、
詩人「ボードレール」の詩の挿絵で同じテーマを二人の画家が
それぞれのイメージを競い合った作品は、二人の絆というか、
良きライバルでもあり良き理解者だった友情と、
なんて自由で斬新で新しい芸術だったかを知ることが出来ました。

テーマが良く絞られていて、小さなお子さんが観ても楽しめる
工夫が随所にある夏休みにちょうど良い内容と大きさの
展示会だったと思います。


建築の仕事をしてるので、どうしても気になるのは、
美術館の建物自体の感想も・・・。
新潟近代美術館に入ったのは初めてでしたが、
半分、丘の中に埋まってるような外観で、「長谷川逸子」設計の
「新潟芸術文化会館の屋上庭園と似たコンセプトだなぁ~」と、
遠巻きでは見ていましたが、こちらは「日本設計」で、
近くでまじまじと見たら、大味で似ても似つかない
「土木的な建築」って感じでした。

「建物」としては、実用的かもしれませんが、
「作品」「空間」としては、隣接している
伊藤豊雄設計の長岡リリックホールの方が、
有機的で断然、面白いですね。

スネオのスネア

2008年08月25日 | ひとりごと・日記
夏のボーナスでミニサイズのドラムセットを買おうかなんて
考えていましたが、稼ぎが悪くそこまでの余裕はなかった・・・orz。

せめてスネア(小太鼓)だけでも買おうと、
あっちこっちで出物の中古を探していた。

すると思いがけない某ハードオフにて運命的な出会い。

以前から欲しいと思ってたピッコロスネア(中古)で、
一流楽器メーカーであるパールだ。

定価のおよそ70%オフ。
ほとんど新品状態だったのと、財布の中のお金で済んだので、
即買いしてしまった。

・・・こーゆーのは見つけた時に買わないと無くなるからね。
(という言い訳)

ソフトだがちゃんとケースまで付いていて、
これからのスタジオ練習にも、一人前のドラマーの様に、
スネア持参で行ける。
ケースだけ買ったと思ってもいいくらいの値段だったので、
かなりの掘り出し物だと思います。

いや、以前のスネアも胴深の良いやつだったのですが、
ヘビメタ全盛時のタイプなので、もっとカンカンと
高い音の出るスネアが欲しかったのです。

家に帰ってさっそくチューニング・・・
うん、なかなか思っていた通りの音だったので大満足。

あ、「それって・・・自慢?」

なんだか、スネオのように自慢してるみたいですね。
身体に似合わず小さなスネアだが、
ジャイアンに取られないよう大事に使っていこうと思う。

「お前のものは俺のもの~!俺のものは俺のものだぁ~♪」