裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

猿と忠雄と味噌ラーメン

2008年08月11日 | ひとりごと・日記
土曜日はバイク乗りの会社の先輩と軽くプチプチ・ツーリング。
(最近は毎週ですね・・ありがたや、ありがたや。)

先輩はホンダのCRM250というオフロード車と、わいのV-max。
排気量差は5倍くらい違うのだが、山道ではまったく敵わない。

「暑いので、なるべく山道&林道を通りながら行きましょう!」

一路、加茂市から290号で村松市内へ。
17号から早出川ダムへ。
ダムに着くと、
「子供がキャーキャー楽しそうに遊んでるなぁ~」と思って
よくみたら野生の猿の親子が居た。

母猿は、子供を守ろうとしてか威嚇されてちょい怖かった。

ダムから沼越峠を抜け三川に出て、そこから49号で
北へ戻りながら安田~水原へ。

水原ではお目当ての「ラーメン党 ひさご」へ寄ったが、
まだ時間が早くて準備中。

「時間潰しにどこか良いとこは?・・・」と考えてると先輩が

「豊栄の図書館行ったことある?・・・建築家 安藤忠雄の設計だよ!」

「おお!そこ行ってみたいッス!」

レベルは違えど同じ「建築の穴の狢」・・・興味は一緒だった。

「ラーメンばっかじゃ・・・ねぇ~?w」
・・・ちょっとこんな文化的なツーリングもアリですね。

・・・豊栄の図書館は、円筒と正方形が重なりあったような
プランで、安忠さんの特徴的なコンクリート打ちっ放しなのですが、
日本庭園のように「しっくり」とその場所に昔からあったような
不思議な感覚の建物・・いや、作品でした。

内部も丸と直線でしたが、難しい収まりを上手に処理してあった。
母の胎内にいるような安心感のある空間で、
本を読んだり、調べ物をしたりするには、
心落ち着く空間になっていました。

コンクリート打ち放しだと、もっと都会的で
「奇抜」なイメージがありましたが、
実に自然と調和していて、「神社」の境内で遊んでいた子供の頃の
感覚に似ていました。

「どうだ!」という威嚇してくる建築でなく、
「どうぞ」という人々を暖かく迎えてくれるような味わいがありました。

「今後もツーリングの時に、有名な建築家の建物や
歴史的な場所などを観て廻るのも面白いね~♪」

・・・と、新しいツーリングの楽しみ方も見つけられた。

「でも・・・腹が減っては・・・」

結局、味噌ラーメンが有名な
「ラーメン党 ひさご」に戻って、味噌ラーメンをいただき、
五泉から大沢峠を抜け加茂へ戻ってきました。

走行距離180キロくらいでしょうか?

いつものラーメンばかりでなく、
自然と文化的な感動が加わったツーリングは、
なかなか楽しかったです。

ヒョイヒョイと踊るように林道の駆け上がるオフ車。
「バイク乗ってると20歳くらい若く見えますよ~!」
素直な感想だったが、先輩もまんざらではなく喜んでた。

一緒にバイクに乗ってると、言葉でなく、
その人の人格というか、フィーリングを感じることができる。
・・・バイクに乗るって楽しいなぁ~♪

秋にかけても、なるべく時間を見つけて、
こんなツーリングを楽しみたい。