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英語と仕事の好きなワーキングマザーゆきの日記

小4、小1のボーイズを抱える、管理職ワーママの日記。お酒、ランニング、旅行とショッピング、仕事について綴ります。

『坂の上の雲』 司馬遼太郎 文藝春秋

2011-11-12 00:00:31 | 読んだ本


少し前にNHKでドラマ化されていましたね。
遅ればせながら読んでおります。
とてもおもしろいです。大ベストセラーです。当たり前です

2巻まで読んで大きく感じることは2点。

・主人公の一人、秋山真之の魅力。
NHKのドラマでは本木雅弘が演じていた役です。
正岡子規と幼馴染で上京後は文学・学問の道を目指しますが、
「自分は学問に向いていない。学校の試験はどこが重要なのか見抜き、
そこに集中して勉強するから成績がいいが、緻密に学問を重ねていく学者には到底なれない。」と
兄秋山好古に告白し、好古の勧めで軍人の道へ進んでいきます。
彼の要点主義が、アメリカ滞在中に発生した米西戦争の海上戦を緻密に分析することにつながり、
これが日露戦争でのロシアとの海戦の戦略のベースになった - 正に彼の能力が軍人として十二分に発揮されているのです。
こうした要点主義は現代の受験勉強やビジネスにも通じるものがあるわけで、
共感させられるところが多いのです。

・司馬遼太郎の歴史解説。
ヨーロッパの帝国主義、アメリカの"おせっかい主義"、ロシアによるヨーロッパ南下失敗からの極東伸張 etc
と日本で言うところの幕末~明治にかけての世界史を俯瞰している部分が非常に魅力的。
高校生のときにこの本に出会っていれば、世界史赤点なんてことにならなかったかも
息子二人には塩野七生『ローマ人の物語』と並んで、このシリーズを是非早い時期に読破して欲しい

「NHK 坂之上の雲」でググってみたら12/4からの第3部放送に向け、
10月、11月と第1部、第2部の再放送やってますね
見よっと


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『パリママの24時間 仕事・家族・自分』中島さおり著 集英社

2011-11-07 04:22:34 | 読んだ本



パリに住むワーキングマザー15人のインタビュー。
筆者が私感を挟まずなるべくパリママの生の声を届けようと
インタビューを忠実に再現した形式になっていて読みやすいです。
家事を手伝う現代的な旦那さんの協力があってのママからシングルマザーまで、
旦那さんの収入がメインで自分の仕事は自己実現が目的のママから移民で頼れるのは自分のみという境遇のママまで
立場は本当に様々。

パリだと希望するタイミングに子どもを保育園に預けられないのは東京と同じ。
保育ママやシッターは東京よりも普及しているみたいですが、これだと個人にお願いすることになり、
ママとの相性が大きな課題になってくるようです。
ワーキングマザーがぴったり息の合うシッターさんを探せるのはどうやら稀のようです。

「子どもがいるからといって仕事の妨げにはならない」とキャリアアップに邁進するママ、
子どもが生まれた後は子ども優先の生活になるように仕事を調整するママ、
いろんな考え方があるのは当たり前。
私が共感が持てたママは「仕事と子どもは、2つの全く別のこと」と言い切り、
仕事と子育てを両方大事にするために常にどちらかを調整するという2番目のインタビューで出てくるママの姿勢。
どちらかを優先させ、どちらかを諦めるというものでもなく両方うまくコーディネイトして仕事をして子育てをする。
彼女曰く、女性は仕事をしている頭の片隅で子どものことを考えているので、
男性よりもうまく両方をハンドリング出来るのではとのこと。
2つの切り替えではなく、共存なんだと思います。

フランスでは専業主婦がマイノリティであり、外で働かない生活は孤立がちになるそうです。
「産休中は落ち込んでしまった」なんて発言が出てきますが、それはフランスならではの環境もあるようです。
また筆者曰く幼児に対する母親の役割は日本と比較すると重要視されておらず、
「子育て」に対する母親の役割が女性に重くのしかかることがない結果、
フランスの高出生率にもつながっているのではないかとのこと。
確かにこの本を読んでいると産休直後やそこら(生後数ヶ月)で職場復帰するママが多い印象を受けます。
母乳育児が日本ほどメジャーでないのも理由だと思います。
自分の育児を振り返ってみても、1歳までは体の成長、それ以降は言葉や心の成長が目立ってきたように思う。
子どもの言葉や心の成長は育休3年間取得して完璧に終わるものではないので、
子どもと向き合い成長を促す子育ては仕事との両立が必要なので、その意味でいつ復帰しても同じなのかなと感じました。
あまりにも早く復帰すると赤ちゃんがかわいそう、というママの声は耳にすることがあるし、
自分も以前はそのように感じていたけど今は少し考え方が変わったように思います。
少し前まで今回の出産後の復帰をいつにすべきかと考えていましたが、
まぁ生んでからのfeelingを大事にしようという気になってきました。




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オーラの営業[飛翔編]

2011-01-09 11:33:35 | 読んだ本



元リクルートの営業マンが書いた、営業ノウハウ本シリーズ2冊目。

「営業の本質は介在価値にある。」
「顧客と話すときは主語を顧客にしろ。」
「顧客の顧客を分析する6O」
など営業担当者が使えるヒントが満載
これまで同僚から借りていましたが、一昨日Amazonでオーダーしました

営業道場に通う若手営業4人の成長振りに感情移入した結果、自分も頑張りたいと思える営業担当者への応援本です

一番印象的だったのが、元天才SEで営業に配置転換(左遷!?)させられたが若干物事を冷めた風に捉える長谷川に対して、
営業道場主宰の十文字が諭す場面。

「主導権は営業が持て。『言い出しっぺ』が自ら動けってことだ。」
「自分で動かなきゃ何も変わらないのが営業の世界さ。」
「へたすりゃ上長だって何も動いてくれないぞ」

これを読んでハッとしました。
周りが動かないことを言い訳にするのではなく、目的達成のために如何にステークホルダーを動かすのかが、
仕事の本質の1つですね。

オーラの営業[離陸編]

2010-12-17 23:34:15 | 読んだ本

 

ちょっと恥ずかしくなっちゃうタイトルですが、

そんなこと気にせず電車の中でむさぼるように読んでしまいました

 

本書の中には営業としてのTIPSがたくさん盛り込まれているのですが、

特にヒットしたのが

「「こうなったらああする」「こうなったらこの手を打つ」ということの繰り返し」

「常に次の手、次の次の手を考えるのが営業」

というTIP。

まさにこれが今の自分に必要なスキルだなぁと実感。

 

自己啓発本や仕事の効率本は結構読んできたけど、

営業ノウハウ本ってあまり読んだことがなかったなと思い、

帰りがけに何冊か買って来ました

今年中に1冊は読もう

 

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コミュニケーション力・人間力編>『働く女!38才までにしておくべきこと』

2010-08-13 03:26:29 | 読んだ本
コミュニケーション術の重要性は先日の日記にも書いたところですが、
この本にも参考になるtipsがあったので書き留めます。

(1)理論的に「どう伝えるか?」
 「話の核心をまず最初に」→「次に理由・説明を」→「数値、事実を用いて具体的に説明」
 →「主観をいれずに話す」
やはりこの本の著者も感性豊かな女性は論理的に話すのが苦手、としています。
そこを意識して論理的に話すのが「出来る女(ヒト)」の一歩なんでしょうね。

(2)「1銭の得にもならないことを実行する」
いずれ自分の身に返ってくるそうです、自然に。
だから直接的な恩恵を求めることなく、周りのためになることは実行する。
自分に力が付くこともあるでしょうし。
忙しくて視野が狭まり自分のことばかりになってしまいますが、
こういう考え方って大事だなと思いました。

(3)褒め上手、忠告上手に
年齢があがるにつれ、必要となるスキル。
これまであまり意識したことがなかったけど、
褒めるときは「具体的に褒める、相手が気付かないところ、欠点と思われることを褒める」
忠告も「その場で強く、短く、明るく。忠告の前後に感謝、ねぎらいも入れる」
をまず意識しようと思いました。

(4)男性にへりくだると、女性は相手にされなくなる!?
「自尊心を刺激しながら、やる気にさせている」女性は男性との共存が上手だそうです。
「あなたがとても役立っている」と存在価値を高めると、男性は使命感を持ってやり遂げようと
するとのこと。なるほど。


働くことって、とどのつまりコミュニケーションと人間関係の構築に行き着くと思います。
慣れた職場でも人間関係構築のためにやるべきことってたくさんある
たまにはメモ帳をのぞいて、そして本著をのぞいて自分の成りを振り返りたいと思います。






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