英語と仕事の好きなワーキングマザーゆきの日記

小4、小1のボーイズを抱える、管理職ワーママの日記。お酒、ランニング、旅行とショッピング、仕事について綴ります。

共感した村上春樹新作エッセイの中のフレーズ

2015-11-05 14:31:41 | 読んだ本
遅ればせながら↓を読んでいます。



最後から2番目に海外で著者の翻訳本が発行された経緯が書かれていて、
著者が自ら出版社のドアをたたき出版を依頼していったこと、
何人かの有能な翻訳家と個人的な関係を築けたことが
海外(まずはアメリカ)での成功に少なからず寄与していることが
書かれています。

その説の中で下記のようなことを言っています。
今更言うまでもないけれど、海外での仕事は個人として仕事するということ。
ある会社にあとはよろしく、とお願いしても自分の思うようには進まない。

これは自分も仕事をしていて感じることなので、
「おぉ!」
と感じました。
普段海外の方々と仕事をしていて、
もちろん会社の看板で仕事はしていますが、
如何に個人として相手の懐に潜り込むかがポイントだと思っています。
最初はMs. xxxxともらっていたメールが
次第にYukiとなり何度か電話をするうちに
個人として認識してもらっているな、
という感覚が持てるようになると
嬉しいものです。
日本でももちろん個人として認識されるべきなんでしょうが、
海外のほうがこの傾向が強い。
ですのでこのフレーズを読んで、
自分がやっていることは間違いじゃないんだと勇気をもらった気がしました。

このエッセイは『走ることについて語るときに僕の語ること』で書かれている内容とリンクしていることも多いのですが、
海外での出版の話や登場人物について書かれた章など
「あー、そうだったんだぁ!」と思う節が多くなんだか得した気分になりました笑

本書を読んでも著者の走ることに対する思い入れ、
著者の中での位置付けは良いなぁと思います。
走りたくなるエッセイです。


ランキングに参加しています。
ポチッとお願いします☆


にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ
にほんブログ村

今年の目標

2015-01-08 19:22:02 | 読んだ本
年末年始に久しぶりにまともに本を読みました(^^)
読書って楽しいと感じると同時に
自分の読書不足を痛感
今年の目標はこれまで自分が出来なかったことをしようと
読書(月2冊読破という緩い内容ですが)を目標の1つにしました。

年末に読んでいたのは、
ビジネスマンの方(大手生命保険会社を経てネット生保会社の社長になられた方)が書かれた世界史の本。



歴史の専門家ではない方なので、
「要するにこういうことなんですよ」と説明してしまうのが痛快です。
でも膨大な歴史書の読み込みから導かれた結論なので、
説得力があります。
また訪問先の歴史を知っていたことで
先方が涙を出すほど喜んでくれた、
という経験談が載ってたりして、
世界史の知識は仕事に効くんだと改めて思ったりします。

私も著者を見習い本を読んでビジネスパーソンとしての教養をつけたいなと次に手にしたのはこちら↓



正統派の古典からファンタジー小説、歴史物など
テーマに分けて108冊の書評があります。
著者が感じた面白さ、どうビジネスに効くのか、
熱く説明がありこれを読んでるだけでも面白い。
次の一冊はこの中から選ぼうと思っています(^^)




ランキングに参加しています。
ポチッとお願いします☆


にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ
にほんブログ村

脳に栄養を!

2014-04-23 08:44:56 | 読んだ本

昨日は一日OFFだったので、
気になる本をいくつか買ってきました。

昨日読んでいたのは村上春樹訳の『フラニーとズーイ』。
実はこれ、二回くらい前の出張時、
空港の本屋で買ったもの。
なかなか読み終わらないのは、
登場人物のセリフがまどろっこしくて理解に時間がかかるせいなのですが、
このやりとりを文学として楽しむべきもののようです。
読み進めるに連れ、村上春樹の最近の長編『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』が、
このサリンジャーの作品にinspireされているのが分かってきて
興味深くなってきました。
サリンジャーを読んだら、
『色彩を持たない。。。』を改めて読んでみようと思います。









昨日は本屋でのんびりして、
読書もして、美味しいランチも食べてetcと
かなりリラックス
今朝はいつもの2時半に起き、
仕事をしてからランに行きました。
帰宅後鏡を覗くと顔の血色が良く、
目も死んでなくて笑
我ながら良い表情
やっぱ、休養って大事だなぁとしみじみです。



ランキングに参加しています。
ポチッとお願いします☆


にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ
にほんブログ村

『子育て主夫青春物語「東大卒」より家族が大事』

2014-01-12 22:29:37 | 読んだ本
男性の育休取得のススメとか、
もっと男性は育児参加をすべきとか、
そういう事を真っ正面から主張している本かなと思ったのですが、
とても軽快な主夫による育児体験記で
一気に読んでしまいました。

著者はまず二年間の育休をとります。
男性が育休を取るときって「キャリアに穴があくから。」と周囲からとがめられるというのをよく聞きますが、
本書の著者もやはり上司に止められたそうです。
でも著者は大学と大学院の間にもカナダワーキングホリデーを経験し、
日本の既成概念にとらわれず、
そして東大というブランド(著者にとっては色眼鏡でみられて困る、というもののようですが)に惑わされずに生きることを心情としており、
そんな彼にとってキャリアに穴があく、同期に先を越されると言われても、
元々既定路線にのっかってる訳ではないんだし、という思いがあったようです。
それよりも家族と一緒に暮らす安らぎ、
息子の「初めて」の全てを目の当たりに出来る幸せに充実感を感じたよう。
育児は参加してもやはり男は会社で働いて稼ぐべき、という固定観念がなく、
海外生活の経験もあることから
奥様の赴任先での子育て生活を満喫した様子が伝わってきてとても軽快。

もう一つ良いのは、著者が育休中に翻訳学校に通ったことをきっかけに
会社を辞めたのちもフリーランスの翻訳家として活動出来ていること。
お金をもらえるというのは社会に繋がっている実感を得られやすいので、
子育て生活にも張合いが出るんだろうなと思います。

東大卒で育休を取って更には退職して、とあるとさぞかしキャリアと子育ての選択で迷ったのでは?と思いましたが、
著者が自然体でそのときそのときにベストだと思う選択をしたんだなと思います。
著者も自分の選択に満足しているし、
子育ても工夫して楽しんでいる!

これを読んで働くことの意味を考えてしまいました。
小さな子どもがいながらなぜフルタイムで働くのか?
そして改めて仕事で能力を高めたい、成果を上げたいという思いを再確認。
出来る限り働き方と時間の使い方を工夫して、育児と仕事両方を追求したい、
というのが今の自分の思うところだなと思います。

子どもを産んでからの育休取得期間や働き方は、
人それぞれ、また家族の状況にもよります。
本書の著者はベストな選択をして子育てと人生を楽しんでると思うし、
自分もベストな選択だ、楽しいと思えるように頑張ろうと思います。

そして何と言っても私にとって本書が良いのは、
奥様の海外赴任で家族でのアメリカ生活を実現させていること!
子連れ海外生活に密かに憧れているのですが、
自分のキャリアの一環で行けたら文句無しだなぁ。
まあそんなチャンスは到底難しいのですが、憧れちゃいます。

というわけで本書、イクメンのみならずワーママが読んでも楽しいです。






ランキングに参加しています。
ポチッとお願いします☆


にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ
にほんブログ村

今更ながら『下町ロケット』を読みました

2012-07-17 23:59:51 | 読んだ本
流行ったのもずいぶん前でしょうか、『下町ロケット』を読み終えました。
(昨年末に区の図書館に予約を入れていたものがようやく順番が来たので
いやー、爽快な読後感流行ったのもうなずけます。

内容はロケット開発の研究者だった主人公が
国家プロジェクトであったロケット打ち上げ失敗を機に
実家の町工場を継いだのですが、
主要取引先からはビジネスを打ち切られ、
大企業から特許侵害だと訴えられ、
ダメ押しのようにメーンバンクから融資を断られ、
資金繰りの危機に瀕します。
決して世渡り上手とは言えない元研究者の社長が
部下、取引先、弁護士、元妻と言った様々なステークホルダーと
やりあいながら困難に1つ1つ立ち向かっていきます。
自分の思い通りには行かないことを本音をぐっと抑えながら対処していく、
立場は違いますが、働く人なら誰もが経験することなので
主人公に感情移入して読めます。
そして全ての問題が収まったころにロケット開発では国内トップの大企業より
自社が持つバルブ特許の買取打診という、
またとないビジネスチャンスが到来するのですが、
そこで主人公が下した決断は周囲を驚かすものだったのです!
(そろそろネタバレになるので続きは読んでネ

社長が下した決断に周囲は戸惑いつつも、
仕事を通じ社員の結束が高まっていく様は
とても爽快です。
それと同時に「仕事はやっぱ面白くないとダメだ。」と
読んでいて強く思いました。
本作の主人公は自分の夢を貫く決断をします。
短期的な利益を取るべきだと社員は猛反対だし、
主人公がとった結論が長期的に会社のメリットになるのか
判断を下した時点では分かりません。
それでも自社のコアコンピタンスに立ち返り
困難でも”面白い”と感じる道を選ぶ姿勢、
自分が仕事をする上で常にこういう姿勢でいたいものです。
また主人公が社員を説得する中で
現在の飯のタネ(主要ビジネス)ではなく10年先、20年先のビジネスを
思い描きながら投資を行う重要性を説いていたのにも共感!
普段目先の仕事ばかりに追われがちですが、
将来を予測して今投資する(お金だけではなく、時間をかけることも)ことの重要性に
ついても考えさせられました。

ということで下町ロケットは働く人全てへのエールなんだろうな、
そんな読後感を持ちました。
私同様、まだ読んでいないという方、オススメです

【送料無料】下町ロケット

【送料無料】下町ロケット
価格:1,785円(税込、送料別)






ランキングに参加しています。今日は何位!?
↓をポチっとお願いしますー

にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ
にほんブログ村

ブログ村新着情報

PVアクセスランキング にほんブログ村