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英語と仕事の好きなワーキングマザーゆきの日記

小4、小1のボーイズを抱える、管理職ワーママの日記。お酒、ランニング、旅行とショッピング、仕事について綴ります。

仕事力・仕事の効率化編>『働く女!38才までにしておくべきこと』

2010-08-12 23:53:57 | 読んだ本
件の本で仕事力向上と仕事の効率化の観点で自分に取り入れたいと思った点。

(1)相手の期待値を少しでも超える仕事
言われたとおりの仕事をする人はいるが、例えば上司に資料つくりを命じられ、
文句を言われない程度にやるのか、それとも「完成度を高める」のか、「早めに提出する」のか、
「上司が喜びそうな提案を盛り込む」のか?
言われた仕事をこなすにも期待値を意識すると成果は全然違いますね。
そのためには「相手の期待」が何であるのか知る必要があります。
期待値を知るには多少しつこくても相手に確認することが重要だと筆者は説きます。

(2)「段取り8分仕事2分」
行き当たりばったりで仕事をしていても効率は上がらないし、
想定外のことが起こるとストレスもたまる。
「目的を確認→到着点をイメージ→必要なもの(作業、確認事項、問題点など)を確認し、
 →スケジュールに落とし込んで→実行」
と並べてみると実際に仕事をするまでの準備で大方のことが決まるはずだなと感じました。
会議、打ち合わせ等で得たい成果を想定し、そのための準備をするよう心がけるようになりました。

(3)「時間はこうして作る」
「無駄を徹底的に排除」、「集中する時間を設ける」、「早め早めに仕事」、
「重要な仕事は先にやる」、「デスクの整理整頓は基本中の基本」etc効率化のヒントって
どの本に書かれていることも共通点があると思います。
これはとにかく意識して、自分に身に着けねばと感じました。

(4)「新しいアイディアややり方を変える想像力・発想力」
これはあればうれしいなぁと思っていましたが、天性のものではなく鍛えるもの!
「疑問に持つ習慣をつける」「思いついたことをとにかくメモる」など
誰もが出来ること、ちょっとした心がけでヒラめくようになるとのこと。

「女性管理職が感じる仕事で必要な能力」の第2位だそうです。
ちなみに第1位がコミュニケーション能力。納得です。

(5)「ミスへの対処」
「速やかに報告→すぐ対処、そして誠意をもって誤る→フォローしてくれた人にお礼とお詫び」
というのは最低限やるべきことだと思いますが、
「原因究明と再発防止策」と「改善されたことをアピール」という
”転んでもただでは起きない”という姿勢が重要だと感じました。


上記のポイントをいつも持ち歩いているRHODIAのメモ帳に書き込んで、
今週は電車の中で、仕事中のデスクでちらちら見ていました。
やはり一番重要なのは意識して実行することだと!





『働く女!38才までにしておくこと』有川真由美 明日香出版社

2010-08-09 00:00:38 | 読んだ本
筆者は様々な仕事を転々とし、自分を見つめなおすために世界旅行に飛び出し、
現在は「仕事がなくて困ることはない」と自信を持って働いている方です。

「前例はないけど私なら!」と考える、
というチャプターを読み一気に引き込まれました。

身近なところにロールモデルがいないと嘆く女性が多いかと思います。
例えば出産後職場に戻ってきても自分がやりたい仕事が出来るかどうか分からないし、
自分のイメージに近い女性が見当たらないと。
私も海外ビジネスに従事したいけど子持ちでどこまで出来るんだろう。。?と
漠然と不安を抱えています。

ここで「私は出来ない」と思った途端、可能性はゼロになると筆者は言っています。

出来ないと感じるなら「なぜ出来ないのか?」「出来ている人と比べてどこが違うか?」
「自分なりの方法はないか?」と考え、
「あの人が出来るなら私にも出来るはず」、そして
「前例はないけど私なら出来るはず」と発想していくのです。

力付けられました!

ロールモデルについても「刺激を受ける存在」はいるのではないかと考え、
部分的ロールモデルとして自分の中に取り込んでいくことが出来るはずと説きます。

本の構成は2ページで1tips、合計100近くの女性が働くためのヒントが載せられていますが、
いくつもの共感点や自分に取り入れたいtipsがありました。
別の日記で「効率化・仕事力」と「コミュニケーション術」の観点でまとめていきたいと思います。




『佐藤可士和のクリエイティブシンキング』 佐藤可士和 日本経済新聞社

2010-08-03 05:51:07 | 読んだ本
キリンビールの「企業CM」やユニクロのグローバルブランド戦略など
誰もが知っているデザインの誕生の経緯を知ることが出来る興味深さの一方で、
通常のビジネスパーソンが応用出来るコミュニケーションのコツにも
共感しました。

筆者は自身のアートディレクターの仕事を
「クライアントの課題をカウンセリングを通して見つけ出し、
 それに対する処方をデザインという手法で行う、
 いわばコミュニケーションドクターのような仕事」と喩えるように、
企業・ブランドの本質を世の中に伝えていくための"コミュニケーション術"の
ヒントを挙げています。

   ・相手の本音を引き出すために「仮説をぶつける」ことを繰り返すことで
    「カメラのピントを徐々に合わせる」ようにお互いのイメージを重なり合わせていく。
   ・「悩んだら書いてみる」→言語化することで問題の核心にせまる。
   ・「これって××みたい」と見立ての習慣を身に着けることで
    他者との共感能力をあげる。
   ・「心をつかむプレゼンテーションは説得よりも共感を」
    →同じ事を先日上司に言われたのでハッとしました。

こういったコミュニケーション術を積み重ねることでアートディレクターとして
数々の作品を残しているのを知ると、
アート・デザインって特別なものではなく日常に存在するんだなと感じます。
そう感じることが出来るのがこの本の魅力だと思いました。



『勝間・藤巻に聞け!「仕事学のすすめ」自分ブランドで課題克服』(2)

2010-06-20 15:10:32 | 読んだ本
第2章は勝間和代の仕事学。
この章を読んで、勝間氏は「努力の人」ではなく、「実行力の人」なのだと実感。
コンスタントに努力することはどちらかといえば苦手、
そんな自分をよく理解して実行できる最適な方法を考えて実践していると感じました。

彼女が社会人になって苦労しつつも工夫して仕事力をつけていった様が
伺えますが、自分にも役に立ちそうだなと思ったことを以下3点。

(1)コミュニケーションの課題
自分のコミュニケーション能力の欠陥を分析しようと勝間氏は同僚にアンケートを
とります。その結果、
   ・人の話を聞いているときは理解していることを伝える。
   ・話をするときはわかりやすく整理して話す。
ことが必要だとわかったそうです。
その能力を身につけるために"周囲の人を徹底的に観察"したそうです。
これはすごく有効な方法だと思います。
どんな本を読んで学ぼうとしても自分が本当に必要なことは自分でしか分からないから。
「これはっ!」と思う周囲の人の言動を記録し、自分のものにするというのは
少しずつ進歩する方法だと思います。

(2)プレゼンテーションのポイント
「フレームワークのないプレゼンテーションはただのおしゃべりと同じ」と気づき、
以降フレームワークを意識するようになったそうです。
   ・プレゼンの目的
   ・プレゼンの構造
   ・相手に実行して欲しいこと
をきっちりプレゼンの中に盛り込み、伝えることが重要としています。
自分の資料、プレゼンが上記を満たしてるか、チェックしてみる価値がありそうです。

(3)ワークライフバランスは少子化の歯止めとなる
「日本人の、特に男性は働きすぎ。正規雇用の男性に限ると、その労働時間は
諸外国と比較して突出した数字となります。
男性がこんなに働くと家事、育児への参加はおろそかになり、
また猛烈に働いているのは中高年であるため、若年層に雇用の機会が広がらない」と
しています。
このold styleな働き方を変革しないと日本の中にbreak throughは生まれないというのは、
本当にそのとおりだと。
これを国や自治体のせいにするのではなく、自分から地域活動に参加するなど
小さな行動から始めることで社会は変わるとしています。
先日自分が参加したダイバーシティワークショップでも、自分が影響を与えられそうな小さな環境から
活動を始めることが重要だと感じました。
そんな思いを感じたところだったので、勝間氏のこの文章にはただ端に共感しました。

『勝間・藤巻に聞け!「仕事学のすすめ」自分ブランドで課題克服』(1)

2010-06-17 00:02:30 | 読んだ本
第1章はファッション業界で活躍する藤巻幸夫の仕事学。
彼が語る自分ブランド、人の巻き込み方、リーダーとしてあり方は
一読の価値ありです。

ファッションの世界で生き残るブランドの条件。
「ストーリー(物語)・・・確固たる意思と、それが生まれてきた背景」
「ヒストリー(歴史)・・・売れない時代にも負けないことによって刻み込まれた時間」
「フィロソフィー(哲学)・・・とにかく作り続けるのだという意識」

これは人間にも置き換えられると藤巻氏の言。
「信念を持って行動し(フィロソフィー)、自分がどのような軌跡をたどってなぜ
ここにいるのか、なぜコレにこだわるのかという目的や使命を自覚して(ヒストリー)、
自分の言葉で周囲の人々に語りかけ、人の心を巻き込みながら、
より大きな仕事を実現していくこと(ストーリー)」が
自分ブランドを確立出来る秘訣だというのです。

藤巻氏は30代のころ、バーニーズへの出向にて大きな失敗をしたと言っています。
その際に少なくとも「売り場のスタッフに品物の魅力を伝えるなどして巻き込み、
人を育て、売り場に活気をつくる努力をすればよかった」
と振り返っています。

自分がやりたいことは「仕事仲間や友人たちと意見を交換しながら、
ともに前に歩いていき、職場の中にスタッフもボスもいない、
まるでひとつのチームのような雰囲気を作る」ことであるとして、
その後は自らの志をより所に邁進していきます。

藤巻氏は人を巻き込んでいく第1歩として相手に興味を持つことから
始めると説きます。
「人に心を開いてもらうには褒めるのが一番。褒められて悪い気がする人はいません。」
「いきなり性格や仕事の内容まではわからないので、まずは目に見えるところから
会話をはじめていく」というのは、ファッション業界に限らず、
ビジネスの世界でもしくはプライベートで人と関わっていくのに有効な方法だと
感じました。

藤巻氏の章の中で一番共感したのが、「失敗は人を成功させる」というところです。
転んでもただでは起きないぞ、と最近仕事上で感じたばかりなのですが、
「結果がついてこなかったというのは、それでも何かが足りなかった、
ただそれだけのこと」であり、「分析し、原因を導き出し、それを次に生かせるよう」
にすれば良いとしています。
その意味で若いうちに失敗経験が積めるよう「若手のリーダーが活躍できるような社会
にすることが必要」だとときます。
また上司は「仕事、人脈を一人占めせず」、若手を巻き込み、自らの志をバトンタッチ
していく必要があると言っています。
人を巻き込み、同士、部下の成功を自分の成功だと感じて喜べる藤巻氏ならではの
言葉だなと最後に感じました。

「第2章 勝間和代の仕事学」については別の日記で。

(勝間和代・藤巻幸夫 NHK出版生活人新書)

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