幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

新潟への旅・うまいもの「バスセンターのカレー」

2023-04-18 | グルメ

新潟市の万代橋の近く、ランドマークとなる「新潟日報万代メディアシップ」がひときわ高くそびえる。

20階にある展望台に上ると、眼下には、信州にその源を発する信濃川が日本海にそそいでいるのが見える。

 

周辺にはオフィスビルやホテル、ファッションビルなどが立ち並ぶ繁華街である。

そのビル群の中に「万代シティバスセンター」があり、立ち食いそばの「万代そば」がある。

店頭には、そば・うどんにカレーの文字が並ぶ。

 

ここで食べられるのが「バスセンターのカレー」として有名な「黄色いカレー」なのである。

今回の旅行に出る前に、新潟市に赴任経験のある知人から、その「カレー」のことを聞いていた。

朝めし前に、ホテルを出て街をぶらぶらしながら、バスセンターに立ち寄ってみた。

このチャンスを逸したらいつ食べられるか分からない、きっと後悔するであろうという気持ちが頭をもたげる。

 

お客さんの食べているカレーを横目で見ながら、ミニ、普通、大盛りの三つのサイズから「ミニ」を選択した。

出されたカレーをみて、「これでミニなの・・・?」というほどのボリュームであった。

 

私には多すぎるほどのご飯に、たっぷりと掛けられた「黄色いカレー」。

まず、その色を見て、子供の頃おふくろが作ってくれたカレーを懐かしく思い出す。

ひと口食べてみると、今はその多くが街から姿を消してしまった「街のお蕎麦屋さんのカレー」の味を思いだした。

ここのカレーは肉も野菜も多く辛さも効いていて、人気があるのが分かるような気がする。

いつの日かまた新潟を訪れるときがあれば、「あの黄色いカレー」を食べたいと思いだすであろう。

 

今や、「バスセンターのカレー」のレトルト商品もあるし、カレー味の柿の種などもある。

そばやカレーと同様に券を買い、カウンターで渡すと「柿の種」が買えた。

 

朝の八時過ぎ、待ち行列ができるほどではなかったが、ひっきりなしに客は来る。

おそらく、お昼時になると客は増え、立ち食いのテーブルは人で埋まってしまうのであろう。

私の想像していた以上に、「バスセンターカレー」のファンはいるようである。