一日が終わろうとするとき、西の空が徐々に赤く染まり、そしてグレーになりやがて真っ黒に変わっていくマジックアワー。
なんとなく人恋しくなる時間帯でもある。
juju's Cafeさんは、そんなときにとてもいい、アットホームなお店なのである。
冷えたビールで一息つく。
オーナーご夫妻は信州がお好きなようで、ビールは軽井沢の地ビール「軽井沢高原ビール」とこだわりがある。
ビールの後は、いつも通り赤ワインに替える。
最初のお料理は、チーズ、トマト、バジルの、白・赤・緑も鮮やかなモッツァレラ・チーズのカプレーゼ。
オリーブオイルに塩、こしょうが効いていてさっぱりとしておいしい。
サラダ感覚で頂く。
次は、4時間も煮込んだという牛のスネ肉。
余分な脂が抜け、硬いはずのスネも柔らかくなっている。
塩、あるいはニンニク醤油のたれを勧められたが、たれでいってみる。
適度な歯ごたえ、獣臭さの消えた味、ワインにはとても合い杯のお代わりが進む。
次の一品は、飯蛸を主にひよこ豆などを加え、トマトで煮込んだ煮込み料理で私の好きな味であった。
「辛いものが好きな人はどうぞ」と、ハバネロのソースを添えてくれたので適度に振りかけていただく。
その辛さがトマトの味を引きたて、さらにおいしくなった。
juju's Cafeさんは、女性客が多いように思う。
昨晩も、「おとこの客」は私一人で、あとは女性客だった。
完全に夜のとばりが下りる前から、楽しい会話をしながらお料理やお酒をいただく。
そして、早めに腰を上げて帰途につく。
近くにこんなお店があるのは有難い。