como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

好きな歌を好きなように訳してみました。その6 Thinking Out Loud

2015-06-07 00:55:46 | 遊人庵的日常
Thinking Out Loud

Ed Sheeran



When your legs don't work like they used to before
And I can't sweep you off of your feet
Will your mouth still remember the taste of my love?
Will your eyes still smile from your cheeks?

And, darling, I will be loving you 'til we're 70
And, baby, my heart could still fall as hard at 23
And I'm thinking 'bout how people fall in love in mysterious ways
Maybe just the touch of a hand
Well, me - I fall in love with you every single day
And I just wanna tell you I am

So honey now
Take me into your loving arms
Kiss me under the light of a thousand stars
Place your head on my beating heart
I'm thinking out loud
Maybe we found love right where we are

When my hair's all but gone and my memory fades
And the crowds don't remember my name
When my hands don't play the strings the same way
I know you will still love me the same

'Cause honey your soul could never grow old, it's evergreen
And, baby, your smile's forever in my mind and memory
I'm thinking 'bout how people fall in love in mysterious ways
Maybe it's all part of a plan
Well, I'll just keep on making the same mistakes
Hoping that you'll understand

That, baby, now
Take me into your loving arms
Kiss me under the light of a thousand stars
Place your head on my beating heart
Thinking out loud
Maybe we found love right where we are

So, baby, now
Take me into your loving arms
Kiss me under the light of a thousand stars
Oh, darling, place your head on my beating heart
I'm thinking out loud
Maybe we found love right where we are
Oh, baby, we found love right where we are
And we found love right where we are





自分なりの訳詞

羽根のように踊った君の足が動かなくなって
ぼくはきみをフロアから抱き上げることができなくなる
そんな日が来ても
それでもきみの唇は、ぼくの唇を覚えているだろうか?
頬からゆっくりと微笑みが広がっていく
きみの瞳もそのままだろうか?

ぼくはきっと、70歳になっても
心は23歳のままみたいに
まだ君に夢中でいるだろう
考えてしまうよ、人はみんなどんな魔法にかかって
誰かと恋に落ちるんだろうってね
はじまりは手が触れただけかもしれない
そう、ぼくの場合は…
いや、いまは言わせて
日を追うごとにきみへの愛が深まるのを感じるんだ

ねえ、だから今は
愛しいきみの腕のなかにいさせて
千の星が輝く下で 僕にキスして
この波打つ胸にきみの頭をのせて…
そう、思いを声にだしてみた
きっとぼくらはいま
愛のすみかをみつけたんだ

ぼくの頭から髪が薄れるように記憶も薄れて
ぼくの名前も世間から忘れられ
楽器で音を紡ぐこともなくなっていても
きみだけは変わらずにぼくを愛していてくれるよね

なぜって、きみの魂はいつまでも老いない 
若く美しいままだから
きみの笑顔も、ぼくの記憶から消えることはないよ
考えてしまうよ、人はみんなどんな魔法にかかって
だれかを愛するようになるんだろう
すべては決められた運命かもしれないね
だったら、ぼくはこの先も同じ失敗をしでかすだろうけど
きみはみんな分かってくれると思いたい

そうだよ、だから今は
愛しいきみの腕の中にいさせて
千の星が輝く下でぼくにキスして
この波打つ胸にきみの頭をのせて…
そう、思いを声に出してみた
きっとぼくらはいま
愛のすみかを見つけたんだ

愛する人
ぼくらは今
愛のすみかを見つけたんだ


 
 世界的にすごく売れた歌なんですね、これ。ずいぶん長いことトップにチャートインしていました。
 わたしは最初に聞いた時、わ、素敵な歌だなあと感動して、そのままEd Sheernの新譜をコンプリートでダウンロード買いした経緯があります。いまどきのヒット曲にしてはすごくシンプルでストレートで、そのぶんなにか幅広い人の心を打つものがあるのでしょうね。
 で、これも日本語にしてみたいとおもって、前にちょっとためしたんですけど、なにかベタな結婚式ソングのようになってしまい、そのまま放置していました。

 前記事でさんざん書いてますように、先日、ハマってみている「ダウントン・アビー」のシーズン3最終回をみました。そこで御存じのように主要人物のマシューが、待望の第一子を抱いた直後に事故死するという衝撃的な展開で幕を下ろします。
 その前の、妻メアリーと子供と対面するくだりがほんとに瑞々しくてすてきで、思いだしても胸アツなんですが、ふと、あのエド・シーランの歌はこの場面にピッタリじゃない?と思ったわけです。
 
 I fall in love with you every single day=「日を追うごとに君への愛が深まるのを感じる」、これは、おそらくドラマの原語の台詞とはちがうし、この歌詞の訳としても違うと思うけど、あえて日本語版のマシューの台詞をそのまま借用しました。
 もう永遠にこの人を愛し続ける、と、こどもの誕生で愛が確信に深まって、舞い上がったところであの悲劇。そのシチュエーションにあてると、あまりにも悲しすぎる詩になってしまいますね。
your soul could never grow old, it's evergreenを地で行くのが救いかもしれませんが、それが救いだとメアリーが思えるようになるまでには、長い時間がかかるんだろうなあ。その長い時間までの続きを、早くみたいもんだわ(涙)と放送再開を切望しつつ、ヒット曲をダウントン・アビーのスピンオフ版イメージで訳してみました。
 自分の趣味では、エド・シーランくらいの若い歌手の歌は「愛してる」とか「愛する人」とか大仰に構えた言葉は使いたくなくて、ちょっと若者言葉っぽくして濃い愛情表現をくずす方向で日本語にしたいところですが、語り手があのマシューという設定なので、そこは(笑)、あえてベタな愛の言葉を連ねて、表現も貴族的に、と心掛けてみました。こういうのもなかなか楽しいですね。


 ふたりの愛は永遠に…。


 ワンポイント突っ込ませていただくと、日本の社交ダンスやってる紳士淑女のみなさんは、70歳くらいじゃバリバリ現役で華麗に舞ってるし、女性をリフトとかも決めてますよね。みなさん凄い凄い。ここは、日本のアマチュアダンサー的に言うと「君のスパンコールのブラに肉の段ができて、ぼくのシースルー衣裳の下が三段腹になっても…」みたいな感じ? ←自虐


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