私は宝くじを買うことがあります(年に数回程度)。
「ジャンボ」とか「ロト6」とか
買ったときには「億が当たったら何に使おうか」と夢を見たりしますが
そのあとは、券をどこにやったかさえ忘れてしまうことがよくあります。
片づけをしていて宝くじ券が出てくることがありますが、
たいてい換金期限が過ぎていて当選番号を確認しないまま捨てることになります。
ジャンボ宝くじの1等当せんの確率は1千万分の1といわれています。
※1ユニット1千万枚につき1等は1枚
こんな極低い確率ですが
宝くじを買う人は「もしかしたら自分が当たるかもしれない」と思って買っています。
ちなみに、水瓶座の人は当たりやすく、射手座の人は的に当てるのがヘタなようです(*)
* : 平成25年度の「宝くじ長者白書」(1,000万円以上の当選者へのアンケート結果)によると
星座別での割合では、1位:水瓶座(10.8%)、最下位:射手座(6.5%)となっています。
私は水瓶座です
一方、宝くじとは全く連関性がない原発への航空機落下の確率についてですが、
「航空機落下確率に対する評価基準」(制定 平成14年7月29年 原院第4号)では
原子炉施設への航空機落下を「想定される外部人為事象」として設計上考慮するか否かを
判断するための具体的な基準として、
航空機落下の発生確率が10のマイナス7乗(回/炉・年)となっています。
※つまり航空機落下の確率が1原子炉・1年あたりで1千万分の1以下であれば
設計上その対策を講じなくてもよいということです。
1千万分の1を超える場合は”想定外”ということなります。
偶然の一致ですが、
ジャンボ宝くじの1等当せん確率と全く同じ1千万分の1です。
ガッカリされた方は安心されましたか?
期待が膨らんだ方は不安になられましたか?
なお、現存する原発の航空機落下確率評価結果の例ですが、
平成14年9月30日に九州電力株式会社さんが経済産業省さんへ提出された
「原子力発電所への航空機落下確率評価結果」によれば、九州にある原発の
航空機落下確率は次のとおりで、評価基準(1千万分の1以下)を満たしている
ことになっています。
(つまり、航空機落下の対策はとらなくてもよいということです)
・玄海原発 1号機 6.0×10のマイナス8乗
2号機 6.0×10のマイナス8乗
3号機 6.9×10のマイナス8乗
4号機 6.4×10のマイナス8乗
・川内原発 1号機 4.9×10のマイナス8乗
2号機 4.9×10のマイナス8乗
評価基準に照らすと上手い数値になっています。
私のように少し斜めにものを見るきらいがある方には”?”が付いたかもしれません。
・昭和50年(着工は昭和45年) 玄海原発の運転開始
・平成14年7月29日 原子力安全・保安院(平成24年に廃止)による評価基準制定
・平成14年9月30日 九州電力さんから経済産業省への評価結果報告
原発が造られたズット後になって評価基準が定められ、
既に存在していた原発がその評価基準を丁度良い具合にクリアしています。
「電力会社さんと原子力安全・保安院さんは仲間内だし互助精神に富んでいるから
事前に全既存原発の航空機落下確率評価(試算)をやって、
算定されたその数値を考慮した上で、
全原発がクリアできて且つ厳しいと見られる評価基準(算定方法の見直しを含む)を定めた」
このようなことはよく使われる手順でしょうから
斜めにものを見がちな方は、こう考えるのが普通でしょう。
※記述の中に私の知識不足による間違いがあったらお許し下さい。
同じ1千万分の1の確率ですが
『買わなきゃ当たらない』と射幸心をあおる「宝くじ」
『建てても当たらない(想定外)』と胸を張る「原子力発電所」
そもそも想定外という概念を
想定外の事故・事件があったら破滅的被害をもたらす恐れがある原発に用いるのは
適当でないように思います。
「ジャンボ」とか「ロト6」とか
買ったときには「億が当たったら何に使おうか」と夢を見たりしますが
そのあとは、券をどこにやったかさえ忘れてしまうことがよくあります。
片づけをしていて宝くじ券が出てくることがありますが、
たいてい換金期限が過ぎていて当選番号を確認しないまま捨てることになります。
ジャンボ宝くじの1等当せんの確率は1千万分の1といわれています。
※1ユニット1千万枚につき1等は1枚
こんな極低い確率ですが
宝くじを買う人は「もしかしたら自分が当たるかもしれない」と思って買っています。
ちなみに、水瓶座の人は当たりやすく、射手座の人は的に当てるのがヘタなようです(*)
* : 平成25年度の「宝くじ長者白書」(1,000万円以上の当選者へのアンケート結果)によると
星座別での割合では、1位:水瓶座(10.8%)、最下位:射手座(6.5%)となっています。
私は水瓶座です
一方、宝くじとは全く連関性がない原発への航空機落下の確率についてですが、
「航空機落下確率に対する評価基準」(制定 平成14年7月29年 原院第4号)では
原子炉施設への航空機落下を「想定される外部人為事象」として設計上考慮するか否かを
判断するための具体的な基準として、
航空機落下の発生確率が10のマイナス7乗(回/炉・年)となっています。
※つまり航空機落下の確率が1原子炉・1年あたりで1千万分の1以下であれば
設計上その対策を講じなくてもよいということです。
1千万分の1を超える場合は”想定外”ということなります。
偶然の一致ですが、
ジャンボ宝くじの1等当せん確率と全く同じ1千万分の1です。
ガッカリされた方は安心されましたか?
期待が膨らんだ方は不安になられましたか?
なお、現存する原発の航空機落下確率評価結果の例ですが、
平成14年9月30日に九州電力株式会社さんが経済産業省さんへ提出された
「原子力発電所への航空機落下確率評価結果」によれば、九州にある原発の
航空機落下確率は次のとおりで、評価基準(1千万分の1以下)を満たしている
ことになっています。
(つまり、航空機落下の対策はとらなくてもよいということです)
・玄海原発 1号機 6.0×10のマイナス8乗
2号機 6.0×10のマイナス8乗
3号機 6.9×10のマイナス8乗
4号機 6.4×10のマイナス8乗
・川内原発 1号機 4.9×10のマイナス8乗
2号機 4.9×10のマイナス8乗
評価基準に照らすと上手い数値になっています。
私のように少し斜めにものを見るきらいがある方には”?”が付いたかもしれません。
・昭和50年(着工は昭和45年) 玄海原発の運転開始
・平成14年7月29日 原子力安全・保安院(平成24年に廃止)による評価基準制定
・平成14年9月30日 九州電力さんから経済産業省への評価結果報告
原発が造られたズット後になって評価基準が定められ、
既に存在していた原発がその評価基準を丁度良い具合にクリアしています。
「電力会社さんと原子力安全・保安院さんは仲間内だし互助精神に富んでいるから
事前に全既存原発の航空機落下確率評価(試算)をやって、
算定されたその数値を考慮した上で、
全原発がクリアできて且つ厳しいと見られる評価基準(算定方法の見直しを含む)を定めた」
このようなことはよく使われる手順でしょうから
斜めにものを見がちな方は、こう考えるのが普通でしょう。
※記述の中に私の知識不足による間違いがあったらお許し下さい。
同じ1千万分の1の確率ですが
『買わなきゃ当たらない』と射幸心をあおる「宝くじ」
『建てても当たらない(想定外)』と胸を張る「原子力発電所」
そもそも想定外という概念を
想定外の事故・事件があったら破滅的被害をもたらす恐れがある原発に用いるのは
適当でないように思います。