湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 入寮式

2015年04月08日 23時20分59秒 | ちょっとした出来事?
今日は私が舎監(寮の管理人)として勤める某職業訓練校で
入寮式が行われました。

新年度入校式の終了後に、
寮に入ることになった学生(12名)とその保護者家族が寮の食堂に集まって
執り行われました。

いつもであれば平日の日勤(朝~夕の勤務)という勤務割はないのですが
今日は朝8時から夕方5時までのフルタイムでの勤めとなりました。

    ※そのため、今日は公民館絵画サークルの新年度初めての
      会合日でもあったのですが、残念ながら欠席です。

入寮式では
舎監から新寮生へ寮規則類の説明をすることになっているのですが、
日勤の私が担当しました。
時間が限られていたので、新寮生へ寮規則類のペーパーを配り
要点だけを説明しました。


# 以下の部分(#の行)は私用のメモです
#
# 寮規則類の説明のあと新寮生へ次のようなことを一席打ってしまいました。
#            (時間が少ないのに、私の悪い癖(?))
#
#  共同生活する上でのルールは分かりやすく言えば二つの目的のためにあります。
#
#   一つは「他の人に嫌な思いをさせない」
#   一つは「他の人に迷惑をかけない」   
#  
#  家族と一緒に住んでいた時は、掃除・洗濯・食事の用意などを家族の誰かが
#  やってくれていたりしたと思います(手伝っていた者もいると思うが)。
#  また、自分勝手なことをしても周りが我慢してくれていたかもしれない。
#  しかし寮生活は他の大勢との共同生活になるので、今までのようには
#  いかなります。
#  掃除・洗濯は自分ですることになるし、ルールも守らなければいけない。
#
#  寮規則には細々としたことが書かれていますが
#  「他の人に嫌な思いをさせたり迷惑をかけない」
#  このことを寮生の全員が心がけていれば、寮生活は明るく楽しく住みよいものに
#  なるはずです。
#
#
#  この学校に入校した君たちの最大の目的は、
#  専攻した科目について技術習得と技能向上を図り有用な中堅技術者になることです。
#  幸いにも寮生となった君たちは、同じ屋根の下に住み同じ釜の飯を食うという
#  共同生活を通して人間形成にも努めることができます。
#
#  舎監は寮生の君たちが技術習得・技能向上に専念できるように、
#  君たちの生活の場である寮生活に関するサポートをします。
#
#  舎監は毎日寮にいるので、何か分からないことや困ったことがあったら
#  何時でも気軽に言ってきてほしい。
#  家族と離れて一人で暮らすのは初めてだと思う。
#  「喧しい親と離れられて良かった」とホットしている者もいれば、
#  不安な気持ちになっている者もいると思う。
#  生活環境やリズムも変わるのではじめは戸惑うことが多いかもしれないが、
#  焦らずに集団生活に慣れていってほしい。
#
#  そしてこれが大事なことだが、寮生活で困ったことや悩み事があるとき
#  一人で抱え込まず、舎監に相談すること。
#  舎監は4人とも怖そうな顔をしているが、
#  見かけによらず心優しい人ばかりなので安心してほしい。
#  もちろんルール違反にも甘いという意味ではないので勘違いしないように。
#
#  古い建物の寮ですが、楽しく有意義な生活を送れるよう、
#  これからの2年又は3年間をよろしく。
#
# (ブッタことは以上です)


寮生のほとんどは、
熊本市から遠く離れた地域(多くは過疎地域)の出身です。

入寮式でみる保護者の顔には
初めて子供を外に送り出す(他人に預ける)
寂しく気懸かりげな心情が浮かんでいました。

一方の寮生は
親の保護(監視下(?))から抜けだしたこれからの日々に
心を躍らせているようでもあり、不安を拭えないようでもあり
複雑な気持ちが入り混じっているようでした。

  私を見る寮生の目を見て
  親元を離れて暮らした自分の若い頃を思い出しました。

   舎監2年目に入ったところですが
   私の方は仕事に慣れ過ぎず
   新しい出会いにワクワクする初々しさを保ち続けたいと思っています。