人は人格の及ぶ半径を、広げることが可能だ

私は
人がどのくらい実相（愛）を顕現しているか、
について書いてはいるが、
そのことは
私は神（仏）を信じているかいないかなどと、
必ずしも
関係がなく書いたつもりだ。
私はここでは、
信心・信仰の問題を言っているのではない。
もっと一般的な
人間の人格の及ぶ範囲について、
それを円に例えて
書いたのであって、
この円の半径を
広げることは、
誰もができることなのだと
言いたかったわけである。

個人により、実相顕現の半径がちがう

随分多くの人から
尊敬され、
また慕われている人がいる。
その人の愛の深さが
そのような状態を
作り上げていると
言えるだろう。
実相の世界においては、
人は
仏として自他一体であり、
お互いに愛し合い尽くし合っているのだけれども、
この現象の世界では、
その本来は無限にもっている神性（仏性）を
現象世界で
顕現し得た半径の円内が
その人の「社会」と言える。
半径の短い人もいれば、
半径が
ものすごく長い人もいる。
どのくらい多くの人から
愛されているのかを見れば、
その人が
実相を多く顕現し得ているか、
そうでないかが分かる。
ただそうした現象世界での
実相実現の多少にかかわらず、
すべての人の実相の世界での実相の半径は
本来無限大であるということは言える。