現在の若者たちの生活

現在の若者たちの生活は
本当に
つましい生活だと
いうしかない。
大会社の大量リストラの話や
派遣社員の待遇とか給料のことを思うと、
きびしい時代になっていると
実感する。
若者たちに
ぜいたくの感じは全くなく、
学生が
お酒を飲んで騒ぐ気配も
まったくない。
私が学生のころは、
一面浮薄の時代でもあり、
不真面目なところも
風潮的に
なかったとはいえない。

お金というもの

お金なんてものは、
使うためにあるから、
どんどん使ってしまう方がいいのであって、
先のことは
どうにでもなるものだ、といった風潮が、
バブルの時代にはかなりあった、傾向である。
使えるテレビでも
棄ててしまうことが、
美徳とされることもあった。
それ故、
お金を貯めて将来に備えようと考える人は
ごくまれであったし、
けちな人間と
見られることも、
あったはずである。
それほど、
経済の成長期には、
何をしてたって将来は安全だ、という
妙な信頼感というか確信を
もってしまったのであった。
徐々にその安心感が崩れ、
給料が殖えるのでなく、
減るという事態には、
驚きを感じたことが、
私の正直な実感だ。
今は、
少しでもお金をためて
将来に備えないことは、
不安を感じる時代となってしまっている。