人は皆、仏の種子あり

人は誰でも
生まれながらにして
仏になるところの大道（授記）を
与えられていると、
道元禅師は
「正法眼蔵・授記の巻」の中で
説いている。
そして仏になることを実現するには、
「授記を学ぶ道は、ただ一つの不変の大道に従うことだ。授記を観じ、ただひたすら坐禅する。」ことであると、
説かれている。
それ故に
禅宗では、
坐禅を大事にし、
坐禅によって
作仏する修行を
行うのである。
坐禅とか観法だけやっていれば
それだけで良いなどとは
決して説かれていない。
真理それ自体を学ぶことと、
「行」を行うことが、
同様に大事なことと
されている。
しかし坐禅という観法がなければ、
実相は顕われない。
何故なら観ることは
現わすことであるからだ。
実相を観る観法は
坐禅でなくとも
禅的瞑想法でもよく、
おそらくいろいろなやり方が
あるかと思うが、
正しく実相を観ずれば
仏世界そのものが、
現象の世界に
顕われてくる

地震確率などにひるまず

東日本大震災の直後に
たしか
余震の確率が
一週間以内に
８０％とか、
えらい数字が出て
びっくりして日々暮らしましたが、
それは大丈夫でした。
今一種ブームみたいに、
連動地震の確率がどうのこうのとか、
首都直下型が何％の確率とか、
騒がれています。
しかし、
こうした科学的といわれるデータは
どこまで本当にすべきなのでしょうか。
実際のところは、
誰にもわからないのが
本当だと
私は思います。
この世は
その奥に
「神の国」が
存在しています。
世の中の人は
日々
一生けんめい
仕事に頑張っています。
私は
地震確率などに踊らされず、
日々安心の気持ちで
毎日のつとめを
していきます。