Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

介護施設訪問

2013-03-19 | 介護生活
いつも母を訪ねるのは鎌倉の実家なのだがこのところ施設にショートステイ
していることが多いので今日は会いに行った。

昼食が終わった頃だったがベッドはもぬけの殻・・。

同道した弟が
「まだ食堂だろう」と見に行ったがなかなか帰ってこない。

私も食堂に行くと母は当然のようにWBCの観戦中だった。
野球好きの弟もそこにとどまって観戦していたのだ。

数人の入居者さんたちが見ていた。手をたたいて分かっている人、ぼうっと
タダ見ている人。居眠りをしている人。スタッフの人は面倒を見ながら
ちらちら楽しんでいるようだった。


髪の毛の白い上品な婦人が姿勢正しく座ているのが目にはいった。
入居者ではなくお見舞いの人かと思って見ていた。

野球が終わり母の病室に戻る。
途中の廊下にお習字が張り出されていた。素朴な可愛い字しか
目に入らなかったが・・・ふと見ると、母の作品が三枚も貼ってあった。


母の隣のベッドはあいていた。

暫くして一人の婦人が
「今日からお隣のベッドになります。」と挨拶に見えた。
気がつくとさっき見かけた方だった。
よい方が見えてよかった・・・母の話し相手になってくださると思った。

そろそろ帰り支度をしているとまた
「ごめんなさいまし。今日からお世話になります・・・」と
さっきの婦人が現れた。

笑ってはいけないけれどおかしかった・・。

施設には認知症と呼ぶのか、同じことを何回も何回も話す人が
おられるのだそうだ。スタッフも毎日大変だ。家人もやっていられなくて
このような施設に託すのだろうけれど・・・・。

介護施設のスタッフさんたちは日夜こんな洗礼を受けているのだろう。


明日母は9時半に弟の迎えを受け家に帰り、お弟子さんの来客数人、ドクターの往診を
受け、約束の電話を受け、ひ孫を迎えるスケジュールをこなし、施設に戻ることに
なっている。

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2 コメント

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介護施設訪問 (aine)
2013-03-19 09:58:23
お元気なお母様で良かった。
書も楽しんでされているのでしょうね。一枚はご自分の俳句でしょうか?
穏やかに施設にお世話になったり、ご自宅と往復されたり目先の変化が、心の健康でもありましょうか?

出来るだけ施設で安全に(転んだりせず)過ごして頂きたいですね。
表情もしっかりされて、ご満足そう。
101歳が静かに近づいていますね。
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コメントお礼 (yoshiko)
2013-03-19 20:17:36
aineさま
コメントありがとうございます。
なんとか元気にしているようです。気持ちはとても元気なのですが足が弱っているようで流石に今回は車椅子を使っていました。早く歩きたいと言っています。
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