Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

空っぽの本棚

2018-01-24 | 日記




夫の大切な蔵書を全て処分させてもらった。
彼が必死に蒐集したものだが、難しすぎて、専門
的過ぎて手にとっても読もうという気にならな
い。
これを大事に置いておいても私がいなくなったら
結局子供達が処分するのだ。

私が生きている限り手にとって見るのならこのま
まおいておくが、、、、。

沢山の付箋が付いているものが多いので出来る限
りそれらをはずした。

雪の中古書店のご主人は作業する人を二人連れて
神田から現れた。
舌癌をして、手術を三回されたというのに
若い者に任せておけないと査定に現れたのだ。

紹介を受けて筑摩書房に勤めていたと聞きもっと
良い物があるだろうと期待されていたようだが、
15年前ほとんど売ってしまって、、、というと
「そうでしょう、すぐわかります」とお見通し!

「それにしても失礼ながら、筑摩書房の給料で
マンションを買い、よくこれだけの蔵書をあつめ
られましたね」と言われてしまった。

これに加え、ワイン収集、レコード収集、派手な
お酒の飲みっぷり、、、だったのだから
我が家はどうなっていたのだろう?

今回は前回の十分の一程の査定。
空っぽになった本棚に寂寥を感じる。





断捨離の一歩。
これでよいのだ。

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