Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

麻薬検査犬

2010-04-07 | 旅行
今朝、リンゴをむいていてふと思い出したことがある。

2007年、オーストラリアに友達と行った。ケアンズ空港で
荷物を並べて待っていると犬を連れて検査官が入ってきた。

「これがよくテレビで見るにおいを判別する犬なんだな」
と思ってみていた。

犬はうろうろ動き回りなんとなく私の荷物のそばを回る。
そしてとうとう
「ご主人さま、これが怪しいですぜ」と言わんばかりに
私の荷物のそばから動かない。

「この荷物の持ち主は?」と言われ
「なぜ~?何にも持っていませんよ」と私。

何か食べ物をもっているかとと言われても
他の三人と同じお菓子を持っているだけ。
なぜ私だけ?私は一生懸命説明した。

「ちょっとこちらへ」と別室に連れていかれ
検査官は日本語と英語を書いたパネルで私を誘導する。

なるほどこれなら英語が分からない人も理解できる。
わたしがわあわあ、まくしたてるので検査官はパネルをしまった。

まあ、いいでしょうとその説明だけで放免してくれた。
(なんとかばんの中身は見られなかった)

おかしいわねぇ~と珍しい体験を笑っていたのだが・・。


ホテルにつきミカンを食べようとして
「そうそう、昔イタリア旅行の時ナイフがなくて
困ったから機内食で出たナイフとフォークを持ってきたのよ」
と私は得意げにナフキンで包んだナイフとフォークをとりだした。

洗面所で洗う。
んっ!まだくさい!!ビーフシチューのにおいが残っている。
よく洗ってもプラスティックのナイフについたにおいは取れない。



あっ!そうだ!!

このにおい!!このにおいだったのよ!!


あの麻薬犬は荷物の中に入っていたこのにおいを
かぎ分けたのだった!!


う~ん、ワンちゃん、
あんたはえらい!!
あんたの手柄を否定してごめんなさい!

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