Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

怖い台風

2011-09-22 | 日記
 南の島の遠くでいつ発生するのか知らないが、台風が発生し、気象庁が発表すると
テレビは忠実にその動きを追って報道してくれる。その動きに一喜一憂しテレビにくぎ付けになる。

昔から台風はあっただろうがこんなに何日もはらはらし続けることがあっただろうか?

50年以上前だったか雨がたくさん降って道が水であふれ広い道路は川になり、ほんのちょっと
高いところにあった家の前まで水があふれ、林檎やら桶、いろいろなものが
ぷかぷか浮いていた。
となりの家は1メートル以上下にあり大きな池があったので一面水に埋まってしまっていた。
いつものように雨が上がったのでかばんを持って通学しようとしたがどうも様子がおかしい。
水が引くまで一旦家に帰った。

お昼頃水が引いたようなので学校に遅刻して教室に入ると
国語を教えていた先生が
「やあ、水の中を泳いできたか!』と言って迎えて下さったことが忘れられない。



今日は鎌倉当番で張り切って泊まろうと思っていたのだが
車で行くのも怖いし、電車が止まっても怖いので日程を変えてもらった。

大事をとって外出を控えたのだったがさあ、家にいて怖いこと、怖いこと!!
みなさんはどうやって過ごしておられるのだろう。
父や、夫や、弟や息子が(男性が)いると私は「怖い怖い」と家の中で言っているだけだった。
いつも夫は早々とベランダの物を整理し室内に入れた。飛んできたら危ないから・・と言って。
女一人の生活となるとベランダの整理もしなければならない。
ある程度したつもりだがとんでもないものが動いている。
飛んで行っても危ないし、窓にあたっても大変だし幸い、北側は風が静かなので
出ていくと西側をすぎ南に出た途端、立っていられず。、吹き飛ばされそうになった。
ベランダで尻もちをついて骨折したかもしれないし、考えられないような態勢で下に
落下したかもしれなかった。

怖い怖い・・。
今まででもこんな風雨はあったかもしれないが真夜中で気付かなかったかもしれず、一日
南側の部屋で震えていた。嫁が「お母様大丈夫ですか?」という優しい見舞いメールを
くれた。

それにしてもガラス屋さん、サッシ屋さんに感謝と思った。
頑丈にできていて雨風から守ってくれて・・・・と思った。ガラスが割れたら
家の中はめちゃくちゃになる。どうしよう!ひびが入っていたガラスを去年
変えておいてよかった。

午後6時半、ぴたりと雨風が止まった。今までの騒ぎが嘘のような静寂になった。
ありがたい。普通に暮らせることが嬉しい。