Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

ダンスの雑誌

2011-04-26 | 日記
 どんな趣味でもその仲間が見る雑誌、愛好家が見る雑誌がある。
ダンスの二大ダンス雑誌と言えば、”ダンスファン”と”ダンスビュウ”がある。

大体発行日が25日なので3月25日に届いた5月号には震災のことは
一ページ、社長のお見舞いの文章があっただけであった。

今月届いた6月号は
表紙に「がんばろう!日本」
   震災復興祈念と書いてある。

記念ではなく「祈念」である。

各地からの応援メッセージと東北の方の
経験談などが十数ページにわたって書いてある。

今、ダンス人としてできること、今までダンスを愛してきた方々が
一刻も早くまたダンスに専念できるようにとの
励ましと祈りの文章がいっぱいであった。

外国での競技会に申し込みをしてしまっていて
避難所で練習できない・・・靴もない・・とツイッターで
知らせると直ぐに靴を送って下さった先生がおられたとか、
各地から沢山の救援物資が届いたと言う記事もあった。

一般的に見たら今、踊ってなんかいられない・・・それどころではないでしょう?
と言うところかもしれないのだが、若い子供たちで結成しているジュブナイル部門から
お年寄りのシニアのダンスまでどの地方でも同じように愛されてきているのだ。

それが家も、教室も、なくなり、もちろん踊る余裕さえないだろうと思うのに、
岩手、一関にあるジュニアのダンススクールでは震災6日目から練習を始めた
そうだ。それだけでも私には考えられないことだった。

目前に迫った数々の競技会の中止宣言に涙をのみながらも5月に英国ブラックプールで
開かれる『ジュニアブラックプール」と言う大会には日本の26名の子供たちが参加するそうだ。
今回は日本代表として喪章をつけて出場し、主催者の許可を得て子供たちが会場で
募金活動をするのだと言う。

野球やサッカーなどのスポーツで力を与えてあげたいと思うと同じに
ダンスではパーテイごとにチャリティパーティにしたり、募金をしたりと
応援をしたいと言うメッセージが多かった。

元気に踊ることができる幸せをあらたにかみしめて一日一日を過ごして行きたいと
思う。

私自身は今はダンスどころでなく、体調を悪くしているのであるが、雑誌を見て元気を与えられた
一日であった。