新甲州人が探訪する山梨の魅力再発見!

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53)赤の浦川”清浄の溪流”を辿る大嶽山那賀都神社の初詣!

2014-01-07 | 山梨山行・奥秩父山塊

大嶽山那賀都神社の初詣は、日本武尊、役行者、行基、

空海の行蹟を辿る道!

奥秩父山塊の国師ケ岳(2591.8m)天狗尾根

(2436m)を奥宮とする大嶽山那賀都神社(

だいたけさんながとじんじゃ=標高約1000m)は、

今も里人の信仰が厚い神々しい里宮である!


1大嶽山は赤の浦川の山奥に・・・      厳かな大嶽山拝殿Photo 

 

 

 

 

ヤマトタケル伝説は他説あり明解は難しいが、社記等を辿ると・・・、

日本書記によると、第12代景行天皇(在位西暦71年~130年)

の御代、景行40年(西暦82年)皇子日本武尊は東国の蝦夷征討

(東征)を命じられ、伊勢神宮で叔母の倭姫命(やまとひめのみこと)

より草薙剣を授かって陸奥国に入り東国蝦夷を平定したと伝わる。

社伝を深読みすると・・・、その帰路、新治(茨城県)を経て甲斐

酒折宮へ立ち寄り、甲武信の国境(甲州武州信州国境=甲武信岳)

を超えようとした時、国境近くの天狗尾根辺りで深い霧が立ちこめて

進むことができなかったが、武尊が岩室に篭もって三神(※付録)に

祈ると、神のお告げがあって進路を導かれたと伝わる。

日本武尊は神に感謝を捧げ、岩室に剣を留め置いて三神を祀った。

その地が今の国師ケ岳天狗尾根にある天狗岩の大嶽山奥宮であるという。

注①日本武尊東征の道程は定かではないが、山梨県には幾多の武尊

ゆかりの伝説が残るので、付録で検証してみたい。

注②国師ケ岳と言う山名は、近世に、夢窓礎石(国師)の修行伝説と

山脈の小丘を(越し)たところから、偉業に対して地元民がこの名を

付けたと言われている。往古は”大岳山”と云われたらしい。

 


日本武尊(ヤマトタケル)伝説の「大嶽山那賀都神社」へ

初詣した。

新年号は、「大嶽山那賀都神社」の由緒や日本武尊伝説

を紹介します!

14年正月の山梨は晴天続きで、富士山、南アルプスなど真白い

冠雪の山々が映えて里の景色が美しい。

里から見える奥秩父山塊の金峰山・雁坂峠一帯も真っ白である。

その金峰山から東にある国師ヶ岳の東麓山中にある赤の浦川沿い

の大嶽山参道も積雪の道程を覚悟して、人々が大勢参拝している。


大嶽山詣は、JR中央線「山梨市駅」が便利です!

起点は、JR中央本線「山梨市駅」   山梨市営バスが運行Photo_2  Photo_3


 

山梨市営バス(山梨厚生病院~牧丘窪平~川浦温泉~天科※~西沢渓谷間運行) 

山梨市駅前9:12発⇒※天科下車9:59着 片道@600円 

※天科11:33発⇒山梨市駅12:20着 注)正月1日・2日は運休

※初詣は3日以後毎日運行の市営バスがベター

バス時刻表は下記を参照下さい。春夏秋シーズンは西沢渓谷行の客で賑やか!

http://www.yamanashishi-kankou.com/sonota/access/

「yamanashishieibus2013.pdf」をダウンロード   

春~秋は塩山駅からも山梨交通バス運行

「yamanashikotsubus2014.pdf」をダウンロード

もちろん、殆どの人々はマイカーで参詣しています。

駐車場は第1、第2駐車場で約50台可


大嶽山那賀都神社(だいたけさんながとじんじゃ)山梨県神社庁広報

所在地:山梨市三富上釜口617 TEL0553-39-2825

ご祭神:大山祗命、大雷神、高おかみ神 境内地:33000坪 

氏子:4戸 崇敬者約30000人


Photo_4天科(あましな)バス停下車※左写真の赤い橋を渡って右折! Photo_5写真右:第1駐車場へ

注)2014年7月末からバス停が移動(巻末地図に新バス停)

 


行程:天科バス停から約1km。※赤の浦川沿いに歩き易い参道を登ります。

所要時間は、徒歩で、上り約30分、下り約20分程度です。

注)東京八王子の高尾山薬王院より静かで神々しい神社の参詣ができます。

※高齢者や登拝が不安な方は、閑散期に限り送迎をしてもらえます。

また、御神札の送付もお願いできるようです。※事前予約要

崇敬者(参詣者)が多いのも頷けます。

詳しくは直接神社へお問い合わせを・・・。

五穀豊穣、病気平癒の神徳が高く、祈祷料は3000円より・・・だそうです。

登拝してみるとわかりますが、関東甲信越の希少なパワースポットです!


5駐車場上から那賀都神社参を登る!     参道灯が安心の道標 6

 

 

 

 

 

※第1駐車場下に近道有り


Photo_6溪流を左に朝日坂~天狗坂を上る    清浄の滝や溪流の氷結は寒々しい!  Photo_7

 


Photo_8大嶽山境内鳥居へ            武者像に守られる参道 Photo_9

 


Photo_1016随神門へ向けて左側が歩行者用参道  随神門が迎える!(秋撮影)

 

 

 

 

 

 


随神門は天狗の羽団扇紋の提灯に迎えられる!随神門は名人の彫刻! Photo_11           16_2

 

 


随神門は、シーボルトに師事し名医の喜多島宗角翁がひたすらの願いを籠めて寄進し

当代彫刻大工の巨匠福田俊秀翁の技を得て明治37年建立。

名工福田俊秀(石田徳蔵)は伊豆小澤流の名工小澤半兵衛の子で小澤一仙の弟。

郡内(現都留市)の福田家の養子となる。


Photo_12甲斐の名工福田俊秀(石田徳蔵)の彫刻は名匠の技を鑑賞できる! Photo_13

 


Photo_14左小天狗像 右大天狗像の仁王門         

 

 

 

 

 

 

 


 

 



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