#57(3-12)「卒業後の進路」 I've Got Dreams to Remember
One Tree Hill
みんな、高校三年生で、進路を考えなければならない季節。進路指導の個人面接があるらしい。
(ヘイリーのカウンセリング)「スタンフォードに行きたいと思っています」
-先生「あなたならいけるわ」と二つ返事。すごいね、ヘイリー!。そうだった、ヘイリーは優等生だった。ヘイリー「子どもの頃、大学に連れていてもらったんです・・スタンフォードにも行って。・・感激しちゃって。いろんな人が集まっているのを見て、子供心に思ったんですよね、うわぁ、これが世界ってものなんだなぁ、ここに通いたいって。それ以来、スタンフォードに憧れていました」
-先生が「旦那さんの志望校は?」と聞く。 うーん、2人にとって、それが大問題・・・ネイサンの志望大学はデューク大で東海岸。 スタンフォード大は西海岸。スタンフォードとデューク大は、4500キロも離れているらしい。
キースが逮捕されてしまった。「(あの日)酒も買っているし銃も買っているだろう」と尋問されている。
キースが取調官とダンの前で、「白状する。私は、あの晩酒を買いました。喉が渇いていたので・・悪っかった。許してくれるか」と言うと・それを聞いたダンがキースに掴みかかる。おぉ、ダンの本性が丸出しになった。結局、キースは証拠不十分で釈放される。
取調官が「スコット市長、指示通り逮捕しましたが、証拠が無いので釈放します。起訴できるとしたら、あなたの方ですよ。キースに対する暴行罪で」 ダンは即、「お前をクビにする」なんて寝言を言っている。この独断的思考と横暴さ。さすがにダンだ。
釈放されたキースは、待っていたカレンに言う。「デートしよう・・明日の夜のレイブンスの試合・・・君とデートすると俺は幸せになる。幸せそうな俺を見たらダンは怒り心頭だ」カレンは、あなたが幸せっていうなら」とOK。
(ブルックのカウンセリング)先生に「デザインをやっているの?」と聞かれて「他にもいろいろやっています。生徒会会長。チアチームのキャプテン。運転代行サービスの会長、レイブンスのスター。ルーカスの彼女」
ペイトンがエリーに、ブルックのことや「束縛しない関係」のことを話していると、エリーがそれは「どんな関係?」「あなたはどうなの?」
エリーは「セックスするのは簡単。でも、二人がフレンズでしかもラバーズなら、それは素晴らしいことじゃない?」 ペイトンが「それっておとぎ話だと思うな」と言うと、エリー「あらぁ、おとぎ話のどこが悪いの?いつまでも幸せに暮らせるのよ」 ペイトンはエリーとこんな話ができて、内心すごく嬉しいだろうなあ。この母子の会話、率直で楽しそう。
ペイトンは大学に行くつもりはなかったらしい。エリーは「・・・行けるなら行くべきだわ。チャンスがあるのにその道を選ばない人って理解出来ない」という意見。 ペイトン「私が理解できないのは、自分の人生切り開けるのに、四年間無駄にする人だよ」なんて言っている。
マウスが進路指導室の前でカウンセリングを待っていると、レイチェルに呼びだされて・・チア大会の振り付けを頼まれる。 もうすぐチア大会なのに、振り付けも決まっていないらしい。 ブルックは皆が集まっていることも知らなくて、レイチェルが仕切っていることを怒っている。レイチェルが言うには、チアチームの大会は(ブルックの)ローグボーグと同じ週末。ブルックはその頃、NYにいるから出られない・・・
マウスが、振り付けのことを謝りに来る。ブルックは、レイチェルはマウスを利用するつもりだ、何か企んでいるにきまっている。ジジとなら付き合ってもいいけど、レイチェルは駄目だと言う。「ジジみたいな女子には、あんなみたいな男子が合っているの」と口をすべらせてしまう。マウスは「僕みたいな男子には、セクシー女子は本気にならないってことか」と怒って、帰ってしまった。
ブルックがルーカスにマウスを怒らせてしまったことや、ローグボーグとチア大会が重なってどうしようと愚痴っていると、ルーカスは両方やればと言う。同じ週末でも時間は違うから、飛行機で移動すればできるんだよね。
(ネイサンのカウンセリング)「親父から離れたいんです。それにはバスケしかない。・・デューク大に進んで、NBAに入る」
-先生が「何の勉強をしたい?」と尋ねる。 ネイサン「わかっていませんね。バスケをしないなら、大学には行けないんです。俺の成績では入れませんから。バスケで頑張るしかない」
カレンとキースは、長い付き合いだけど「デート」というのはしたことがないらしい。初デートに2人とも、ソワソワして緊張している。キースはすごい車で迎えにきたよ。2人の新たなスタートラインかな。
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レイブンスの試合
ダンがネイサンに、有名なスカウトが来ているという。 ところが、コーチは「ネイサンは今夜はベンチだ」 ネイサンが「有名なスカウトが来ているんです」と頼んでも、コーチは聞く耳持たず。
試合開始。ルーカスはネイサンの分まで頑張って、得点しなくてはならない。大活躍。前半は37対34で終了。3点差。
ルーカスがダーラムコーチに「チームにはネイサンが必要です」と頼んでも、コーチは「ネイサンなしで勝つ方法を考えろ」と言うだけで聞いてくれない。
休憩中、ブルックはマウスに謝りたくて、男子トイレまで追いかけていった。やっとマウスを捕まえて謝ると、マウスは「もういいよ」と許してくれたけれど、ブルックが後でどっか行かない?と誘うと、マウスは断った。レイチェルと約束があるらしい。
後半開始。ルーカスは調子はいいけれども、しんどそう。心臓のことがあるから、心配になってしまう。
残りあと9秒でタイムアウト。 ネイサンがルーカスを呼びとめる。「フレミングが打つのは右。だから彼が回りこんだら・・デッドスポットに誘って、こぼれ球を奪え」とアドバイス。ルーカスが、ボールをカットした。残り3秒、2秒、1秒・・・ルーカスがゴール下に走りこみ、ショットを決めた。やったよーー。レイブンス、逆転勝利!!
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試合後、ネイサンがヘイリーに言う。「・・大学のこと、答えを出さなけりゃな。スタンフォードに行くなと言ったら、お前の夢を邪魔することになる。逆に行っていいよと言ったら、お前が必要じゃないみたいだ。なんと言って欲しい?」「愛してるって」「もちろん愛しているよ」
ルーカスがスカウトに声を掛けられている。ルーカスはスカウトに「弟を紹介させてください」と、ネイサンを呼んだ。 よかった。ルーカス、やっぱり兄貴だね。
(ヘイリーのカウンセリング)「一人でスタンフォードに行くべきですか。一緒にスタンフォードに来てって頼むべきですか。・・・大切なものって、失いかけないとわからないですね」
(ブルックのカウンセリング)「ほんというと、大学のことを考えたくないの・・高校卒業したら・私も一から始めなくてならない。一人で。一人でもきっと大丈夫。でもそのことを考えたくないんだ・・・・」
(ネイサンのカウンセリング)「 難しい選択だよ。俺にはバスケしかなかった。ヘイリーに出会うまでは」
ネイサンは試合後、コーチの部屋を訪ねる。「今日出してもらえなかったこと・・・あれは正解でした」
コーチ「今日はお前がチームを勝利に導いた。・・スカウトのことなら心配するな。次来た時、見せつけてやれ」
ネイサンが言う。「・・スカウトなら、スタンフォードを呼んでください」ネイサンは、ヘイリーが入りたい大学でバスケットをするつもりなんだ。
(ヘイリーのカウンセリング) 「難しい選択だよ。結婚まではスタンフォードに行くのだけが夢だったから。スタンフォードでもいろんな人に出会うと思うけれど・・、その人たちはネイサンじゃない・・・」
(ルーカスのカウンセリング)「勉強での奨学金はもらえるんじゃないかと思います。でも俺はバスケを続けたいんです。あきらめる気はありません」
学校に学費に母さん、大学の奨学金にスカウト、ルーカスは考えることがたくさんあって大変。キースは「俺達で何とかするから」と言っていた。「俺たちと言った」ってルーカスに言われていた。キースはもう父親同然だものね。
-先生「スポーツ奨学金が、もしもらえなかったなら?」
「奨学金でいい大学に行けて、母さんが喜んでくれるなら、俺はバスケに賭けます・・・チームに入るつもりはなかったんですけど、おじさんの勧めで。おじさんは作ってくれたんです。俺の居場所を」
「一日の終わりには家族や友達と一緒にいたい。バスケも続けたいし大学にも行きたい。それってすこし欲ばりだよね」
ペイトンが家に帰ると、エリーが言う。チアをしているペイトンが見たくて、レイブンスの試合を見に行ったんだと。「・・・素敵だった!・・あなたは頭もいいし、面白いし、綺麗だし、ダメなところは一つもない・・・・今夜あなたを見て思ったの。この子は世界中のどこでだってやっていけるって・・」 「・・いいのを思いついたの、アルバムのタイトル、ジャケットはこんな感じで・・・『フレンズ・ラバーズ』」
ペイトン「『フレンズ・ラバーズ』・・・すごくいい」
ペイトンの結論。「・・だから、美術と音楽の勉強をしようと決めたの。経営もいいかも」
カレンとルーカスとキースが、三人でレストランで食事をしている。外は雨。車の中からそれをダンが見ている。 キースがダンの車のウインドウを叩いて、言う。「お前、冷静なんだろうな」「・・うちに帰れ。お前の居る場所ではない」
キースは何か、心の中で大きなけじめがついたように見える。自信にあふれている。
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