成長戦略に「アジアの所得倍増」盛る 直嶋経産相が示唆 2009.12.26 11:43
直嶋正行経済産業相は26日朝、NHKの報道番組に出演し、「アジア全体の所得を倍増させるなどの目標を作って、日本の技術を提供していきたい」と述べ、政府が策定を検討している成長戦略にアジアの経済成長を目標として盛り込む可能性を示唆した。
番組内で直嶋経産相は「日本は人口減少社会なので、国内だけで成長するのは難しい」として、世界の成長センターであるアジアの内需拡大が、水の浄化や電力供給システムなど、日本の高度な技術を売り込むビジネスチャンスととらえる考えを強調した。
また番組終了後、記者団に対し、地球温暖化対策に伴う技術革新で生まれる新しい市場がどれだけの雇用を創出するかなど、環境分野が生み出す経済効果を数値目標として成長戦略に記載する意向も明らかにした。
成長戦略の発表時期については、27~29日に予定されている鳩山由紀夫首相のインド訪問後になるとの認識を示した。 (MSN産経)
この大臣発言に何か大きな不安を感じる。 日本国民の所得は減少している。そんな時に、政府が「アジア全体の所得を倍増させるなどの目標を作って、日本の技術を提供していきたい」と述べる・・日本の切り札である『技術』を、アジア全体の所得倍増の目標のために提供すると言う。 「提供」とは? いつから日本政府は「アジアの所得倍増を目指し、アジアの経済成長を目標とする」組織になったのか・・・・??
日本政府が「日本の経済成長と日本人の所得倍増を目指す」というなら理解できる。 直島氏の言う「提供」とは、 本当に日本のための「ビジネスチャンス」という意味、なのか??