海岸にて

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「一国だけで平和守れない」

2015-08-30 | 国際・政治


【安倍首相会見(1)】 2014.5.15

 (産経ニュースより 一部抜粋)

 
国民の命を守る責任 「放置せよ」と憲法は言っていない(2/2ページ)   

 ・・・「昨年11月、カンボジアの平和のため活動中に命を落とした中田厚仁さん、そして高田晴行警視の慰霊碑に手を合わせました。あの悲しい出来事から20年あまりがたち、現在アジアでアフリカでたくさんの若者たちがボランティアなどの形で地域の平和や発展のために活動をしています」

 「医療活動に従事をしている人たちもいますし、近くで協力してPKO活動をしている国連のPKO要員もいると思います。しかし彼らが突然武装集団に襲われたとしても、この地域やこの国において活動している日本の自衛隊は彼らを救うことができません。一緒に平和構築のために汗を流している、自衛隊とともに汗を流している他国の部隊から『救助してもらいたい』と連絡を受けても日本の自衛隊は彼らを見捨てるしかないんです。これが現実なんです」

 「皆さんのお子さんやお孫さんたちがその場所にいるかもしれない。その命を守るべき責任を負っている私や日本政府は本当に何もできないということでいいのでしょうか。内閣総理大臣である私はいかなる事態にあっても国民の命を守る責任があるはずです。そして、人々の幸せを願って作られた日本国憲法がこうした事態になって『国民の命を守る責任を放置せよ』と言っているとは私にはどうしても考えられません」

 

「一国のみで平和守れない」が世界の共通認識 (1/3ページ)

 

「こうした事態は机上の空論ではありません。連日、ニュースで報じられているように、南シナ海ではこの瞬間も、力を背景とした一方的な行為によって国家間の対立が続いています。これはひとごとではありません。東シナ海でも、日本の領海への侵入が相次ぎ、海上保安庁や自衛隊の諸君が高い緊張感を持って24時間体制で警備を続けています。北朝鮮のミサイルは、日本の大部分を射程に入れています。東京も大阪も、みなさんの町も例外ではありません。そして、核兵器の開発を続けています。さらには、サイバー攻撃など、脅威は瞬時に国境を越えてきます」

 「これは、私たちに限ったことではありません。もはやどの国も一国のみで平和を守ることはできない。これは世界の共通認識であります。だからこそ私は、『積極的平和主義』の旗を掲げて、国際社会と協調しながら、世界の平和と安定、航空・航海の自由といった基本的価値を守るために、これまで以上に貢献するとの立場を明確にし、取り組んできました」

 「積極的平和主義の考え方は、同盟国である米国はもちろん、先週まで訪問していた欧州各国からも、そしてASEANの国々をはじめとするアジアの友人たちからも高い支持をいただきました。世界が日本の役割に大きく期待をしています。いかなる事態においても、国民の命と暮らしは断固として守り抜く。本日の報告書では、そうした観点から提言が行われました」・・・

ー続きありー       

(産経ニュース   2014.5.15 

 

 

 

上のニュースは昨年2014年の、安保問題に関する安倍首相の会見内容からの抜粋です。政府は国民を守らなければならない。国土を守らなければならない。我が国を取り巻く現在の状況がどうであるのか?国のトップは、そのためにどうすべきか? 安倍首相は真摯に考えた経緯を明確に述べられています。海外にいる日本人の安全や、南シナ海に現実となっている中国の野心と脅威。 我が国を取り巻く情勢の変化を考えても、もはや「一国だけでは平和守れない」、その通りだと思います。手を携えなければ、国の安全、地域の平和は守れません。 

 

このところ、安保関連法案が国会で審議される中、巷でいきなり「戦争法案」などという言葉が飛び交いはじめ、国会前はプラカードと怒号とか・・。マスコミ、メディアもいつものように、芸能人まで使ってネガティブに煽り立てているようです。 

誤解が一人歩きするのではと少し心配していましたが、しかし、このところ、多くの国民の間に、安保法案への正しい理解が深まってきているようです。

国があれば、安全保障議論は避けては通れません。平和と大声で叫べば平和がやってくるわけではない。数十年の日本一国の平穏は、日米安保ーアメリカの庇護のもとにあったからであることを、国民ははっきり認識しなければなりません。

 

 

今日は8月30日です。思い出せば、6年前の8月30日は衆議院選挙でした。6年前、大嘘のマニフェストを掲げた民主党がマスコミの煽りに乗って勝ち、それから、悪夢の数年が始まったのでした。政治は何もせず空白、経済はどん底の中で、地震、原発事故、民主党政権の恐ろしい不手際の数々ー悪夢のあの数年間。しかし、あの数年間で、国民ははっきりと気がついたのでしょう。

安保も含め、我が国のため、安倍政権と与党の頑張り、一層の奮闘を期待したいと思います。

 



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