#38 「愛と嘘のはざまで」 Somewhere A Clock Is Ticking
One Tree Hill Super drama TV
カリル・ジブラン曰く 「理性と情熱は海に乗り出した魂の舵と帆だ。どちらか一方がダメになれば、海に投げ出されるか大海原に立ち往生するだろう。理性だけにまかせていると限界を作ってしまう。情熱だけに任せていても自らを燃やし尽くしてしまうから。
ヘイリーからネイサンに、「TVでインタビューを受けることになったから、見て」と電話がかかってくる。でも、クリスとのことを疑っているネイサンはそっけない。二人の気持ちはすれ違ったまま。
TVのインタビューを受ける時に、「カップルとしてラブソングを歌っている」という設定の方がうけるからと、左手の指輪は外すようにと言われる。ヘイリーは、クリスとはカップルじゃないし、ネイサンが見たらどう思うかと反対するけれど、クリスに「・・夢を追うって決めたんだろ、いまさらびびるな」と言われ、押し切られてしまう。 こ、これはネイサンが見ると、まずいことになりそう・・
案の定、「カップルなのかな?」と聞かれ、クリスが間髪をいれず「曲を聞けば、わかりますよ」と答える。・・ネイサン、大ショック。顔が引きつって、・・呆然・・
アンディは、ルーカスを取り返すためにダンの周辺を調べさせている。ダンが、エミリー・チェンバースという女の家賃や他の請求書代金を払っていることを突き止め、エミリーの写真を取り寄せているところだとか。エミリーという女・・これはジュールズのことだね・・
ルーカスは、デブがこっそり強い鎮痛剤を飲んでいることに気がついて、デブにそれとなく聞いてみるが、「わたしのこと嗅ぎまわっているの?・・生意気言わないでちょうだい」なんて言われてしまう。・・デブはどこか体の調子が悪いのかな。
キースとジュールズの結婚式。 (フィリックスは謹慎中とかで)ルーカスがブルックをエスコート。ブルックはルーカスの上着のポケットに入っていたスピーチのメモを読んで、感動してうるうる。「たとえ何もかも信じられなくなっても、後ろを向かず可能性を信じたい」 ・・ルーカスは詩人だね。
アンディはエミリーの写真を見て、ジュールズがエミリーだったことを知る。カレンはジュールズに、「ダンの浮気相手だったの?」と問い詰める。ジュールズは「そうではない。キースを好きなの」と答えるが、カレンには信じてもらえない。
結婚式が始まる。花嫁の付添役を務めるのはカレンとデブ。皆が起立し、音楽が流れ・・・でも花嫁がこない。アンディが「花嫁は帰りました」と告げる。キースが走り出す。ルーカスはダンの仕業だと思い、ダンを問い詰める。カレンが「私がジュールズを問い詰めたの」と言う。・・「君がぶち壊したんだ」・・ダンの勝ち誇ったような顔。
今夜の誓いを胸に刻めば、人生に迷うことはありません。愛の誓い、それは一人で過ごしてきた自分へのご褒美のようなもの。お互いを信じること、それは愛の可能性を信じること。愛の誓いは過去の痛みを乗り越えようという決意でもあります。誓いの言葉、それは二つの魂を結びつけ、それ以前の絆を断ち切ります。結婚式、それは試練をものともせず、人生へと漕ぎ出す二人への祝福。
ウエディングドレスが脱ぎ捨てられている。ジュールズが車の中で、一人泣いている。
「一人終わった、あともう一人」と不気味に笑うダン。・・怖すぎ。 「もう一人」って誰だろう?ジュールズ?デブ?
ジェニーを間にはさんでペイトンとジェイクが帰宅すると、そこにニッキが現われる・・
・・人は、一人より二人の方が世間の厳しい荒波に立ち向かえるものです。愛は常に二人の人生を導く力となります。今夜はただの儀式にすぎず、二人が互いを大事に思う気持ちと心の奥で既に誓っていた決意を、まわりに宣言するだけのこと。
浜辺で、ヘイリーのものを燃やしているネイサン。デブがネイサンに言う。「私は幸せを見失ったけれど、あなたはまだ間に合う。取り戻してきなさい。あなたの奥さんを」