海岸にて

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日本人記者拘束〈ギョーザ事件〉

2008-02-29 | 中国

ギョーザ事件は日本人が“犯人”? 日本人記者拘束で中国世論沸騰

2008.2.29 00:52   (MSN産経ニュース)

 http://sankei.jp.msn.com/world/china/080229/chn0802290050003-n1.htm

  

 

こんな展開とは・・・。

中国政府は現在オリンピックを控えて、中国食品安全という結論を、なんとしてもどうしても導き出したい切羽詰った状況です。

摘発されたのは共同通信中国総局の記者。共同通信によると、発売禁止のはずの農薬が入手可能かどうかを確認するために購入した。」  (記事より)

このような状況下の中国国内で、共同通信の記者が、(入手可能かどうかを確認するためとはいえ)、注目の農薬メタミドホスを購入して所持していること自体、迂闊すぎる気がするのは私だけでしょうか。

  

中国の一部ネットメディアは犯人が逮捕されたかのように報道した。大手ポータルサイト「捜狐ネット」は「毒が入れられたのは日本国内 日本人記者が取り調べを受ける」との見出しで、「日本人記者が農薬を日本へ持ちだそうとしたため逮捕された」と誤解を与えるような記事を掲載した。新華社ネット版も同様の記事を掲載した。

ネット掲示板にも日本を非難する書き込みが殺到。「河北省の警察はよくやった。ついにホシを挙げた」「毒ギョーザ事件は最初から日本人の自作自演だと思っていた」「日本人記者の動機と手口を含めて、徹底した真相究明を求める」といった内容がほとんどで、中国人の多くが「事件は解決した」ときめつけている様子がうかがえる。(記事から抜粋)

  

日本で、中国食品への不信はもう後戻りすることはできないところまで膨らんでいます。が、その状況を認めるわけにはいかない中国政府は、この件を利用できるならば利用しようとするでしょう。

しかし、この共同通信記者の件が誤解であるならば、日本政府は中国メディアに対しても徹底的に反論し、真実を究明する姿勢を貫くべきです。どこか中国に弱腰な態度が見え隠れする福田総理は、どういう対応をとるでしょうか。注視したいと思います。

 

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