希薄な危機意識 「政府一丸」ほど遠く (1/2ページ)
政府が、今回、どこまで中国企業につっこんで調査を迫れるかなのですが、その過程がまったくうまくいっていないようです。
首相(内閣)→内閣府国民生活局(関係省庁連絡会議を開く)→関係省庁→業界団体
中国ギョーザ中毒事件の司令塔に指名された内閣府の国民生活局というところが、「関係各省を呼んで、いろいろな指示をすることに慣れていない」そうで、「輸入食品に関する「関係団体」のリストアップは難航」しているそうです。ということは、そういうリストは一応省庁にはあるということなのか、それともあるかないかも省庁に聞かないとわからないということなのでしょうか。
要するに全て省庁の意思と動きに懸っている、彼らがやる気にならないとどうにもならないということです。省庁・官僚を動かせない政府も政府ですが、まったくじれったいことですね。(年金問題と構図は同じですね・・。)
結局は、普段も緊急時も、この官邸と省庁にの間の溝と、省庁の対応の遅さで、いろいろなことが滞ってしまうということ、となると、やはり官僚・公務員改革を何とかしなくてはいけないのですが、肝心の福田総理からは、その決意は一向に感じられないそうです。堂々めぐり・・・。