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東京散歩~白金台「八芳園」の日本庭園


今回の東京散歩の目的地は、高級結婚式場「八芳園」の日本庭園だ。
地下鉄南北線「白金台」で下車。2番出口を出て東進2分、「日吉坂上」で目黒通りを横断する。
八芳園はすぐそこだ。

入口の手前に稲荷様。この古地老稲荷神社は火伏せの神、縁日には必ず雨が降ると言う。
関東大震災にも第二次世界大戦にも火災を免れたというから、霊験はあらたかだ。
この通りは坂になっていて「桑原坂」と標識が立っている。
昔は桑の原だったらしいが不明だ。

どっしりした大門をくぐると正装の係員がいた。
「庭園だけ見せてもらいたい」と言うと、親切に案内してくれた。
木戸を通って庭園に入る。
明治から大正にかけての「鉱山王」と呼ばれた久原房之助氏の邸宅だった。
江戸期は大久保彦左衛門などの屋敷だったと言う。
整美された庭園では、結婚式間近のご両人たちが前撮りの最中だった。
まだ桜も咲いていて、幸せの気分がこちらにも伝わってくる。
盛装のご婦人(推定65歳)がうらやましそうにその光景を見ていた。

庭の見えるレストランで、名物のクロワッサンなどをいただく。
ここを訪れたのは4月9日のことで、この日は仏滅。
その事が幸いして、レストランには予約なしで入れた。

日吉坂上交差点に戻って右折。目黒通りの坂を下る。
シェラトン都ホテル東京付近で「日吉坂」の標識を発見。
この付近に能役者日吉喜兵衛が住んでいたからと書いてある。

坂を下りきった突き当たりの大きな通りは国道1号線(桜田通り)だ。
ここを右折すると程なく「覚林寺」がある。加藤清正の位牌や像が祀られている。
付近の住民からは「清正公(せいしょこ)さま」と呼ばれ、勝負祈願の寺として信仰を集めていると言う。
清正公堂および山門は港区指定有形文化財だ。

1号線を北上し、地下鉄「白金高輪」駅から帰途に着く。
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