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東京散歩、今回は駒場


師走というのに東京散歩、今回は駒場。
地下鉄千代田線「代々木上原」南口で下車。
井の頭通りに出ると、通りのはす向かいに古賀政男音楽博物館があった。
ここに心を残しつつ、道を渡って南に向かう。
適当に左に曲がり右に曲がると、洋館らしき門があった。

ここが駒場公園の入口らしい。
正門は工事車両の出入り口になっていて、脇の小さな入口から入る。
東大の教授やインテリ風の女性(推定20歳)も入っていくので、誰でも通行可と思われる。
入ると、洋館は工事用の囲いで覆われていて、中はほとんど覗えない。

左側に日本近代文学館があった。
ここは、文壇やマスコミ関係者が唱和42年に設立したという。
実は、我が家にこの文学館が刊行した名著復刻版があるのだ。

すぐ右奥に日本式邸宅があって、「旧前田邸和館」と案内板にあった。
この建物は、旧加賀百万石前田家の第16代当主前田利為(としなり)の本邸に付属する迎賓館として昭和5年に建てられたという。
自称「近所のおじさん」が事務室から出てきて、親切に説明してくれた。
もしかしたら今の当主か。
入館は無料ながら誰も参観者は極めて少ない。
東大生らしきアベック(古い)と気品のあるご婦人(推定62歳)がいただけだ。
おじさんから和館と洋館の絵はがきをいただいた。
本邸である洋館はイギリスの建築様式を取り入れ、外壁はスクラッチタイルが貼ってあるというのだが、まったく見られなかった。

ここは駒場公園内なのだが南側に出口が見つからず元の門から外に出た。
あの教授とインテリ女性はどこから出たのだろうか。
公園の西側の道を南下していくと漆喰塗りのお屋敷があった。
ここは日本民藝館。
日本民藝館は、柳宗悦の尽力で昭和11年に民藝運動の本拠として開設されたという。
柳の審美眼により集められた、陶磁器・絵画・金工品・石工品・編組品など、日本をはじめ諸外国の工芸品約17000点が収蔵されているという。

京王電鉄井の頭線「駒場東大前」から帰途に着く。
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