ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

星秀★煌紅 Killer Rouge

2018-09-16 07:00:00 | 宝塚コラム

 もうねーー姫ちゃん涙・涙ですし、私も天寿光希という人を誇りに思いますという公演でした。

ショーは時間が伸びたのと出演者が変わったことで、色々な部分が少しずつ変わっていました。

まず、華形ひかるの場面が全部天寿光希に変わったことで、これが一番大きかった事じゃないでしょうか?彼女の方が歌詞が聞き取れるし(すみません)キザり方が違うというか。

最初は銀橋もないし狭いし人数も少ないんだしと思って見ていたんですが、最初から星組メンバーの熱さがすごいというか、一人ひとりの自己アピールが強くて、オラオラ感がすごくて、テンションが下がらずに一気にフィナーレまで行っちゃった。

少数精鋭という言葉がぴったりの濃さ。人数が少なくて本来は前に出られない実力者が前に出て来たことでよりまとまりが強く、歌もダンスも上達したという感じです。

 マスクオブルージュ

七海ひろきの髪がストレートになったことで、マスクが妙に目立って「あんなのつけてたっけ?」とあとでDVDを見て納得。かつらが違っていたのね。

クラブシンガーが天寿光希&音咲いつきになり、姫ちゃんいわく「ミッキーと音咲いつきの声がすごくあってるの」らしい。

私はとりあえずオペラグラスを天寿光希にロックオンしてみてたのですが大劇場よりリラックスして歌いやすい感じがしたし、そこに色気も感じました。

 トリオデルージュ

新しく出来たシーンで綺咲愛里と礼真琴と天華えまが中国語でロックの曲を歌って踊るというめちゃくちゃうるさいシーンでした。

この煩いシーンからよくぞピンクのルージュローヤルへ持って行ったなあと、ひたすら音楽を担当している方に脱帽。

 紅子のシーン

シリアスなタンゴのシーンが終わったと思ったらいきなりの紅子登場。

2階席からは一切見えないのですが、紅さんはそれをちゃんとわかってくれて舞台の上に上がってくれました。彼女のアドリブに付き合う綺咲愛里と礼真琴が大変というのはよくわかりました。緊張感がこっちまで伝わってくる程なんですから。

このシーン、結構長いのですが台湾ではどうするんでしょう?全部日本語でやるの?果たしてウケるのか?

 紅いペガサス

笑いに笑ったシーンからいきなりペガサスだから、少しは違和感が・・・と思ったんですけど、何というか僅か1秒で雰囲気を変えた音楽と天華えまには感謝します。ここのソロは天華えまが担当しているのですが柔らかくて優しくて聞き心地がいい歌です。

またここで姫ちゃん感激!「ミッキーが青いペガサスだあ」そりゃまあ華形さんおところだからね。彼女のキレのいいダンスは見てて清々しいです。

 タイミング

 それから綺咲愛里の「タイミング」が始まるんですけど、何でこんな歌いにくい曲を・・何もJーPOPに拘ることないのに。

可愛いからいいけど。

 アメージング ルージュ

ここでは紅ゆずるが恐らくは台湾の曲を歌って一人で踊る。そして黒燕尾の面々が降りてくるという幻想的なシーンです。この曲を聞きながら心から台湾との友好を願いました。

今、台湾は政治的に難しい時期にきています。中国の嫌がらせでどんどん外交を遮断されているんです。中国としては「一つの中国」政策の一環で、台湾が独立なんてありえないんだろうけど、戦前までは日本の領土だったしその頃のいい思い出が台湾人をして「中国に取り込まれたくない」と思わせるのです。

どこの国も手を放しても日本だけは台湾の味方でいて欲しい。台湾には日本の昔を思い出させるものが沢山あります。私の母が生まれて暮らしていたのは台中。そこへ行ってくれるのも嬉しいし。ほんと、お金があったら追いかけたいくらいだったなと思いました。

日本はいつだって台湾と共にある・・・・と思いました。

で、ここからがすごいんですよ。日本でいうなら演歌のあとにラテンが来て歌謡曲にいくようなもので、これをまた違和感なくアレンジした人、すごすぎる。

メンバー全員の集中力が半端なく、見てるこっちが熱くて熱くて。みんな前に出てくるんだけど「こっちを見て!」ばっかり。ウインク、投げキッス何でもあり。

雪組の朝美絢が40人いるようなものです。くらくらしてしまいましたよ。

で、秀樹の曲では天寿光希が一世一代の見せ場を与えられ、階段に座り込むという大技を披露。あのかっこよさと色気は会場全員の目線を釘付けにしたのでは?

紅5のドラマ以来のヒットです。華形ひかるより歌がはっきり聞こえたというのも素晴らしかったけど、これが星組風なんだと確信しましたね。

天寿の後ろに秀樹が見えた・・・という感じです。

(姫ちゃん、こんなもんでいいですか?)

 

総括するとこのショーは時間が伸びた分、よりごちゃごちゃしてまとまりがなくなった印象ですが、それを星組が編み込んで頑張った結果、一つのショーになったということですね。

紅ゆずるのリーダーシップは組をまとめるというより、それぞれの個性を生かすような感じで引っ張っています。礼真琴の暴走を止めているのが七海ひろきと天寿光希なんでしょうね。

綺咲愛里の貫禄が一段と増して、可愛いけどかっこいい、あらたな伝説の娘役の誕生だと思いました。

 

 


コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 行くな行くなと天が言ったの... | トップ | 樹木希林さん死去 »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
良かったですね(笑) (ゆうこ)
2018-09-16 08:34:55
私も見に行ったような臨場感のあるレポート、ありがとう
天寿光希はベルワトリング(全ツー風とも)から大好きになりました
芝居の旨さ、またショーでの切れの良いダンスに目が釘付け

宝塚って職人に支えられた集団なんですよね
宙組の風馬翔の宴会芸【一人エリザベート】はよく疲れたとき見るんですけど・・ホントに基礎ができてるといいますか(笑)みんなすごいです
天真みちるも退団ですけど、ほとんど無名の沢山のジェンヌに支えられています
台湾公演紅さん体力無いから心配・・良く休んで頑張ってほしいです
返信する
私は21日観劇予定 (スザンナ)
2018-09-16 09:08:37
ふぶき様のお陰で予習と言うか~
心の準備が出来ました。

七海&天寿ファンには夢のような「祭典」なんですね!

布袋劇に予備知識は無いのですが
お人形によせて・・ビジュアル、凄いな~!


天間&風間みたいな芸達者が卒業していく今
どこの組でも芝居を締める生徒さんが
育っていますように!
返信する
Unknown (ワルキューレ)
2018-10-30 19:40:08
「朝美 絢が40人」に思わず吹いてしまいました(爆)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

宝塚コラム」カテゴリの最新記事