世なおし倶楽部

①ことば遊びから哲学へ②安全な国産の農産物等の生産、流通③人に健康社会に平和④地球環境とエネルギー⑤矛盾の活用

人間の進化、アセンションとは、世界観を広げること

2010-05-03 00:08:59 | 哲学/ヨガ/芸術/宗教/政治経済
龍馬の時代に限らず、世間とか、了見とかの狭い広いが、
個人としても悩みをつくり、集団としての紛争のもとになる。

江戸の民の多くは、日本国が世界だった。
一部の町民、武家、公家は、外国を知って、世間の広いことを知っていた。

人間の進化とは、世間の広さを認識することだった!
最近、心身全身全霊によって、宇宙の深さ広さを認知、理解、体得することが人間の完成であろうと思うようになった。

その、人間完成のためという欲望を原動力にして一部の智恵者は、エネルギーの贅沢な消費と、それに伴っての人員の動員、人力の集積と、技術、頭脳の集約統合によって、世界の支配を実現しようとしてきたのが、歴史であった。
またその中途半端な知恵者(人面猿)は世界を広く深く理解体得することが「悟り」であるとし、その実現の一つの形としてなのかどうかは別として、物と人のエネルギーを占有凝縮することに専心する欲望に突き動かされて、「マネー」の仕組みを操って、見た目の「世界征服」を成し遂げようとしている。
 猿にしろすべての存在物、生物は「固有の世界認識」のなかで存在を感じ、享受して存在している。よくぼけた一部の人間に限らず、人間なら、誰しも「世界の広さ、深さ、時間の不思議」が気になるものである。しかし当然、想像力、妄想力の程度によって、その欲する世界は違うし、感じる世界の様子も違っている。

勝海舟は、地球儀で、日本の狭さ小ささと、世界の広さ大きさを若い志士たちに説いて開国の必要性を語ったらしい。当時としては地球儀レベルが世界であった。しかし、今、量子論によって、時空の連続性が解明されようとしている時代である。量子論によらずとも、ヨガ哲学によって、宇宙は「時空、陰陽の無限循環」であることが直感されている。現代はそれが、現実として科学で証明される時代なのが驚異なのである。
 星、物の世界だけが宇宙なのではないことは言うまでもないことである。量子論はそれを科学的に論証した。心と物の連携が宇宙であることがほぼ間違いないということである。
宇宙を時空というのも同じことであった。

江戸から明治にかけて、日本人は、世間の、世界の認識を改めさせられた。物質的に、空間的にちょっと広がったのである。

現在、「世と我のむすび哲学、披露聡秘」によって、「宇宙は、有限時空の無限繰り返し」という宇宙認識に至った。
江戸時代の民衆の多くが広い世界を知っての、行け行けどんどんは、切ないながら、仕方のない現象であった、と思う。
それから150年。哲学は、単なる時空の広がりに驚くばかりでは満足しない。もろもろの科学技術の進歩のお陰で、世界認識、宇宙論が急速に結論づいたのである。東洋思想の全体論と西洋思想の科学論の融合が、極東日本で完成したのである。それが、繰り返すが「有限時空の現象世界の無限繰り返し」が世界の全体像であるということである。
当然、あの世この世の概念をも含む。

江戸末期に日本人は、クロフネ=黒船によって世界観を広げられた。しかし今、地球人全体が、「クロコメ=玄米」の襲来によって宇宙観を拡張を迫られているのだ。つまり、「玄米の正しい頂き方=マクロビオティックとヨガのコラボ実践」によって、人類は、精神的、肉体的な一大進化の局面に遭遇している、ということなのだ。

「マネー」は人の欲望を動かすエネルギーでもあり、物質的エネルギーも動かすエネルギーでもある。
玄米は、人の命、心身、運命を動かし、環境をも動かす。マネー以上の実質的「上質なエネルギー」である。

マネーによる経済は、金融幻想経済であるが、有氣玄米・穀物の運用による経済は実質経済である。

世なおしの文明認識は
①物質的宇宙空間の限界は有限であり、歴史的時間感覚も有限であるから、必然的に、物質的文明拡大発展はある時点で収束、折り返し、原始的生活に戻る。
②人間が人間を奴隷化することを止め、人間同士の間での優劣の差別をしなくなる世界が実現する。そのためには、
人体に対しては優良食料の自給実現と、正しい食べ方の修得、産業的には電気エネルギーの低コスト化の実現と安全制御法の確立である。
③意識の仕組みと、根源物質の仕組みが「相似」であることが量子論によって証明されつつあり、意識と物質とが相互干渉することが予測されるが、体験的には意識が物質の物理変化に影響を与えることが理解できる。未来文明ではこの点の合理的発展が必要であり、そのようになる。

以上の三点の実現によって、人類は、生活時間の余裕が生まれ、能力、体力、健康度が向上し、学習欲および、訓練の結果の達成感の満足を得られ、充足した幸福感を得られる。また、未知世界への探求心、冒険心を満足させられることになる。

                


最新の画像もっと見る

コメントを投稿