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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

ガレキ焼却について(大豆先生ブログ)

2012-04-06 | いろいろ
ガレキ焼却について、テレビや新聞をあまり見ないので世論の雰囲気が十分にわからないけれど、たまたまラジオの国会中継を聞いていて驚いた。
国会議員が、ガレキの広域処理に異論を述べた札幌市長を名指しで批判し、まるで非国民のように責めていた。
最近、webのニュースサイトでもガレキを広域処理すべしというお金をかけた広告キャンペーンをしてるな、とは感じてはいたけれど・・・

自分は、放射能の内部被曝のリスクを広げるべきないことなどから、広域化して焼却等する処理はよくないと思う。
イラク戦争での劣化ウラン弾による内部被曝、イギリスやアメリカの核関連施設周辺での内部被曝を、鎌仲さんの映画上映で知ってから、放射能の静かな怖さが恐ろしいです。

それはそれとして、もう少し総合的に考えても、疑問に思います。
そしたら名古屋大の大豆先生(高野雅夫さん)のブログに、その疑問に共感する内容が書いてあったのでリンクします。

長野に来てから、大豆先生に直にお会いする機会がありました。
とある農家の古民家で行われた、大豆先生企画の「持続可能なワークショップ」。
持続可能な社会にするために、一人ひとりの生き方はどうしたらよいかをゆっくり考えさせてくれる企画でした。
お会いして感じたのは、大豆先生は単純に学問として持続可能性を研究しているわけではないということ。
本気で持続可能な社会に変えるために、人の内面、都市と農村のあり方、産業などを総合的に考え、実践している方でした。
なので、僕としては信頼しています。

・原発震災(51)がれき問題
原発震災(52)もうひとつのがれき問題

子どものインフルエンザ報告

2012-03-29 | いろいろ
1才になったばかりの娘が、先週インフルエンザになり、大変な体験をしました。
小さなお子さんがいる人は、手洗いやうがいなど気をつけてくださいね~(といっても、赤ちゃん自身は気をつけようもないのだが)
参考までに経過を。

<経過>
・38~39度の熱が出るものの、笑ったり元気な様子なので、様子をみること2日間。ただの軽い風邪かなと、思っていた。
その数日前に僕が風邪をひき、ほぼ一日で熱も下がっていたので、ふつうの風邪が伝染ったんだろうと想定。
・しかし、3日目の朝、急になんか変な様子。ずいぶんぐったりして、反応が鈍く顔色も白い。もう医者のレベルだと考え、急いでかかりつけ医を受診。
・娘の顔色を見るなり、先生の顔色が変わり(!)、こちらも焦る。「しっかり検査する必要があるので、救急車呼びますから市立病院へ行ってください」と言われる。動揺した。お医者さんは、状態を見て髄膜炎を疑ったようだ。
・自家用車なら5分の距離の市立病院へ、なぜか救急車を待ったりで15分かけて到着(なぜ救急車?)。すぐに点滴と血液検査。インフルエンザA型の陽性反応がでた。しかし、食塩水の点滴をしたら少し元気になってきて、ひとまず自宅に帰った。
・夕方、僕がお兄ちゃんを幼稚園に迎えに行き帰ってきた間にまたぐったりし、抱っこすると体がガクガクしていた。これはまずいと、もう一度市立病院へ。すると「すぐ入院しましょう」。え~~、入院なんて思ってなかった・・。「入院」と言われると、かなりドキっとします。
・血液検査の結果、「インフルエンザのほかに、細菌性の病気にかかっている」とのこと。「症状から見ると髄膜炎ではなさそうだが・・ヒブワクチンをしていないので(うちはやっていない)、可能性は捨てきれない。やっておいたほうがよいですよ」と、予防注射の未摂取のことを言われた。
・細菌を抑える抗生物質も点滴し、様子を見ることに。結局、2泊入院した。
・熱は入院中すぐに下がった。3日目に退院したが、全快には程遠く、声もかすれて元気ない状態・・
・呼びかけにも、いまいち反応しない。一時は、もしかして耳が聞こえてないんじゃないかと、心配した。
・退院後4~5日して、ようやく元の元気に戻った!

<困ったこと>
・髄膜炎を随分心配した。もし髄膜炎だと、場合によっては、麻痺などの障害が残ることがある。
・赤ちゃんが入院すると、お母さんも24時間付き添いになる。となると、上の子の面倒はすべて自分に。
・赤ちゃんの食事は病院で出してくれるが、付添者の対応はなし。だから、おにぎりやパンなど、お母さんの食事の用意を家族がしなくてはならなかった。介助って大変だなと思った。

健康のありがたさを痛感した一週間でした。
元気になってよかった、よかった。

EVtaxi

2012-03-27 | いろいろ
飯田に来て、EV(電気自動車)のタクシーが走っているのを普通に見かけて驚いた。
先日タクシー会社にいったら、ちょうど2台のリーフが充電中。
なんだかかっこいい。

でも、電源を自然エネルギーにしないと、ガソリンが電気に置き換わって、むしろCO2の発生量は増えるかもしれない。
走行時のCO2やNOxは発生しないけど、電気を作る過程で環境に影響が大きかったら同じこと。

これから日本中の車がEV化したら、電気の使用量が莫大に増えて、「原発がもっと必要だ」ということになるかも。
それでは困ってしまう。
単純に、EVになって環境に優しくてよかったね・・ではなく、
車の使用自体をカットすること、そうできる交通体系にすること、そうできる働き方や暮らし方を変えることも大切だ。
その上で、自然エネルギーの電気で走る電気自動車が普及すればgood。
そして、電気が選べない現在の日本では、ひとまずは走行距離分のグリーン電力証書を使うという手がある。
グリーン電力証書とは、自然エネルギーの「環境にやさしい」という付加価値だけを購入するもの。
普通の電気(主に火力、原子力)に加えて、環境付加価値を買い足すことで、「自然エネルギーで発電した電気」とみなすことができる仕組みです。

概算だけど、1年間1万キロ走るとして、リーフで約2400kWh。
えねパソ」で売っている個人向けグリーン電力証書は、太陽光で500kWhあたり6300円。
ざっくり5倍(3000kWh)で、31,500円。
つまり、だいたい30,000円くらい上乗せすると、
「あなたのリーフは、太陽光の電気で走っています」とみなせます。
これが高いか、安いか。
なお、深夜に自宅で充電したとすると燃料代はガソリンの1/6程度になるそうです。http://autoc-one.jp/word/554069/

みそ部

2012-02-29 | いろいろ
先週末、ホンムネくんで初の味噌仕込みをしました。

ホンムネくん、というのは、伊那谷・中川村にある古民家。
本棟(ほんむね)造り、というこの地域伝統の古民家を、大切に残そう!ということで、部長のえいこちゃんが味噌作りの「みそ部」をベースに、講演やら、整体ラップ(なんのこっちゃ)やら、いつも愉しく活動しています。

さて、話しを戻して、Nさん夫妻と一緒に30kgの味噌仕込み。
材料は、部長の父手作りの地大豆、沖縄の塩、地元の糀店の麹。
まずは、大釜で大豆をゆでます。これは部長がやっておいてくれて、約4時間ゆでました。


次は、茹でた大豆をすりつぶします。
道具は、手動のミキサー。ぐるぐるとハンドルを回すとミンチができるスグレモノ。
ガチャガチャと、重い部品をボルトで組み立てます。


コウスケもがんばった~「回すぞ~!」


すりつぶされた大豆が、むにゅむにゅと出てきて面白い。
温かいうちは、このままでもおいしい。


非電化の道具というのは、洗練されています。一度自宅で数キロ作って、ビール瓶とすり鉢でつぶしたけど大変だった~。20倍くらい効率よいのではないかな。
加工所の商業ベースだとこれが電動になりますが、体験や家庭の仕込みなら、非電化レベルが楽しさがあってちょうどよいと思います。

すりつぶし終わったら、麹と塩をよく混ぜて、それと大豆を混ぜあわせ、樽に投げ込んで密閉すれば、仕込み終了!


それと、今回は部長の指導もあり味噌用の樽を使用。
トップの写真の赤い樽が味噌用樽で、白いのは昨年使った漬物用樽です。

味噌用樽のほうが、
・茶色でかっこいい(それはおまけ)
・細長いので、空気に触れる上面の面積が少なく、カビで無駄にならない。
・20~30kgにも耐えるよう、持ち手が強くなっている。
のです!
どちらも同じアロン化成というメーカーなんですけどね。
味噌用樽はホームセンターではあまり売っていません。
地元の農家向けのお店で仕入れてもらいました。
通販でも買えるようです。(こちら

友人との、わいわい話しながらの味噌仕込みは、とても楽しい時間でした。
作業前後は、持ち寄りの食事とお茶会。
一人でやってたら大変だけど、一緒に作業することで愉しくなるんだなあ。
単なる生産・労働時間から、リクリエーションと創作、会話の時間に変わります。

去年つくばの地大豆(キノシタマメ)で仕込んだ味噌を今食べていますが、甘くておいしい。
手前味噌だけど、ほんとにおいしい。
新たな地、新たなつながりでつくった今年の味噌。
次の秋の、みそ開きが楽しみです!

そして、今冬は『干いも部』を発足することが決定!
茨城魂を見せてやる?!売るほど作りたい♪