yomoblog

南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

五平餅づくり体験!

2012-08-31 | いろいろ
伊那谷の名物といえば、干し柿、りんごなどいろいろあるけど、なんといっても「五平餅」。
俵状のもの、丸いもの、形はいろいろあるようですが、すったクルミの甘じょっぱいタレがついた餅にかぶりつくのがおいしい。

作ってみたいな~、お店じゃなくて家庭で作った五平餅を食べてみたいな~と、ずっと思っていたんですが、先日実現しました。
つくば在住時代に、かみさんが仲良くしていたママ友の実家がなんと飯田市で、その人がお盆に飯田に帰省していてご実家に招待してくれ、五平餅づくりを教えてくれたのです!

まずは、普通のうるち米のご飯を炊いて、それをすりこ木で潰します。つぶつぶの形がなくなるくらい。
潰したご飯をあつ~いうちに、手早く丸めます。このとき、球状の団子にするのではなくて、輪切りにした青竹を型にしてご飯を入れて、平べったい丸に型抜きします。それを竹串に2つ刺してひとまず形は完成。


次は、素焼きの陶製のコンロに炭火を起して、うまく竹串を乗っけて裏表を焼いてご飯に焦げ目を付けます。
焦げ目がついたら、クルミだれをたっぷり両面に塗り、もう一度炭火で炙ります。
(写真は、じいちゃんが、帰省したお孫さんに炙り方を指導しているところ。いい光景でした)

軽く炙ったら、お皿にどんどん山盛りに。
うまそ~う!
炙り係の役得で、焼きたてを食べさせてもらい、大満足。
子どもと大人が連携して、ご飯を丸めたり、火を起こしたり、炙ったり・・・
わいわいと作りました。

五平餅は、特別な時、親戚が集まった時などにみんなで作るものだそうです。
みんなで作って、みんなで食べると、楽だし、おいしいね。

信州人にちょっと近づいたうれしい体験でした。
うちにも五平餅の素焼きコンロ(火炉)欲しいな~

いいだ人形劇フェスタでムンポコプ~

2012-08-20 | 田んぼ
ちょっと前のことですが、8月上旬の週末、飯田市でまちを上げてのイベント「いいだ人形劇フェスタ」がありました。
飯田市のあちこちの街角で、人形劇や、人形を取り入れた大道芸などが見られるお祭りです。
今年も、アイデコしんやからの縁で友達になった「ムンド・ノーボ・ポコ舞踊団」を観に行って来ました。
そのしんやさんと、先日は大間原発反対のライブで一緒だったそうです。

団長が大勢の人形たち(30人くらい!)を引き連れて、うたと笑いの楽団ワールド。
子供たちは大喜びでした。
最後は、子供たちみんなで大きな龍になって会場を練り歩き。
楽しいサーカスでした~今年もありがとう。

ムンポコさんは、最近は笠間のひまつりにも参加しているので、茨城の方はチャンスあったらぜひ見に行ってくださいね。


あとは、創作音楽劇の「だるま森」さんを見に行きました。
去年、だいず先生の持続可能WSで知り合った方。
「森の歩き方 after3.11 」と題して、去年とはちょっと変わった作品。
3.11のあとに慰問した東北の子供たちの思いを、取り入れた内容でした。
君たちの怒り、つらさを決して忘れないよ、という思いが伝わってくるものでした。
自分でも、東北の津波の被災地に比べれば小さなものだけど、そのつらさは麻痺して感じないようにしている気がします。
でも、つらい気持ちを認めることが、次に進むために必要なのかもしれない。
まだこの作品を受け止め切れない自分がいました。

シリアスなメッセージはありつつも、最後はなぜか「ハナゲ」の歌を合唱。
だるま森さんの車もハナゲでした!
かわいいです。




「市民が作った電力会社」出版

2012-08-11 | いろいろ
ドイツのシェーナウという町で、原発に反対する市民が送電網を買い取って、自然エネルギーの電力会社を作ったそうです。
そのいきさつをたどった本が出版されました。
辻信一さんの対談集「ゆっくりノートブックス」を出している大月書店さんからです。

なんと、うちの社長が帯にコメントを出しています。
出版されるまでしらんかった・・

「ウルズラ・スラーデクさんが目指すエネルギー会社は「社会的企業」。私も同じ思いでやってきました。」
(原亮弘 飯田市「おひさま進歩エネルギー株式会社」代表)

パラパラと読んだだけですが、面白そうな内容でした。
写真から、ふつうの市民がこれだけできるのか、という勇気が湧いてくる感じでした。
ぜひお読みください。
映画もあるそうです。「シェーナウの想い」これも観たいなあ。
南信州でも上映したいな。


そういえば、おひさま進歩でも会社の歩みをまとめた本を出版したところです!
こちらから購入できます。
みんなの力で自然エネルギーを 市民出資によるおひさま革命

それから、お盆休みの土日に、まだの人は2030年の原発比率のパブコメ、出しましょう~。12日まで。


もう書いた?パブコメ。

2012-08-03 | いろいろ
      脱原発ポスター展の作品より。↑

さて、毎日暑いですが、もう書きましたか。
ゲンパツは2基だけ動いているけど、全然停電しませんね。去年ほど、騒いでもいないし。
やっぱりなくても現状の経済ですら動かせるし、もっとたくさんナマケてもいいと思うんだけどな。

そう、何を書いたかというと、パブコメです。
2030年頃のゲンパツのエネルギー比率に、国民からご意見を聞きます、というパブリックコメントの募集中。
(1)0%、(2)15%、(3)20~25%(なんでこの選択肢だけ、幅がある?20%のつもりの人と、25%の人と、高い比率の選択が2倍になるじゃないか!) の3択。
8月12日が〆切で、内閣府のHPからも書けます

簡単に書くなら、100文字以内で、短く結論をズバッと。
最近も経団連のおじいちゃんが、ゲンパツ減ったらGDPが成長しないからNO、みたいなこと言っているけど、彼の顔は全然幸せそうじゃない。
今度のお盆休み、お孫さんに合わせる顔があるのかなあ・・。

将来のため、子どもや孫のため、おじいちゃんもおばあちゃんも、お父さんもお母さんも、これから子どもを産む人も、
意見を言っておいたほうがいい。
その意義は、田中優さんが書いています。

ぼくの送った意見は以下のとおり。

>>

●支持する選択肢
<ゼロシナリオ(大飯原発をとめて早急にゼロにする)>

●100文字以内の概要:
原発は早急にゼロにするしかありません。
原発には、もう一度事故がどこかで起これば日本が終わってしまうほどの
大きすぎるリスクがあるからです。

●その理由など(100文字以上)
どんな地震にも耐えれる100%安全な原発はありえない、
ということが福島原発の事故で証明されたことです。
それまで「日本の原発は、100%安全」と政府、経産省、電力会社に
よって宣伝されていましたが、4つの炉が機能停止、爆発しました。

これから数十年、100年にわたり、多様な健康被害が発生すること
が懸念されます。
そして、立入禁止が解かれず、故郷を失う人もいます。
原発周辺では、農業や漁業が成り立たなくなりました。


それを考えれば、原発は早急にゼロにするしかありません。
経済成長に短期的にマイナスであっても、
電気代が上がろうとも、
原発には、もう一度事故がどこかで起これば日本が終わってしまうほどの
大きすぎるリスクがあるからです。
たかが電気のために、この豊かな自然を、健康に生きる権利を、永久に
犠牲にするとは、全く愚かなことです。


自分は3.11まで茨城県に住んでいましたが、子供が生まれた直後であったため、
幼い子どもの内部被ばくを避けるため、西へ引越しせざるえませんでした。

私は仕事も辞めて家族で移りましたが、茨城県の多くの友人が仕事や
家庭の事情があり、食べ物やホコリからの内部被ばくを心配しながら
そのまま暮らしています。

官邸前の反原発デモ、公聴会での国民の声を見れば、民意は明らかです。
国民の声を受け止め、日本の将来を左右する決断に活かすことを心から望みます。

どうか、子孫に誇れる英断をしてください。
この選択がターニングポイントだったんだよと、言えるように。
もう事故は一度起きてしまいました。
しかし、これが未来の選択の最後の最後のチャンスです。


--
--