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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

自転車の未来型

2005-05-26 | 2008年1月まで
5月22日の日曜日、アースデイ千葉ですごい自転車を見た。

前が2輪になったトライクという自転車で、習志野のメーカーが作っているという。
ふらつかず安定しているので、子供からお年寄りまで乗ることができ、しかも2輪の自転車のように左右に傾いた時に力を捨てることがないので時速40キロくらいまででるらしい。2輪車だとスポーツ自転車でも時速30キロでもやっとだから驚き。さらに、コーナーリングの時にバイクのように最大45度まで内側に傾けられるので(片輪を浮かす)、回転半径が小さく(マンホールくらい)小回りができる。見た目もかわいい。
値段はほぼ10万円からで、マウンテンバイクやロードレーサーとほとんど変わらない。
これは売れそうだ。しかも習志野発というのがいいなあ。
試乗したが、曲がるときの体重の乗せ方が2輪車と違うのでちょっと戸惑ったけれど、すぐ慣れそうだった。

他にも、リサイクル素材のメッセンジャーバッグ屋(サイクル&リサイクル)、フェアトレードショップ(イスラエル抑圧下のパレスチナで作ったオリーブオイルなど!)、オーガニック料理、NPOの紹介、フリマなどなどたくさん出ていた。
いろんな団体があって千葉は進んでいる。こんなイベントがあるとエコなことが広まるきっかけになるし、つくばでもできないかなと思った。

そして寺田本家さんのお酒、ちゃんぷるーの素のおにぎりもおいしかったです。トライク

つぶつぶ食の入門講座

2005-05-26 | 2008年1月まで
週末につぶつぶ食(雑穀など穀物を中心にした料理)の入門講座に出かけてきた。

雑穀料理の中心的な存在であるらしい大谷ゆみこさんの講座だ。
風の舞う広場、という明るい気持ちの良いカフェで行われた。

最初は、雑穀の育て方講座。郷田さんという大柄で物静かな男性が講師で、大谷さんの連れ合いだった。
種の撒き方、苗の育て方、収穫の仕方、収穫後の脱穀、食べるための殻のはずし方など、雑穀の種をまくところから、育てて収穫し料理に使う状態にするまで教わった。収穫後の殻はずしが中々面倒なようだ。しかも種類によっては、土の上に倒れると粒が小さいため土とまじってしまうものや、脱穀しやすくちょっとさわると落ちてしまう物もある。きびやひえなどの雑穀を買うとき、米より高いなあ~と漠然と思っていたが、その値段には意味があるんだと思った。ひとまず、殻をはずす手間がなく食べるには一番簡易な“アマランサス”の種を買った。雑穀を育ててみよう!

次に、大谷さんによる雑穀トークがあった。
最初は、場の雰囲気がちょっと固かったが(みんな緊張していた?)雑穀と自分の関わりについてのライフヒストリーを話してくれた。だんだんと熱が入ってきて、うれしそうに話していた。
「どうして明治のころまで雑穀をみんな食べていたのに、白米主義になってしまったのか」と質問したら、縄文時代・弥生時代からの米作の歴史から、江戸幕府の戸籍制度、かっけ、流通手段としてのお米、貴族文化の大衆化、アメリカの占領政策などなど、幅広く教えてくれた。すべてつながってるんだなと思った。
単に健康、環境の問題だけではなく、歴史や暮らし方、ジェンダーなど、社会すべてが雑穀料理から見ることができる。

講座の後は、つぶつぶ料理を食べながらの交流会。
かぼちゃと麦のコロッケが特においしかった。甘酒から作ったジュースもやさしい味でよかった。

奥が深くいろんなことがつながっているつぶつぶの世界に、しばらくはまっちゃいそうだ。