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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

大豆の種まき

2011-06-28 | いろいろ
(久々にコウスケを。畑でミミズやてんとう虫と遊んで元気です)

飯田市の<風の学舎>というところでやっている、大豆プロジェクトに参加してきた。(いいだ自然エネルギーネットワーク山法師:大豆人(まめじん)プロジェクト)
自給率の低い大豆を、耕作放棄地に育てて、味噌作りをしようというもの。

去年はつくばで、仕事として大豆~味噌づくりのオーナー制をやったけれど、懐かしい。
久々の畑仕事はやはり楽しい。

畑の場所は、ちょっとした山の小高いところで、畑からは南アルプスと中央アルプスの3000m級の山脈が見晴らせる絶景のロケーション。

午前中に、鍬で畝立て。
たまたま前夜に雨が降ってしまい、粘土質の土がさらに重くなって大変でした。
お昼にカレーをごちそうになって、午後は種まき。
大きくなるようにね~



コウスケは去年の綿づくり、大豆オーナー制ですっかり畑には慣れている。
わが子ながら、堂々の鍬使いっぷり!

活動拠点は、NPO山法師の化石燃料ゼロハウス「風の学舎」。おひさま進歩のソーラーをはじめ、風力発電があるほか、煮炊きの火はカマドのみ!ガスはありません。カマド煮込みのカレーはおいしかった~
自然エネルギーの視察研修や、普通に宿泊もできるそうです。
友達が来たら、ここに泊まるのも楽しそうだなあ。


つくばとは違い、ちゃんと回っていた縦型風車。


カマドが2連です。


竹を利用した、鍋掛。

長野県の自然エネルギーは本気だ

2011-06-16 | いろいろ
松本市で「風土エネルギーフォーラム」が開催された。
環境エネルギー政策研究所の飯田さんの講演とパネルディスカッションがメイン。
ソーラーパネルだけで発電したバッテリーを電源にしたライブも含む。

主催は、地元の大手新聞社、信濃毎日新聞。
信毎では、自然エネルギーを「風土エネルギー」として独自に名づけ、特集しているという。
その延長として、地方新聞主催で脱原発のシンポジウムを開くという文化度の高さ。
阿部知事も最初から最後まで、5時間フル参加。

長野県は原発が元々ない。海がないから冷却水が取れないからだ。
原発マネーがメディアに入っていないからか、地元新聞も諸民感覚に近く、原発を批判している。
茨城県では全く逆で、茨城新聞の論説委員がコーディネーターで原子力の安全利用をPRするシンポジウムをやっていたくらいだ。孫さんの自然エネルギー協議会にも入っていない。

さて、飯田さんの話は「脱原発」全開。
経済的にも、安全性でも、地域主権でも、資源枯渇の問題でも、
原子力には全く合理性がない。
ヨーロッパではすでに結果は出た。自然エネルギーへの投資が激増し、世界レベルに成長したベンチャー企業がたくさんできている。日本ではゼロ。
それでも原発にしがみつく経団連系・旧体制の「バックミラーを見ながら運転する人びと」と、
自然エネルギーへの転換の「未来を見て行動する人」の、せめぎ合いが今起きている。
どちらに転ぶかは、国民次第だ。

菅首相、「固定価格買い取り制度」の法案、絶対通してください!
薬害エイズ訴訟を超える晴れ舞台ですよ。
そして、この法案に自分の地区の国会議員が賛成するのかどうか、きちんと見ておこう。意見も伝えよう。

長野県の阿部知事も素晴らしい。
「自然エネルギーは、ねっこは民主主義の問題でもある。県民のみなさんに参加してもらうように、フラットな組織で進めていきたい」と語っていた。
全然偉そうではなく、しきいを感じさせない。
未来を見ている人だ。

飯田市のおひさま進歩エネルギーもパネリストだったけれど、「地域でやります!」という力強い一言。

こんな信州・長野は、自然エネルギーの推進を地域から進めている先進地だと実感した。
この場所で自分も力をフルに発揮したい。

原発からの汚染はまだまだ続いているし、先が見えない。
それでも、311を機にクリーンなエネルギーに変えていこう。子供たちのために。

しかしそれはただ、エネルギー源をソーラーなどに代替する、ということにはとどまらない。
民主主義や地方分権、自然保護など社会の本質的な変化を伴うものだ。
それは、スローな生き方、環境との調和など、生きやすい社会を実現するものだ。

意外!

2011-06-12 | いろいろ
自然エネルギーについての首相の懇談会、予想以上でした。
こちらから録画見れます。(約2時間)
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg4972.html

高速回線だけでも、5万人が見ていたそうです。

大手マスコミで報道される菅首相のイメージが、プラスに変わると思います。
追求されてばかりの国会ではないからだろうけど、
枝廣さん、岡田監督、孫さんらとの話もばっちりかみ合っていました。

経産省、環境省だけでなく、農林水産省、財務省など横断的な自然エネルギー推進の機関を作って、進めるとのこと。今回のようなオープンな議論の場も、設けるそうです。
本来は、あと1年くらいは首相を続けて、「固定価格買い取り制度」「発送電分離」、その他の規制緩和を進めたいと思っていたのではないでしょうか。

他分野ではいろいろ問題もあるんでしょうが、自然エネルギーの推進については惜しいなあ。と思いました。
もっと早く、こういうオープンな場を作れれば、広く共感を得られただろうに。

逆に、マスメディアで切り取られた情報では、印象が全く変えられてしまうんだということも、よくわかりました。

自然エネルギーについて、菅首相がネット中継で懇談

2011-06-11 | いろいろ
6月12日(日)に、菅首相が、坂本龍一(STOP Rokkasho)、岡田武史(六ヶ所村再処理工場に反対表明)、枝廣淳子(不都合な真実の翻訳)、孫正義(ソフトバンク)、小林武史(ap bank)さんと自然エネルギーについて懇談するそうです!

すごいメンバーだし、ネット中継しながらツイッターでの意見も受け付けるとのこと。
オープンな議論をするのは大事ですね。
菅さん、電力族に下ろされるな!


>枝廣さんのメールマガジンより転機


◆◆6/12(日)自然エネルギーに関する「総理・有識者オープン懇談会」に
  エダヒロが参加します◆◆
http://ishes.org/news/2011/inws_id000107.html


自然エネルギーに関する「総理・有識者オープン懇談会」が
6月12日(日)午後2時から、首相官邸にて、開催されます。

当懇談会は、ネットにて同時中継が行われ、ツイッターを通してのコメントや質
問など、誰もが参加できるオープン懇談会です。

エダヒロも官邸にて参加いたします。
この新たな試み、ぜひ、ご参加ください。

詳細はこちらから↓
http://ishes.org/news/2011/inws_id000107.html

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6/12(日)自然エネルギーに関する「総理・有識者オープン懇談会」

1.開催趣旨

 このたび、菅直人内閣総理大臣に対して、元サッカー日本代表監督の岡田武史
氏、ミュージシャンの坂本龍一氏、ソフトバンク社長の孫正義氏、環境ジャーナ
リストの枝廣淳子氏、ap bank代表理事の小林武史氏ら5氏から、それぞれ、
「いまこそ、自然エネルギーの本格的普及を」との要望を頂きました。

 そこで、これら5名の方々に、一堂に集まって頂き、総理との懇談会を開き、
率直な意見と提言を聞かせて頂くとともに、「これから、どう自然エネルギーを
普及させていけばよいか」について、積極的な意見交換をさせて頂きたいと思い
ます。

 なお、新たな試みとして、この懇談会は、ネットを通じて動画中継を行い、ツ
イッターでの質問を受けることにより、テーマに関心あるすべての国民とメディ
アがリアルタイムで参加できる「オープン懇談会」とさせて頂きます。

 6月12日(日)午後2時、
政府、有識者、メディア、国民の「新たな対話の形」が始まります。

 多くの方々のご参加を。

2.日時  平成23年6月12日(日) 14:00-15:30

3.場所  首相官邸

4.参加および取材
 ・懇談会での議論は、インターネット同時中継で全てを視聴できます。
   中継動画については、官邸ホームページのバナーからご覧ください。
   (http://www.kantei.go.jp/

 ・ツイッターの下記ハッシュタグによって、進行中の議論に対して、
   コメントをすることができます。(コメント用 #c-openkon)

 ・同様に、有識者および総理の発言に対して、下記ハッシュタグによって、
  質問を投げかけることができます。(個人質問用 #i-openkon)

 ・さらに、有識者および総理の発言に対して、メディアの方は、
  下記ハッシュタグによって、取材のための質問を投げかけることができます。
    (メディア取材用 #m-openkon  媒体名と氏名を明記の上ご質問ください)

 ・時間の制約上、いただいた質問の全てに対して、
  懇談の席でお答えすることは困難な場合があります。ご了承ください。
  ただし、多くの方からいただいたご質問については、
  後日、官邸ホームページ等でお答えすることを考えています。

 5.参加予定有識者(五十音順)

 ・ 枝廣淳子 環境ジャーナリスト
 ・ 岡田武史 元サッカー日本代表監督
 ・ 小林武史 ap bank代表理事
 ・ 坂本龍一 ミュージシャン(ビデオメッセージによる参加)
 ・ 孫 正義 ソフトバンク社長

  [司会]藤沢久美 シンクタンク・ソフィアバンク副代表


信州自然エネルギー協議会

2011-06-08 | いろいろ

孫さんの作った自然エネルギー協議会とは違いますが、長野県では独自に自然エネルギーの協議会を立ち上げることになりました。

その市民勉強会が松本であり、行ってきました。

今後は、

1)6月16日に発起人総会(公開)@松本
  同時開催 風土エネルギーフォーラム(ISEP飯田哲也さん講演あり)
2)6月~8月に、県内各地域で、自主的な地域協議会立ち上げのための説明会。そして地域協議会の立ち上げ
3)9月に県協議会が発足

という流れのようです。
飯田市でも地域協議会ができることを期待しています。

県が主導していくのかと思いましたが、むしろ地域協議会がそれぞれ独自に動くことを支援するスタンスのようです。
となると、うまくこの機会を積極的に活用できる地域は、いろいろとやれそうですね!

まだ、事業が具体化はしていませんが、早めに行政と市民が話し合いを始めているのはよいなと思いました。
資料は、説明会を主催してくれた平島さんのサイトにあります。