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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

ちびっこ化石博士

2012-09-10 | いろいろ
最近、すっかり恐竜にはまっている香介。
9月9日は5歳の誕生日。
プレゼントに、岐阜まで化石掘りに行って来ました。
瑞浪の化石博物館では、なんと近くの河原に自由に化石をほれるところがあるのです。
といっても、恐竜の化石はなくて、1700万年くらい前の貝の化石がほとんど。

ちっびこ化石博士も、夢中になって石をわっていました。
白い貝の化石や、黒い葉っぱの化石が取れました!
「今日は化石掘り楽しかったな~」と言っていました。
大人になってもおぼえているかな?

化石掘り、実は大人でもかなり面白く楽しめます。
化石入りの石が、河原にゴロゴロしているので、掘り放題です。
運がよいと、サメの歯の化石もあるそうです。


お米が実ってきた

2012-09-10 | 田んぼ
先週末は、ひさびさの田んぼ教室。
7月末に草取りをして、「それからは根を痛めないように、田んぼには入らない」ということもあり、草取りが足りなかったなあ・・と思いつつそのままにしていました。


行ってみると、やはりうちの田んぼは、かなり草に押され気味。(写真右側の緑の田んぼ。草に埋もれている・・)
実はついてはいたけれど、背が低く、穂が少なめ。
結局、「根への影響はあるだろうけど、このまま草に負けるほうがダメージが大きい」ということで、草に特に負けているエリアを中心に、鎌で草刈りをしました。(来年は、8月頭にかかっても、仕上げの草取りが必要)
稲の実の充実を助けるために、環境を整えます。

それにしても、自然農の田んぼの美しいこと。
先生の山本さんは、コシヒカリだけ、とかではなく、赤米、黒米、香り米、もち米、天龍乙女などいろんな品種を一枚の田んぼに撒いているし、受講生も好きな品種を育てているので、カラフルな稲穂が「多様性」を見せてくれます。


ちょうど赤米が、出穂のころで、ピンとたった穂が羽のような、ススキのような様子で綺麗でした~
山本さんは、「赤米のこの美しさを、一人で楽しんでいるのはもったいなくて」田んぼ教室を始めたそうです。
黄色い稲穂に見慣れていたけど、多様な色合いの田んぼはとても美しかった。
農家は芸術家に近いと思いました。
じっくり作物を眺めていたら、芸術のセンスが磨かれることでしょう。
今の農家さんの多くは、そういう余裕なく忙しく作業しているかもしれないけど・・


黒米も、赤米も、古代米です。
赤米ってきれいでいいな~、来年作りたいなと思った単純な僕。
でも、山本さんによると、きれいなだけではないそうです。

赤米は、身が入る時期がバラバラで、収穫してもすぐに実が落ちてしまうものも多い。
これは人間には不都合ですが、お米にとっては長い期間かけて土に落ちるので多様性を確保できます。
ある時期にうまく結実しなくても、次の時期には実が充実するかもしれません。

また、赤米は麦のように長いヒゲがあります。
これがきれいなんだけど、収穫するときは人間には邪魔なものです。
でも、鳥にも邪魔なので、鳥に食われることが減ります。

人間は、一度にたくさんとれて、作業が楽なようにお米を品種改良し、選別してきました。
人間にとっての好都合と、稲にとっての好都合が違うんですね~
古代米は、選別される前の昔の姿を残しています。
勉強になりました!

さあ、稲刈りは10月中~下旬になりそうです。
(周りの普通の農家さんは、もう稲刈が始まっています。飯田周辺でも、JAが放射能測定し、OKが出てから収穫解禁となったそうです)