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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

広島・長崎から福島への歴史

2011-10-30 | いろいろ

友人から教えてもらった田口ランディの「ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ」。
意外なことに小説家だと思っていた田口ランディさんは、核のことも3.11前から関心を強くもっていたようです。

ヒロシマ、ナガサキに原爆をおとされ、核の恐ろしさは世界一知っているはずの日本で、なぜ54基も原発があるのか。
これから原発をやめるには、何故ここまで進められたのか知らなければ、問題の原因から絶つことができません。

第2次大戦でナチスへの恐怖から原爆が開発されたこと、
ドイツが早々と負けたために、代わりに日本へ落とされた原爆。
戦後は、東西冷戦時代での西側の極東の拠点としての役割から、核の平和利用の拠点とされ、核への怒りがあっさりと原発推進に変えられていく。
大手新聞などの世論誘導、反原発=共産主義というレッテル貼り、戦後の貧しい時代。
経済のための原発推進。

箇条書きになってしまうけれど、上記のような日本が核を受け入れるまで流れが、やさしい言葉で解説されています。
この本を入り口に、もう少し核の歴史を知っておきたいと思います。
悪い歴史を引きづらず、繰り返さないように。

本質的な視点で核・原発を考えるために、よい入門書です。

虹の市・手作りソーラーシステム講座

2011-10-23 | いろいろ
伊那市の公園で行われた「虹の市」へ出かけて来ました。
有機農家や作家さん、コーヒーやさんなど、手作りで心のこもったものを作る作り手が集まったあったかいマーケットです。

その中で、手作りソーラーシステムのワークショップがあり、参加しました。
講師は、トランジション相模原のメンバーの鈴木俊太郎さん。
ちょうど「自休自足」という雑誌に載ったのを見たところでした。
本業の整体師の傍ら、自前でソーラーシステムを作るようになって、イベントにカフェを出店した時などの電源として利用しているそうです。
20Wの小さなソーラーパネルを持ち運んで、(その他にバッテリーやコントローラーなども)電動コーヒーミルや、電球の電源として問題なく利用できているそう。
大体、一式で2万円くらいで完成するそうです。

工具や金具にちょっと工夫が必要だけど、そんなに難しい電気工事をするものでもありませんでした。
その電源で、PCや携帯の充電、灯りがいくらかでも点けば、3.11のような大停電時には助かります。
ぼくもPCを動かすくらい、ソーラーでできたらいいなと思いました。

お忙しいようですが、3.11以後、WSを各地でされているそうです。
ちなみに、今日教わった作り方の概要は、いま販売中の「自休自足」に詳しく出ています。

そのほか、一斗缶など3000円くらいで作ったロケットストーブや、手作りの非電化冷蔵庫なども紹介してくれました。このストーブは、少ない薪(木材)で火力が強く燃えるそうです。


そして、会場にはポニーや、ハロウィンになったらポニーに引かせるためのかぼちゃの馬車を作る人が。さっそく子供たちが乗せてもらっていました。
上伊那にも面白い人がいっぱいいます!


筑波山わた部WS2011

2011-10-16 | いろいろ
3月まで住んでいた、筑波山麓で去年立ち上げた「わた部」。
綿を自分たちで作ってみようという、温故知新な企画です。

10月下旬に、ワークショップをするそうです。
詳しくは、わた部ブログを。
チラシもセンスいいな。やるなデザイナーK子ちゃん。

ぼくは、公私混同、家族ぐるみで参加していたんだけれど・・
仲間が今年もさらに進化、発展させてくれたようです。
うれしいな。(そして、少しさみしい)

わた部を含めて、筑波山麓のグリーン・ツーリズム振興は、つくば市役所時代にいちばん楽しく、やりがいある仕事でした。
途中で離脱することになり無念ですが、その分、伊那谷で自然エネルギーの地域づくりを盛り上げたいと思います。


ポポー

2011-10-13 | いろいろ
南信州は、果物王国です。
最近は、りんごがたくさん出てきました。ツガル、秋映、シナノスイートなど。
これから、シナノゴールド、陽光、フジ・・と、12月まで続いて行きます。
りんごの種類がこんなにあることにびっくり。

そして、先週末に直売所で不思議な果物を見つけました。
名前は「ポポー

味は、バナナのような、洋なしのような、コクと甘みのある南国の味。
洋梨を強くしたような香り。
2個で100円でした。

コウスケは、<「すいポポ」(妹)みたいだね!!>と喜んでいましたが・・
味は苦手なようで、父さん母さんがおいしくいただきました。

信州は、キノコや山菜も豊富です。
農産加工品もすごく多い。
野菜王国の茨城とは、ちょっと違った農産物があるのが面白いです。