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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

おひさまゆでたまご

2013-08-31 | DIY
お盆をすぎて、だいぶ涼しくはなったけど、まだまだ日中は熱いですね~
今日も、時々陰るけど強い日差しでした。その熱、どうせなら使いたい。

飯田のおひさま発電所第一号、明星保育園で「太陽炉で作るゆでたまご」のことを教わりました。
なんと、水を使わずにおひさまの熱でゆでたまごができて、味が濃くておいしい・・という話。

その作り方は・・
①アルミ缶にぐるりと黒い紙を貼る。缶は本体とフタ部分の2つに、上下に切っておきます。
 (熱い夏にたくさん消費したビール缶が役に立つ!)
②黒い紙を貼った缶本体に卵をいれる。水はいれずに、たまごだけです。
 500ml缶をだと、たまご2つが入ります。
 フタ部分をかぶせる。
③おひさまに当てて、ひたすら待つ。
④ソーラークッカー(太陽炉)を缶の外に置いてあげると、熱が集まってなおよし。
 僕はダンボールに銀紙を貼った手作りのものを使いました。(もらったもの)

11時~12時半にかけての90分ほど、温めてみました。
今日はときどき雲で日が陰ることがあったけど、ほぼ晴れていて、日差しは十分。
太陽は1時間に15度ずつ移動するので、ちょこちょこ様子を見て、ソーラークッカーの向きを変えて太陽を追尾します。


温度計で測ってみると、外気は33度くらいの時に、ソーラークッカーの中は44度!
手作りソーラークッカーでも、10度くらい高かったです。

さて、どきどきしながら卵を取り出すと、、アッツイ!!
アルミ缶は手で持てないことはない熱さだったけど、中のたまごはとても素手では持てません。
フキンで掴みながら、コツっコツっと殻を割ってみると・・よかった、白身が固まってる!
生卵だったらどうしようかと思ってました。

切ってみると、黄身までしっかりとゆで卵になっていました。
味もおいしく、普通にゆでたまごです。

燃料代タダの、自然エネルギー・おひさまゆでたまご、できました!

田んぼに咲いていたセリの花

2013-08-03 | 田んぼ
7月は田んぼの草取りの時期。

自然農ではできるだけ草も生かして、生き物がたくさんいる場を作ろうとする考え方ですが、さすがに苗が他の草に負けて埋没するとどうしようもないので、幼児から青年になるまでの間は、他の草を抑える必要があります。

6月下旬の田植えのあと、7月は草取りの時期。
去年はこの時期にあまり田んぼへ行かず、1度しか草取りしませんでした。
それが原因で収量が少なかったのかな、という経験があり、今年は7月中旬からまめに、毎週末草取りしています。

写真は、先週の週末の様子。
セリとか、カヤツリグサとか、名前もわからない色んな草がありますが、地表ギリギリのところで鎌で刈ったり、稲への影響が大きいと思われる草は、土の中の深い所で根から切っています。
切ったり、抜いた草は、丸めて苗の脇に置いていきます。
その草は、腐食したり、あるいは根が生きていてまた伸びてきたり。
また伸びてくることもあるので、1~2週間したら、まるめて置いた草をまた天地返しして根を剥がします。

草取りも、一気に田んぼ全面は刈り取りません。
クモとか、オケラとか、いろいろ生き物が居るんですが、寝床がいっぺんになくならなように、一列空けて草をとったり、特に稲が負けている列だけ優先してとったり、田んぼ全体を見ながらやりすぎないバランスを考えます。

こういう草取りをするのも7月まで。
8月は田んぼの中を歩き草をとると、稲を痛めてしまうので、行いません。
稲の成長に任せます。
なので、今週末までがギリギリ、草取りできる時期かな?

さて、田んぼに白い可憐な花が咲いているな、と思ったら、セリの花でした。
初めてみました。
なんだか、そのまま残したくなりました。
(花が咲く前は、こんにゃろーという感じにガンガン抜いてたんですが。でも、太くて長い茎の存在感の割には、稲への影響は無いようです。むしろ共生している感じ)