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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

お見舞い

2005-08-15 | 2008年1月まで
母方の祖父がガンを患っている。お盆の墓参りがてらお見舞いにいった。物を食べられずやせてしまい、ベッドに伏せるようになってしまった。

初孫だったこともあり、自分はよ~くかわいがってもらった。軽トラに乗せられて一緒に農協にいったり、町の花火を見に行ったり、正月のあいさつまわりをしたり。自分もおじいちゃんと出かけると近所のスーパー「かわねや」へ連れて行ってもらうのが楽しみだった。

お見舞いにいっても、何を話したらいいのか戸惑い、結局は親戚の人と世間話をして終わってしまう。「元気?」とか「調子はどう?」とか、数週間前はまだ声をかけられた。伏せってはいなかったし、座って話ができた。
しかし、すっかりやせこけて力をなくしたおじいちゃんを前にすると、気の利いた言葉は出てこない。「こんにちは」のあとが続かない。なんと言えばいいのか。
今日は弟も一緒に行ったので、並んで「だれがだれかわかる?」と聞いた。そのとき、おじいちゃんは、うれしそうにちょっと笑った。笑ってくれて良かった。弟は特に久しぶりだったから、大きくなっていてうれしいみたいだ。
そして、「元気でなぁ」と逆に言われてしまった。元気で生きていけ、といわれたような気がする。おじいちゃんが生きてきてくれてありがとう、と言いたい。

STARNET

2005-08-14 | 2008年1月まで
栃木県益子の焼き物の町並みを少しはずれたところに、STARNETというカフェ&ギャラリーがあります。ギャラリーのほうで、いま「リビングワールドの仕事展」という展示をしています。

写真は「風灯:Solar」というもので、風鈴のようだけれど風が吹いても音は鳴らない。でも、夜になって風を捕らえると光りが灯るというもの。太陽パネルが頭に付いていて日中は充電し、動きと暗さを捕らえるセンサーが反応して、夜風にふかれると光りを灯します。

あるいは、砂時計がいくつもテーブルの上に置かれています。それをひっくり返すと説明が書いてある。例えば「100個の星がその生涯を終えて宇宙から消える時間」「100人の子供が生まれてくる時間」「ひとつの生物種が地球から姿を消す時間」砂が落ちきるまでがこれらの「時間」です。100個の星が消える時間なんて、あっという間です。1分もない。100人生まれる時間も長くない。1,2分でしょうか。逆に100人この世界から消えるのはどれくらいなんだろうか、とお盆の時期に思いました。

世界の各都市の上に小さなスピーカーを持って行くと、その土地で録った町の音が聞こえてくる「音卓」という音の世界地図も面白かった。

力の抜けた柔らかい発想で、見せ方も洗練されています。

カフェは、益子周辺でとれた食材を使ったオーガニック料理。食べ物、飲み物、お菓子とすべて盛りつけ、味ともレベルが高いです(料金も)。ウエイターの人が、あまりスローな雰囲気でなかったのが残念ではあります。はやっていたので仕方ないところはあるけれど。

益子焼きの陶器や、食材、一点ものの洋服なども売っています。

地元の食材をつかったスローでオーガニックなカフェを基本として、+アートスペースというのはいいなと思います。カフェだけでなく、なにか+αを持つ。笠間には、椅子などのアンティークショップと組み合わせたカフェがあります。しかしどちらも地元の人はあまり利用していないようでした。外の人だけでなく、地元の人も通いたくなる場所にできないだろうか。夜は地元向けのスローな飲み屋さんにするとか。

STARNET


アマランサスの収穫

2005-08-11 | 2008年1月まで
はじめて挑戦した「雑穀の栽培」。これまで野菜は遊びでやってきたが、今年は「つぶつぶ」で買った種で、「アマランサス」というもの播いた。ヒユ科ヒユ属(よくわかんないけど)でイネ科ではない。南米アンデス生まれの雑穀だ。
じつは食べたことはないんだけれど、収穫してから脱穀をしなくてもよく、食べるには一番楽な雑穀だよときいて、やってみることにした。あわやヒエも古い種をもらって播いたけれど、うまくいったのはアマランサスのみ。
ちょっと早めに色づいた穂を、試しに刈り取ってみた。これぐらいの色合いで収穫して良いのかな?少し色が薄まってきた状態です。はじめはもっと鮮やかな赤紫でした。詳しい方がいたら教えてください。ひとまず、2週間くらい吊って干そうと思っています。