yomoblog

南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

なめこの収穫

2005-10-30 | 2008年1月まで
笠間の斉藤農園で、なめこを収穫させてもらった。

土の上に寝かせた木のわきっちょや上にひょっこり、なめこが生えていた。
なめこ菌の種が1000粒単位で売っていて、それをほだ木に打ち込む。そして、落ち葉がかぶり土にふれるところで日に当てて1年間寝かせると、写真のように生えてくるそうだ。1年間の時間は必要だけど、寝かせておけば取れる。野菜の収穫が少ない冬場にとれるように、同様にしいたけも冬用の品種を選んでいるそうだ。ただし、しいたけは2年間かかるそう。
収量を上げる技術の向上だけでなく、収穫時期と作業量の組み合わせを考えて、年間計画、将来計画を立てて農場経営していくというのは、奥が深い。きまぐれな、フィーリングでやっている自分の市民農園とは、3段ぐらいレベルが違う!

まあそれはさておき、今夜はいただいたなめこで、なめこ汁を食べよう。

自転車チューンナップ

2005-10-24 | 2008年1月まで
ここのところ、秋の長雨を理由に、自転車に乗っていなかった。
今日は夕方に雨降りそうだから車で行くか、といいわけをしながらいるうちに、初秋のさわやかな気候が終わろうとしている。もう肌寒い日もあるくらいだ。
そこで、自転車生活を取り戻そうと、まず自転車屋さんでメンテナンスしてもらうことにした。
それで結果をいうと、これはよかった。ブレーキシューを前後交換し、チェーンに油を差し、いくつかの部品を調整して、グリップのゴムを交換した。サドルの位置もずれていたのを直した。
おかげで、ブレーキがぴたっと停まる。こいでいてバランスがいい。
お金はけっこうかかって部品と調整の手間で6200円だったけど、その分の効果はあったかな。
自転車はいいものを買っておしまいではなく、その後もよいメンテがあってこそ性能が活きると思った。これから乗るぞー!

芋の収穫

2005-10-24 | 2008年1月まで
今年は2年目になるサツマイモ。なかなか収穫の時間を作れなかったけど、友達を援軍に呼んで芋掘りをした。
しかし、葉っぱが虫に食われてすっからかん。芋ツルの下には、しましまの毛虫がたくさんいた。こいつらに食べられちゃったようだ。葉が食べられたせいか、連作障害か、はたまたツルをまめにひっくり返さなかったからか(たぶん全部だろう)、今年のサツマイモは収量も少なかったし、実も小さい。まあ、何もしないでいたし仕方ないけど、勉強になった。
さっそく焼き芋にして食べた。意外なことに紫芋の品種が、まったりした食感でおいしかった。色は深い紫でちょっとびっくりする。
しばらく芋ばっかり食べそうな予感。

農の世界に入る人

2005-10-03 | 2008年1月まで
機会があって、これから新規就農するという若者2人と話をした。一人は28才の同級生の人で、これまでSEとして4年働いたあと2年間は企業の環境報告書をまとめる仕事をしていた人で、農業の経験は全くないが、長野で1年研修をして有機農業を始めるという。体格もがっちりとしていて農業には向いていそうだが、ちょっと不安も持ちつつ、でもこれをやるぞという気持ちも強いものがあった。頭もよく回転する人だったので、独自の路線で経営をしていくんじゃないかという気がした。自分と同じように、学生のころから環境問題への意識を持ち続けて、仕事をしてきた中で、やっぱり農業をやろうと思ったそうだ。
もう一人は、まだ4年生の農学部の学生で、卒業後はおじいちゃんの畑を継いで農家になろうという人。実家が農家ということもあって、まわりの反対もなく、さらっと農の道に入るようだ。ただ、こちらも単純に作物を作るのではなく、地域とどうつながるかを考え、仲間と協力して・・と経営戦略を考えている。若いのに、すっとその道に入って、具体的な課題を考えているのに驚いた。
僕らの世代(20代後半~30)は、オゾン層の破壊を心配したり、温暖化が騒がれ出して京都会議(1997)が開かれたり、風の谷のナウシカを読んで絶望したり(自分は大学まで読んでいなかったけど)、環境問題への関心を持っている人がそれなりに多い。でも、例えば大学で環境サークルをやっていたとしても、卒業後は普通の大・中企業に就職したり、国家公務員、地方公務員になったりで、既存の枠組みのコースにはまっていることがほとんどだ。「私、有機農業始めます」と、すんなりできる人は少ない。でも、ぼくらより3,4年あとの人(20代中~前半)は、大学卒業後すぐに農業の研修をして、新規就農する人が増えている。若い人ほど、既存の枠組みから自由になっているんだろうか。

先を行かれるようですごいな~と圧倒され、刺激になった。自分も市民農園ではあるけれど、もっと研究してまじめにやろうと思った。そして、自分にとっての農・食を基本に据えた生活はどんなものなのか具体化するために、しゃんとして、よく眼を開き、体を動かそうと思う。