キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

自閉症の子どもにとっては、登場人物を分析するのが難しい~

2009-05-29 00:50:47 | 自閉症アメリカ教育事情
昨日は宿題で苦しんだ息子。

これは学校で受けた試験問題(記述試験)の一部を家でするという、Take home examだったらしい。

学期の成績の四分の一が、この試験の得点に相当するらしく、息子にとっても大きなプレッシャー。

課題図書を読んで、登場人物の人間関係や変化、感情について、事細かく作文を書くというものだが、自閉症の息子にとっては、一番苦手なタイプの小説。

泣きながら自分の点数を心配し、宿題をする息子がかわいそうに思いながらも、これも人生の訓練だと思って、一人でなるべくさせるようにする。

成績がストレートAの息子にとっては、それをキープしたいというプレッシャーがあるらしい。友達がいない息子にとっては唯一誇れるものは成績なので、それを崩したくないという気持ちもよくわかる。

夜10時まで宿題に取り掛かり、朝6時に目覚ましをかけて残りの問題をやりおえる予定だったが、それでも終了せず、息子はホロホロ涙顔で学校に行く。

あまり親が出しゃばるのはよくないと思いつつも、国語の先生に、事情を説明するメールを出し、配慮や援助してもらうようにお願いする。

こういう大変な思いをすることも、将来の糧になってくれればいいんだけど。。。
コメント (2)
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