キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

最近仕事をしながら考えること

2009-09-29 08:11:05 | アメリカの大学で教える
受講生の数が多いと、どんどん学生からのメールが入ってくるので、なにかに追われているような落ち着かない気持ちで今のセメスターを過ごす。

普通ならこの時期は数人ドロップアウトし、受講生の数が減ってくるものだが、なぜかそういう気配はあまりない。

今年は流感の影響もあり、病気を理由に欠席したり課題の提出が遅れる学生への対応が難しい。従来では、医者からの証明書があれば対応していたが、流感の場合「病院には来ないで、家で安静にしてください」と指導されているようなので、証明書を求めるのも難しい。ずる休みなのか、病気なのかを見分けるのにエネルギーを費やすのも無駄なので、申し出てきた学生にはそれなりの対応をすることにしている。

そういう状況の中で仕事をしながら、つくづくこのご時勢で教員を務めるには、「整理整頓」の習慣がある、または得意な人ではないと難しいのではと感じることがある。メールの整理、授業で使ったスライドや配布物、試験、提出物、成績それらを自分のためでなく、学生にも閲覧できるようにコースウェブサイト(Blackboardなど)に掲載し、常に情報をアップデートしていくのは意外と時間がかかる。

最近思うのは、仕事量に埋没されてストレスにならないためには、自分や人のミスや足りないところを大目にみて、細かいことにこだわらないことなのかもしれない。

(おまけ)それでは、今から息子を迎えにいってきます。息子は今日から11週間の馬との関わりによる(?)社会性訓練のプログラムに参加することになりました。今から7年前に、感覚訓練を目的にした自閉症児の乗馬訓練に通ったこともあります。今回は自閉症の子は息子だけみたいですが、またそのうち訓練の様子を報告しますね。
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Complete Tightwad Gazette を購入

2009-09-27 13:40:09 | シンプルライフに惹かれて
節約とリサイクルのベストセラー本を購入。たとえば古くなったパンストをいかにリサイクルするか、いろいろな面白いアイディアが紹介されている。

アマゾンのレビュー数は240件。http://www.amazon.com/Complete-Tightwad-Gazette-Amy-Dacyczyn/dp/0375752250
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秋のダイニングルーム

2009-09-27 13:36:19 | アメリカ便り
この前購入したコーヒーテーブルとたまたま同じデザインのキャンドル立てを40%オフでShopkoで見つける~

カスコで2年前に見つけた秋のリースと合わせてダイニングルームを飾ってみる。
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自閉症児の作文

2009-09-24 04:08:21 | 自閉症アメリカ教育事情
高機能自閉症の息子が書いた宿題の作文です。自閉症児は、人や自分の感情を理解するのが難しいと聞いていましたが、今回のこの作文を読み、息子の自分の感情の洞察の深さに、夫ともどもびっくり仰天でした。

これは昨年、6年生の時に学校集会で、息子が「カラフルな洋服を着てくる」というコンテストで優勝し、みんなの前に出て特別席にしばらく座り、しかも景品にピザとドリンクをもらった経験を描いたものです。

Title: Moment of intensity

Today was a surprising and the most emotional day of my life. When I was waiting for the announcement for the winner for 6th grade best seat in the house I had butterflies in my stomach. “And the winner for multi color day is…” I was thinking in my mind please win, please win, please win. My face was red hot from all of the tension.

“…(My son’s name)”. I couldn’t believe my ears I just won the best seat in the house. People all around me started cheering and clapping. I felt happy, red hot and embarrassed all at the same time. I felt like it was all a realistic pleasant daydream. I pinched my just to make sure if this was a dream and it wasn’t. I actually won something special in my life for once.

When I walked down to the couch I felt like I was a celebrity or a president. Almost everyone was cheering giving me high fives and was clapping when I walked down the bleachers. I also felt like I was a hero or something. I got a taste of what it was like to be popular.

When I got to the couch It looked like a junk food heaven. The candy was spread all over the chair like a piñata just exploded on the couch. I could smell the gooey cheese, the tomato sauce and the dough from a mile away. When I sat down I felt like I just won the lottery.

When I took a bite of the pizza it tasted like I put a hose in my mouth with cheese coming out. As I pulled the pizza away the cheese attached to my mouth stretched between my mouth and piece of pizza. It was like eating melted string cheese.

From the couch I could see thousands of kids screaming, stomping, shouting and cheering the kids playing the games. It felt like this was a rock concert, the kids playing the game were the band and that I got vip seats. Everyone seemed to be making nonstop noise.

I felt really embarrassed but happy at the same time. It was a weird feeling that I never had in my life. My face was still red hot after the spirit assembly for some strange reason. I don’t know why I was so embarrassed the whole time.

During the assembly I felt like I was a king for 10 minutes. The 45 minutes felt like 5 minutes. I was having so much fun so it felt like I was pulled into a time warp. It seemed like my life was flashing before my eyes during the 45 minutes.

After the assembly when I gave the leftover pizza to kids it felt like I was throwing away money. I couldn’t walk home with the pizza so it felt like I was stabbing myself in the back. But I also felt good about it too. When I got a lot of friend offers it felt like I was the most popular kid in school.

Today was the most emotional day of my life. I was happy, embarrassed and excited all at the same time. It felt like I had a nervous breakdown in a good way. Winning the best seat in the house was the best day of 6th grade and also my life so far. I wish I could repeat today.
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授業開始5週目

2009-09-23 05:53:59 | アメリカの大学で教える
秋学期の授業も5週目に入る。61人中、約半数くらいの学生の名前と顔が一致するようになり、自分としてはナカナカ順調なスタート。すぐ覚えてしまったのは、クラスの少数派である男子学生やマイノリティ学生。マイノリティと言えども、韓国に生まれ養子縁組でアメリカに来た学生、小さい頃にハンガリーやフィリピン、メキシコなどから移民としてアメリカに家族ぐるみでやってきた学生たちなどなど。うちのコドモたちのようにBiracial(ハーフ)の学生が多いのも、この大学の特徴。

クラスの半分以上の学生が、既に2カ国以上の国を旅行した経験があり、その多くはヨーロッパ、カナダ、メキシコ。しかし61人中、4人の学生が日本へ旅行した経験を持っているらしく、日本留学生をホストファミリーとして受け入れた経験を持つ学生もかなり目立つ。

やはり高校を卒業して大学にストレートで来るのは、ある程度裕福な家庭の子どもたちなのかもしれない。もう一つ担当しているオンラインクラスの学生たちは、そういうチャンスに若き頃恵まれなかった人たちで、年齢も20歳頃から40-50歳と幅広い。

英語のハンディがある私でも、なんらか提供できるものがあると実感する瞬間があるので、この仕事を続けられるのかもしれない。



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テープ起こしと翻訳の仕事

2009-09-22 11:08:42 | 研究者生活
先週から、頼まれていたテープ起こしと翻訳の仕事を少し始めることにしました。

この翻訳は、日米マイノリティ比較研究の一部なんですが、カセットテープに録音した英語と日本語の会話を聞きながら、テープ起こしをし、その後日本語の分を英語に訳するというのが私の仕事です。

この仕事のために、Olympus AS 5000という専門のTranscription Kitを買いました。ソフトの他に、足ペダル、ヘッドフォンがついているんですが、慣れるまで機械を使いこなすのもナカナカ大変です。

日本語の会話の中でも、地名が出てきたり、聞きなれない団体の名前、人名が出てくるので、時々インターネットで調べながらやっています。テープの質が悪いので(カセットテープに録音され、雑音が入っている)、こちらのストレスになりそうですが、会話の内容がなかなか面白く、勉強になりました。

2時間テープが33本あるので、長期戦の仕事です。
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鳥をアクセントにしたコーヒーテーブルを買う

2009-09-20 14:01:22 | シンプルライフに惹かれて

一ヶ月遅れの私のバースディープレゼントに、Pier 1 Importで Perched bird accent tableをダンナに買ってもらいました。

もともと昔から鳥系統のデコレーションが好きだったので、これも狙っていたアイテムです。

この夏購入した写真飾りも、木がテーマです。

IKEAで見つけたのも木の写真。リビングルームのテーマが揃ってきました。。。全体に自然系のものが多いと、和んだ気持ちになります。特にネコたちがソファーで寝そべったりしていると、オアシスです。

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ストレスをためずに仕事をする方法:その2

2009-09-19 04:11:14 | 研究者生活
先ほど投稿した記事に関連して書いてみます。

私の経験から考えてみると、「木を見て、森をみない」ことが原因なのかもしれないです。小さなことばかりにとらわれ、全体を見失っていることが多々あります。

仕事は積み重ねですが、まず人生の目的や方向性を考えてみて、小さいことにこだわらずに、まあまあうまくいっているというような仕事感覚をキープすることかもしれないです。

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ストレスをためずに仕事をする方法

2009-09-19 03:16:32 | 研究者生活
今までの私の仕事感覚は、ビジュアルに説明してみると、「処理」と「未処理」のトレイが机に2つ並んでいるようなものでした。「未処理」(やらなければならないこと)に含まれている仕事用件を、効率よくどんどん片付け、「処理」に移していくのが、仕事のタスクなんですが、これが私の場合、思ったよりストレスになってしまいます。

たとえば、

1.「未処理」のトレイにどんどん新しい仕事が入ってくるので、いつも何かに縛られてしまうような気がする。

2.「未処理」のトレイに入っている仕事が、思ったよりも手間隙がかかり、いつまでたっても「処理」に移せない。たとえば、共同で書いている原稿などは、相手の仕事スケジュールに左右されてしまうので、長期戦。ということで仕事が能率よくはかどっていないような錯覚に陥いる。

3.「未処理」のトレイに入っている仕事を、ともかく早く終わらせてしまうことばかり頭に入ってしまい、事務的で質の劣った出来上がりになる。

この「処理」「未処理」の二極化した仕事のやり方から脱出して、もっとゆったりと満足できる仕事ができないかと今、考察中なんです。
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コンピューターリタラシーを磨く教育

2009-09-17 03:02:10 | アメリカ小学校事情
コドモたちの宿題に、コンピューターが欠かせない時代になりました。

たとえば、小学校5年生の昨日の娘の宿題、自分のクラスのホームページの掲示板に、あるテーマに関する自分の意見を投稿するという内容です。このクラスでは、普段から自由掲示板で、「好きな歌手は誰か?」「旅行してみたいところは?」などという質問を互いに出し合って、意見交換しています。

息子も中学に入ってから、自分の研究プロジェクトを紹介するために、パワーポイントを使うことになっています。フォントの選び方、効果的な表示の仕方、画像や音楽を挿入するなど、オトナも顔負けのテクニックです。

息子は、時々学校の図書館でコンピューターを使っているんですが、各教科の自分の成績(親もアクセス可能)や点数をチェックするのが慣例です。なかなか細かく、毎回の小テストのクラス平均、最高点、最低点まで表示されています。

プライベートでは、最近娘の友達のおかあさんが、仲良し3人組のためにブログを立ち上げてくださいました。この3人は、Warrior Catsシリーズの大ファンなので、時々ブッククラブ(読書会)と称して、週末に集まっています。それだけじゃ物足りなく、ブログで語り合うという趣旨です。

私の子ども時代には想像できなかったことです。この後、時代はどのように変わっていくんでしょう?


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目的別にお金を積み立てる

2009-09-16 09:08:12 | シンプルライフに惹かれて
2年前からなんですが、年金や子どもの教育費とは別に、毎月の収入の中から、少しずつ目的別にお金を積み立てることにしました。自動的に引き落としするようになっています。

車修理
日本への里帰り
クリスマスプレゼント

たとえば、この車修理費ですが、タイヤを買い換える時、車が故障してしまった時、かなりまとまったお金が必要になった時にこの口座から引き落とすようにしています。この前もタイヤがパンクしてしまい、500ドル近くの出費でしたが、この口座があったからこそです。

日本のように、年2回のボーナスという報酬がないアメリカでは、しっかりプランを立てないと思わぬ出費があった時、対応するのが大変です。

みなさんはどのようにやりくりしているんでしょう~?
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オリンピック半島の港町ポート・タウンゼンドを訪れる

2009-09-15 07:02:36 | アメリカ便り

 

オリンピック半島の東端にある、港町ポート・タウンゼンドに半日遊びに行ってきました。観光客が多く、聞く話によると、 "Best of Northwest" で、"Best Place to Kiss" に選ばれたそうです。もう少し足を伸ばすと、映画Twilightのロケ地を回ることもできます。

センスのいいお土産屋さん、アートギャラリー、プティックが並んでいます。

(上記の写真は、http://www.gonorthwest.com/washington/olympic/port-townsend/townsendfood.htmより抜粋)

毎年夏には、ジャズ・フェスティバル、オリンピック音楽祭などの文化的な催しが毎週末のように行われているそうです。ストリートパフォーマーです。

近くの海洋博物館です。娘と入ってみました。結構小さいんですが、娘は喜んで海の生き物を手で触っていました。

 

 

 

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オリンピック国立公園内のキャビン紹介

2009-09-13 08:36:38 | シンプルライフに惹かれて

 

100年前のオリンピック国立公園の生活を体験してみました。

とはいっても、こういう電化製品はその当時なかったはずですよね!1日目は、マリネにした白魚をフライパンで焼き、サンドイッチの具にして食べました。2日目は、オーブンでラザニアです。台所用具や食器類は全部そろっているので、一応なんでも料理可能です。お水がないのが不便でしたが、キャンプ用の大きな容器に入ったお水を使いました。

タンスの上の小さな鏡台、なんだかおばあちゃんのうちにいったような気分です。

二段ベットとクイーンサイズのベット(カウチベット)がありました。

大きなストーブがあるので、キャビンの中はとっても暖かいです。

(おまけ)ネズミが出るらしいですが、私たちは幸い気づきませんでした。きれい好きな人は抵抗があるかもしれませんが、なかなかできない体験です。

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オリンピック国立公園の散歩道 その2

2009-09-13 08:25:56 | シンプルライフに惹かれて

散歩道はこういう具合です。緑がキレイでまぶしいくらいです。

 

 

 

温帯雨林で有名だそうです~

トレイル先にある川です。キャビンの水が故障中だったので、この川でお茶碗や調理道具を洗うようにって、キャンプの管理人さんから教えてもらったんですが、キャビンから歩いて20分もあるのでやめました。でも昔の人はそうやって、生活していたんですね。

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オリンピック国立公園の散歩道 その1

2009-09-13 08:21:40 | シンプルライフに惹かれて

 

キャビンの裏庭に2つの散歩道(トレイル)がありました。立て札があり、このキャビンについての歴史が詳しく描かれています。

 

もう少しアップで見てみると。。。

こういう具合です。

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