キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

山あり谷ありの研究者生活

2009-05-14 13:14:57 | 研究者生活
Eメールが通信手段になると、思わぬニュースが予想外のタイミングで入ってくる。

今日は、いい知らせと悪い知らせが同時にくる。

まずは、悪い知らせの方からいってみよう。ジャーナルに投稿した原稿が不採択になったというニュースが編者の方からメールで届く。研究方法にかなりの問題点があったみたいで(といっても、もう一回データーを収集するわけにいかないんだけど。。。)、結果的にはこうなってしまったという残念なお知らせ。最後にうちのジャーナルの採択率は20%以下で、非常に優れた論文のみが採択されることを付け加えておきます、というようなことが書かれている。この雑誌は季刊誌で、しかも1冊につき論文を4本しかのせないので、最初から無理だったのかもしれない、と思って割り切ることにする。

しかしかなり期待していただけに、ショックも大きいが、プラス面を考えると細かいレビューアーからのコメントを参考にもう一度書き直して、別のジャーナルに送るという道が残されていること。時間と労力を考えると、正直ぞっとしてしまうが、これが研究者生活だと思って、腕を磨いていくしかないのかもしれない。

いい知らせの方は、国際比較共同研究へのお誘い。Counseling Psychologyの専門の教授が中心となって行う共同研究で、日本のデーターを収集・処理する研究者が必要らしい。彼は、国際比較のパーソナリティ研究でかなり有名で、比較文化心理学のジャーナルの副編者を務めた経験もある専門家。彼の奥様(同じく比較文化研究者)を去年の秋に私のクラスのゲストに来てもらったことからの縁。その時に、もし今後そういう研究をやる予定があったら、ぜひ入れてください、とアピールしたことを覚えてもらっていたらしい。

もう一つの嬉しいことは、今週キャンパスの新聞記事に、私の研究が紹介される。周りの人に自分がやってきたことを理解してもらえるのは、自信につながりそう~。特に私みたいに、理路整然と自分の研究について人前で説明するのが苦手な場合は、記事にしてもらった方が伝わりやすいという利点もある。

ということで、山あり谷ありの日を過ごし、興奮しきってしまった私(プレッシャーに弱いナイーブな私)、全然仕事がはかどらなかったけど、明日は少しマシな時間の使い方できるかな~?
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夏休みの仕事計画

2009-05-14 01:28:31 | 研究者生活

今週から大学は夏学期が始まったというのに、外はあられの冬景色。

この夏は1コマオンラインクラスを担当。先週春学期の期末試験が終わったばかりなので、学生も教員も休みなく、あっという間に忙しいスケジュールに突入。

学期の間になぜ休みを置かないのか不思議だが、職員(スタッフ)として働いている人は、年間を通して有給以外に休みはないので、文句も言えないのかもしれない。

この仕事と平行しながら、テープおこしと翻訳の仕事も副業としてやる予定にしていたが、この仕事を依頼してきた方の仕事のスピードがあまりにものんびりしているので、そろそろ我慢の限界。。。これは、阿部フェローシップ財団の資金で行う日米比較研究。楽しみにしていたが、1月に依頼されて依頼、5月の今になってもテープが手元に届かないので、昨日も催促のメールを送る。

その他、論文投稿や助成金申請のプロポーザル作成、と幾つか目指していることもあるので、まずは計画。

子どもの夏休みが始まる前にできるだけ多くの仕事を片付け、その後いかに家族の時間とバランスをとりながら仕事を進めるのかが当面の課題。戦略として考えているのは.....

  • 集中作戦(生産性があがるように、1つのことをやり始めたら、他は切り捨てる。タイムプレッシャーを与える-1時間以内にやり遂げる、等)
  • 面白作戦(仕事が面白くなるように、マインドマップを書いたり、メモを取ったり、自分の興味があるところからスタートする)
  • 宣言作戦(自分のやろうとすることをブログに書くことで、後に引けないという気持ちになり、意欲が少し出てくる。また、周りの人にこういうことやるつもりなんだということをあらかじめ話しておくことで、自分に(いい意味での)プレッシャーをかける)
  • 褒美作戦(ある程度目的を達成した週の終わりには、10ドル自分にプレゼントして、お金をためて自分の好きな本や雑誌を購入)

 

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