キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

ティモシー・ケラーの死去

2023-05-21 07:52:58 | キリスト教

昨日、悲報が入ってきました。

アメリカの牧師、キリスト教の弁証家として著名なティモシー・ケラー氏が、72歳の生涯を閉じられました。

20年前には甲状腺のガン、3年前にはステージ4の膵臓癌と診断され、免疫治療を行ってこられたそうです。

数日前、Facebookで氏の息子のマイケルさんが、「お父さんを病院から退院させ、これから自宅でホスピスケアを行う」と報告なさったばかりでした。自宅に連れて帰って、1日程で亡くなられたようです。

マイケルさんの報告によると、ケラー氏は亡くなられる前には、次のようにおっしゃっていたそうです。

“I’m thankful for all the people who’ve prayed for me over the years. I’m thankful for my family, that loves me. I’m thankful for the time God has given me, but I’m ready to see Jesus. I can’t wait to see Jesus. Send me home.”

"長年、私のために祈ってくれた人たちに感謝している。私を愛してくれた家族にも感謝している。神様が与えてくれた時間に感謝している。しかし、私はイエスに会う準備ができている。イエス様に会うのが待ち遠しい。私を家に帰してほしい。"

自分のほんとうの故郷に帰りたい、イエス様に会いたい、そういう思いで召されたということは、私たちにとっても慰めです。

 

私、夫や娘も、そして周りにいる人たちも、社会的弱者を擁護し、本当の福音について考えさせてくれたケラー氏の本にずいぶん影響を受け、励まされました。

ケラー氏については、このブログでも何度か紹介させていただきました。

https://blog.goo.ne.jp/yokomam/s/%E3%82%B1%E3%83%A9%E3%83%BC

昨年、アメリカを去る時に、

バイブルスタディーの仲間からプレゼントしてもらった本が、ケラー氏が奥様と一緒に"The Songs of JESUS"というデボーション本です。

ケラー氏の本をこれからも読み続け、またケラー氏のポッドキャストを時々聞きながら、私の人生に影響を与えた一人の方として覚え続けていきたいと思います。

 

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息子の大学院の卒業

2023-05-20 19:27:47 | 子どもの近況など

先週の日曜日、息子は無事、大学院を卒業。

フルタイムの仕事と並行しながら、アメリカで一番大きな大学(学生数ではナンバーワン)に在籍し、オンラインで統計学の修士号を取得。

時々、私たちのところに電話がかかって、

「試験失敗した」「落第するかもしれない」などとパニックになっていたこともありましたが、

ストレートAだったようで、会社も授業料を支払ってくれたのは(成績が悪ければ、自費だったようです)、親としてありがたい限りでした。

 

忙しい生活が過ぎ、

「これからは、余った時間どうするの?」と聞くと、

自学でプログラミングなど学ぶと言ってました。

夫は「スペイン語勉強したらいいんじゃない?」

私は「自転車買って、少し運動したら?サイクリングクラブにでも入ったら?」

と助言しましたが、

これからどうなるかは、息子がゆっくり決めるでしょう。

 

息子が小さい時は、自閉症をかかえつつ、フルタイムで仕事をし、大学院も卒業するという未来は、全く予測できませんでした。

そのことに感謝しつつ、チャレンジ精神を失わず前向きに歩んでもらえたらと願うばかりです。

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24年ぶりの日本のゴールデンウィーク

2023-05-06 18:35:47 | 日本でのひとりぐらし

24年ぶりの日本のゴールデンウィーク(GW)。

授業もミーティングもなく、気持ち安らかに過ごすことができました。

ホントなら、気分転換に旅行に行きたかったのですが、GW期間中は、ホテルや交通費も高くなってしまうため、ほぼ地元で過ごすことに。

こういったスケジュールになりました。

29日ー隣の県のアウトレットモールに初めて行ってきました。ずっと欲しかったHunterの長靴がバーゲンで買えたので、嬉しかったです。

30日ー朝は仕事、お昼は教会。そして、一度行ってみたかった新しくできたばかりの家庭料理と野菜マルシェのレストランでランチ

1日ー大学で仕事。

2日ー午前は論文を書き、午後は母を連れて父のお墓、ショッピング、そしてケーキ屋さんに行ってきました。

3日ーほぼ一日論文書き。そして、アメリカの大学の授業のレポートの採点。

4日ー少し仕事をして、散歩がてらデパートまで歩いて行き、リラックスゼーションサロンでマッサージしてもらいました。午後は、母を連れてショッピングへ。夜は、母の手作りの山菜の天ぷらとお寿司をごちそうになりました。

5日ーアメリカの大学の授業の期末試験の採点をし、その後マインドフルネスのレーズン・エクスサイズ。午後は、村上春樹さんの本を聞きながら、1時間程歩いて「ひがし茶屋街」「主計町茶屋街」に行き、なんと地震に遭遇 スマホの警報の大きさにびっくりしましたが、何もなく良かったです。その後本屋さんなど回って、帰ってきました。

6日ーアメリカの大学の授業のレポートの採点。その後マインドフルネスのボディースキャン・エクスサイズ。ついでにYoga for Adrian(有名なYoutubeヨガ講師)も久しぶりにやりました。アーモンドプードル入リのクッキーを作ったのですが、慣れないオーブンで作ったためか、またたく間に丸焦げ あとは少し大学で仕事をし、スーパーと本屋に寄って帰ってきました。

連休のあいだに、村上春樹さんの新作を読み終え、今もう一冊の本をオーディブルで聞いているところです。

あっという間に連休も終わってしまいますが、美味しい食べものと面白い本との出会い、散歩、ショッピングができ、私らしく過ごすことができたのは良かったです。

 

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「街とその不確かな壁」を読む

2023-05-06 17:30:21 | 映画・本・テレビなどを語る

村上春樹さんは、アメリカでも人気の作家。

米国で生活していた時も、「風の歌を聴け」、「1973年のピンボール」、「海辺のカフカ」、「IQ84」,「 色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」、「騎士団長殺し」、全部日本語や英語で読みました。英語は、Audibleです。

最後に読んだのは、たしか「走ることについて語るときに僕の語ること」というご自分のマラソン体験について書いたエッセイだったように思います。自己管理がしっかりしていること、英語でのスピーチの練習などは、走りながら行っていらっしゃること、などいろいろ教えられる本でした。

そして3年がかりで書いたというこの春出版された「街とその不確かな壁」。

お若い頃に同じタイトルで発表していたこの作品(出版はされていない)を「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」として改作したそうですが、それを書き改めて今回出版に至ったようです。

内容はネタバレになるので書きませんが、読み応えのある力作だと思います。

どの作品にも共通していますが、

図書館、ジャズ、クラシック音楽、猫、耳といったモチーフが頻繁に登場し、お料理が上手な洗練された主人公というところも、読者の気をひくところです。

私が好きなジャズ・サックス奏者ポール・デズモンドの音楽が何回も出てきたところも、嬉しかったです。

 

この本を読み終えたので、今「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の英語版Audibleを聞き始めたところです。

主人公の冒険に自分も引き込まれながら、毎朝の散歩の日課になっています。

 

 

 

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