キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

初めてレンタルする家

2010-11-30 21:37:38 | シンプルライフに惹かれて

1年間レンタルすることになったのがこの家。そういえば、私たちにとって、家をレンタルするのがこれが始めて。

3匹のペットを受け入れてくれる物件がなかなか見つからなかったが、まあまあと思える家を見つけたので契約することにした。

古い家だが、4ベッドルーム、2バスルーム。ガレージは車2台収容できるサイズ。庭は小さいが、木が沢山あり、木陰がたくさんあるので、犬のシェークスピアも助かりそう。備え付けのベンチがあるのがいい。また畑もついているので、バジルやシソなどミニ菜園を楽しめそう。

 

ペットとの暮らしなので必要条件は、木製かタイルの床。

このタイルは、模様を見ていて、胸が気持ち悪くなりそうな柄だったが、夫が何か上に敷いてくれるということなので、それに期待しよう。

ジェットバスつきが嬉しい。

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今後の不安

2010-11-27 22:20:22 | リストラから教えられる人生

先週はストレスで口内炎が二つもできてしまった。あまりに痛くて夜も眠れないくらいだった。

家探し&子どもの学区決め&私の就職という人生の節目になる出来事が同時に重なり、選択肢の中から一番いい道を選ばなければというプレッシャーが重たかった。そして、日本に住む父親の手術。本来ならば長女の私は、里帰りして傍についてあげたかったが、両親の大丈夫という言葉に甘え、次女の妹に頼むことにした。

こういう時に限り、学生からのメールがどんどん送られ、ずっと連絡がこなかった共同研究者から原稿について問い合わせがくるので、忙しさが何重にも響いてくる。

結局、シンプルな生活というより、子どもたちが大学予備校と地元で命名されている高校へ進学できる学区に引越しすることに決めた。今私たちが住んでいる地域と教育環境を変えるのは、子どもたちの可能性を閉ざしてしまうのではという配慮だった。

このCollege Parkと呼ばれている公立高校は、APクラス(上級クラス)をかなり取得することができるらしいし、数年前からは、Academy of Science and Technologyと呼ばれる特別プログラムが設置され、学区のトップクラスの子どもたちを集めて実験的に教育を行っているとか。さらに課外活動にもかなり力を入れているらしいので、高校に入学すると毎日勉強と部活でかなり忙しい時間割になるらしい。

日本のように、受験して希望する高校に入るわけではないので、どの地域に住むかということで、子どもの教育環境が随分変わってくる。そういうことで、夫は1時間かけて自宅から職場に通勤することに決める。もともとヘルニアで腰痛に悩み、1日に2度30分のストレッチをし、1時間ジムでエクスサイズをする夫には、こんなに通勤に時間がかかってしまい、やっていけるのだろうか。しかも博士課程に入ると、いつ宿題をする時間があるのだろうか。そういうことを考えるとますます不安になり、不眠になってしまうが、当の本人はあまり心配している気配なし。

信仰がしっかりしている夫は、私のように人間的にいろいろ考え悩み不安になるのは、エネルギーの無駄だと思っているらしい。

 「なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。それはみな、異邦人が切に求めているものだ。あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」(マタイ6章28節‐34節)

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 私の仕事の先行き

2010-11-26 22:31:13 | 研究者生活

先週訪問した1つの目的は、私のインフォーマルな就職面接だった。

前にも紹介したとおり、今回はSpousal Accomodationが採用のパッケージについてこなかったので、夫に頼らず自分の実力で勝負というのが少し不安だった。

就職ポートフォリオを持参し、私の専門分野の学科を訪れ、学科長と短い面接の時間を持った。

ポートフォリオのページをめくりながら、Wonderful, Greatと目を輝かしながら、実績を評価してもらえたのは嬉しかったが、今現在はフルタイムの採用はないので、非常勤でよかったらぜひ勤めてほしいと言ってもらえる。

その晩、早速、推薦人3名の名前と連絡先をメールに記載して送るが、返事がこない。もしかして、ジャンクメールに入ってしまったのかと思い、5日後に別のメールアドレスからも送付してみる。それでも連絡がこないので、来週始め電話連絡してみよう。

就職先を確保できそうなのは嬉しいが、通勤片道1時間もかかることを考えると、気が重い。しかも高速を時速70マイル走ってという距離なので、週3度の授業などとなると、交通費の方が心配になる。子どもの学校の行事、医者につれていったりなどを考えると、車で行き来する時間のロスがもったいないような気になる。そう思うと、この大学はキープにしておいて、別の就職先を探した方が良いのではと気持ちも揺れる。

夫はこれから博士課程に向けて、GREの勉強から始まり、何かと忙しくなる。家族が崩壊しないためには、私が自分の仕事を家族の皆のスケジュールに合わせるようなかたちに持っていかないと難しい。

私の博士号がフルに生かせ、フルタイムの仕事に結びつくまではまだまだ時間がかかりそうだ。 

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シンプルライフと引越し

2010-11-26 15:23:29 | シンプルライフに惹かれて

今回は、大学から全く引越し費用がでない。

自分たちでいかに安価で引越しをするために、次の方法を考える。

  • 自分たちでトラックに荷物を積み下ろし、トラックの運転だけを業者に頼むupackを利用することにした。http://www.upack.com/
  • 家具は最低限度のみにし、残りはCraig's listで売るか、寄付することにする。
  • 食器類、衣類、おもちゃ、本なども処分するか寄付し、数を減らす。特に割れそうなものは、最初から持っていかない。

雪が降る中、引越しをするのは気分的に晴れないもの。早くこの家も売れ、気持ちよく引越ししたいもの。

 

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アメリカ失業手当制度の矛盾

2010-11-23 10:39:20 | リストラから教えられる人生

失業手当をもらってからそろそろ3ヶ月。受給をストップされないためには、職業訓練、職探し日記の提出などいろいろ求められる。

このように手当てをいただけるのはありがたいことだが、腑に落ちないのがこの2点。

新しい仕事の開始日の1ヶ月前まで、就職活動をしなければならないという義務が課せられている。たとえば、夫の新しい大学の仕事は1月3日からなので、12月3日までは、続けて就職面接を受けたり、応募し続けなければならないらしい。

ということで、オファーをもらってから別の3つの大学より電話面接をしたいという連絡がきたが、それらにも応じなければならないというややこしい状況が生じてきた。そのうち2つの大学は、別のスケジュールとの兼ね合いで電話面接をキャンセルすることができたが、今週は何も理由がなかったので、夫は悩みつつも就職電話面接をすることにした。

今朝はその大学との20分の電話面接。1,2週間後に本面接に呼ばれるかどうかの連絡がくるそうだが、もしそうなれば今度は断らなければならないが、そうしたら失業保険は打ち切られるのだろうか。

もう一つの腑に落ちない点は、毎週就職活動をしているという証拠を3種類提出しなければならないらしい。願書を送る、面接をする、就職の問い合わせをする、などらしいが、インターネットでの就職活動は含まれないらしい。夫のような専門職は、そうたびたび募集がないので、週に3種類もの就職活動をするのは非常に困難。

こういう矛盾が起こるのも、制度の利用者のモラルが低下していることからくるためと考えられるが、一貫した制度ではなく、利用者のニーズや事情に応じた制度が必要なのだはないかと思う。

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The Woodlandsに住むことに決める

2010-11-20 16:15:00 | リストラから教えられる人生

夫がテキサス州の大学からオファーをもらい、今週は家と子どもたちの学校探し。そして私の就職活動の開始。

過去13年間に9回引越ししてきた私たちは、かなり手馴れたものと思っていたが、今回は非常にややこしかった。

数多くの学校を見学したり、スクールカウンセラーや校長、副校長、特殊教育の教員などとミーティングをした結果、子供たちが新しい地域にスムースに適応できるためには、今子供たちが通っている学校と大体レベルが共通しているThe Woodlandsの学区に引越しすることに決める。

このThe Woodlandsは、現在は人口9万人のヒューストン郊外のホットなコミュニティー。2009年のForbesのアメリカでもっとも住むのに理想な町の14位に選ばれたこともある。http://www.forbes.com/2009/07/07/relocate-relocation-cities-lifestyle-real-estate-affordable-moving_slide_15.html 

町中にゴルフコースが7つ、コミュニティプールが20箇所、コンサートホール、湖、トレイル、ショッピングモールやセンターなどがそろっていて、教育熱もかなり高いらしい。

ただ、これから片道1時間近く、車通勤に時間がかかるのが、気が重い。子どもにベストな教育環境を与えたいという気持ちの夫は、1時間通勤する覚悟を決めたそうだ。慢性のヘルニアで悩む夫の腰痛は、こんなに長く車に乗っていて大丈夫なのだろうか。

いろいろ悩みながら、眠れない夜をすごす。

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就職活動:ポートフォリオ作成

2010-11-13 14:34:47 | 研究者生活
来週、夫がオファーをもらった大学とその町を訪問することにした。

主な目的は、住まい探しだが、それ以外に娘と息子の学校関係者とのミーティングを沢山入れたので、1時間刻みのスケジュール。

この地域の学区はそもそも5,6年生、7.8年生、9-12年生と学校が分かれている。さらに近所によっては、9年生だけの学校もあるのでよけいややこしい。

自閉症児の息子、英才児プログラムに現在参加している娘のためにそれぞれの学校の障害児教育と英才児教育の先生と面接する予定なので2X3(もしくは4)回のミーティング。しかも候補にしている学区が3つもあるので、それにまた3をかけるとミーティングの数は最低18回。あまりにもややこしくて気がおかしくなりそうなので、いい加減にアポをとるのをやめ、とりあえず最初に連絡がついた学校や先生たちとの予定を優先する。

こういうことばかりしていたら、家を探す時間はとてもない。

今回の別の目的は、私の就職活動。夫がオファーをもらった大学の中で、私の専門分野の学部を見つけたので、学科長と面接をするアポをとってもらう。

いろいろ考えて、履歴書だけでなく、資料を揃えポートフォリオを作成してみることにした。これは全く自分の思いつきなので、こういうものが役に立つのかわからないが、こういった具合。

1.履歴書
2.教育業績(Teaching Statement - Teaching Experience, Teaching Philosophy and Strategies, Student Evaluations of Teaching)
3.研究業績(Research Statement -Research Experience, Dissertation Studies, Current Research Collaborations, Future Directions)
4.学科長による評価
5.成績証明書

教育面の業績のところには、学生による授業評価のコピーを幾種類か添付し、研究業績のところには、研究論文のコピー、私がもらった研究助成金を紹介するニュースレターのコピーなどを添えてみる。

Kinkosに持っていき、バインダーにしてもらったので、どうにか格好だけは良くなったが、注意してもう一度見てみると、誤字脱字がぱらぱらと目立つ。

慌てて作成したので仕方がないが、作成し直す時間と気力はないのでこのままにしておくことにする。

就職活動とは今までほとんど縁のなかった私なので、今回の面接も練習だと思って気楽に考えることにしよう。。。
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英才児教育プログラム始まる

2010-11-12 06:11:50 | アメリカ中学校事情
娘のGifted Programのクラスが11月より始まった。本当なら8月から始まったところだが、先生が7月に出産したばかりだったので、産休と共にプログラムもお休みだったらしい。

この学区の場合は、週に1度、放課後3時から5時まで、対象の子どもたちがそのクラスに集まって特別授業を受ける。

Gifted Programにもいろいろ種類があるらしく(また今度詳しいことをブログに書く予定)だが、この学区では子どもの社会性や感情の発達を考えて、普通授業の妨げにならないように、課外授業として位置づけされているらしい。

選抜条件も、ワシントン州の殆どの学区は、知能テストや標準テストが95%タイル以上という規定されているらしいが、この学区は98%タイル。しかも算数と国語の両方かつ知能テストの成績が98%タイルないと条件に満たない。

先生の話によると、この学区は大学町ということで非常に生徒全体の学力レベルが高いので、もし95%とをボーダーラインすると、半分近くの生徒がGifted Programの対象になる可能性があるとか。

最初の授業では、民主党と共和党に分かれて、ディベイトしたらしい。しかも自分の応援する党派と反対の立場に立って、主張しなければならなかったらしい。Perspective Taking(ものごと違った側面から理解する能力)の訓練と考えてもいいのかもしれない。

今度引越しした地域では、どんなGifted Programが用意されているのだろうか。


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家が売れない悩み

2010-11-09 22:10:28 | リストラから教えられる人生

昨日は、不動産屋とのミーティング。

私たちの家は7月から売りに出したが、その間、見に来たのは1件だけ。

私たちの町は、大学が大幅な財政削減をここ数年繰り返していることから、景気が悪く、家がなかなか売れない。今年は去年よりもさらに悪化。

価格を15000ドルほど下げることにしたが、これでも売れるかどうかは保障がない。

不動産屋いわく、景気回復のためにInterest Rateは30年ローンで3.8%までに下がったそうだ。今、家を探している人にはありがたいタイミングだが、家が売れない限り、私たちも次の家の購入は気が引ける。

レンタルの場合、ペットがいると断られる場合が多いので、猫と犬のいる私たちは立場が弱い。

夫の母が、シェークスピアを知り合いの人がビーグルを探しているので譲ってあげたらどうかと言ってきた。ありがたいお申し出なのかもしれないが、家族同様に接しているシェークスピアを人手に渡すのは悲しい。その知り合いの人は、もうすでに1匹ビーグルがいるそうだ。シェークスピアも一緒にじゃれる犬がいるのはいいことのなのかもしれないが、やっぱり辛い。

シェークスピアの犬友達のオーナーかつ私たちの不動産屋のステファニーは、「シェークスピアはあなたたちと離れたら性格が悪くなって、薬で安楽死させられるわよ」と極端なことを言う。

また悩みの種が1つ増える。。。

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オファーのその後 その2

2010-11-07 13:34:47 | リストラから教えられる人生
前回の続きになるが、Spousal Accomodationのシステムがないだけでなく、引越しの費用も出ないことがわかった。

これまで在籍・就職していた大学では、引越手当てとして年収の1割程度が至急されていたが、そういうものはないらしい。

夫も現在、無職というハンディがあるので、あまり強気で交渉を進めることもできず、もう一つ面接を受けたばかりの大学の返事を待つ先に、今日中に決めてもらわないと、別の候補者にオファーがいくと言われ、正式に引き受けることにした。

大学のレベルとしては、今まで所属していた大学に比べると落ちるが、仕事自体がレベルアップしたので、夫にとってはキャリアアップの絶好の機会。しかも、大学側の注文で、博士過程に進むことになったので、失業がプラスに働いた例といってもいいのかもしれない。

夫のこれからの直属の上司にあたるAssociate Provostは、数年のうちに現在のProvostが引退する際、その後継者になる強力候補らしいので、そういった意味でも仕事を失う今回のようなことは、ないようだ。今の大学で3年前に夫を採用したVice Provostは、去年癌を患い、治療の効果もなく亡くなってしまった。そういう経緯があるので、自分の上司のキャリアも気になるところ。採用委員会長の話によると、Associate Provostはあなたのこと、とても気に入っていてぜひ雇いたいと言ってたのよということなので、夫も嬉しかったらしい。

Spousal Accomodationというアレンジメントがないため、これから私も就職探し。今の大学とは、来年の夏までオンラインで1コマずつ春と夏学期それぞれ教える予定なので、とりあえず仕事はあるが、その後が心配なところ。

引越し費用も、かなりの痛手。車では、ノンストップ35時間の距離。引越しの搬送費用もすべて自腹なので、ともかくモノを処理したり、売ったり、寄付したりすることで、最低限のものだけ持参する予定。ネコ2匹と犬1匹も一緒に移動するので、どんな珍道中になるのだろうか。

オファーを正式に承諾した10分後、東海岸の名門大学から電話面接をしたいとメールがくる。こういう機会を逃したのが残念でたまらないが、この大学での就職の競争率はかなり厳しいだろうし、これで良かったのかもしれない。


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オファーのその後

2010-11-05 14:53:44 | リストラから教えられる人生
夫は、もう一つの大学での面接を終えた。今まで見たキャンパスの中で一番美しかったというくらい環境の素晴らしいところだったらしいが(さすがリゾート地)、仕事の内容はイマイチだったらしい。いろいろなグループや部局との面接が用意されていたらしいが、人が集まらなかったり、参加者がゼロだった場合もあったらしく、それ程大学が力を入れているポジションではないらしい。

そう考えると、2週間前に面接を受けた大学のオファーを正式に受けたいところだが、一つの不安材料は、私の仕事。

これまで私たちが所属してきた大規模の州立大学AとBでは、Spousal Accomodation (採用のオファーを正式に承諾する条件の1つとして、その配偶者やパートナーの仕事も保障する。非常勤などで雇う場合が多い)をProvost Officeが3年間、その際の費用の半分を賄うというシステムがしっかりあったが、今回夫がオファーをもらった大学は、それがはっきりしていないらしい。

聞いてみると、そういう可能性はあるが、保障はできないという返事。このようなDual Career Coupleのために、近辺にも沢山の大学があるからそこもオプションだというような曖昧な返事だった。

いろいろ調べてみると、Spousal Accomodation には是非論があるらしく、特に tenure-track faculty して伴侶を雇った場合には、その学部のプログラムの質が下がる恐れもあることも指摘され、微妙な問題らしい。しかし大学院などで恋に陥った研究者たちが、共に働ける職場を求める率はますます増えているらしいし、全米の大学でSpousal Accomodation をどのように扱っているのかという調査もなされているとか。

僕の妻は、別に tenure-track facultyでなくてもいいし、Part-timeの仕事でも十分だというメールを出してみたが、どういう返事が返ってくるのだろう。相手側の気分を損ねず、うまく交渉を進めていくのはリスクを伴うし、はらはらする。

ネットでいろいろ調べてみると、極端な場合は、面接の際、結婚指輪を外し、ナイトライフの話を興味を持って聞き(シングルに見せかける)などという例も挙げられていたが、Dual Career Coupleは、大学にとって重荷のようだ。採用面接の際、離婚を勧められたという極端な例も挙げられ、選択が迫られそうだ。

そういう中、知り合いのクリスチャンの人から、励ましのある聖句をもらった。

「あなたのしようとすることを主にゆだねよ。そうすれば、あなたの計画はゆるがない」
 箴言16章3節

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オファーをもらう

2010-11-03 13:20:45 | リストラから教えられる人生
解雇を告げられて145日目、無職になってから55日目、A大学よりオファーをもらう。

B大学への面接に出かける途中のことだったので、夫も半信半疑で電話を受け取った。

電話をかけてくれたのは、将来の直接のボスになるAssociate Provostではなく、採用委員会の委員長。夫はびっくりし、もう少し早く連絡をもらえれば、このB大学での面接を断ったところだけど、ここまで来たのでとりあえず面接を受け、またすぐ連絡すると伝え、電話を切る。

夫の本音はA大学。仕事のランクづけから考えると、A大学のオファーをもらった仕事は、ついこの前までの仕事よりもさらに地位の高い仕事で、B大学の仕事は、同じレベルだが、オフィスが非常に小さいのであまり実力を発揮する機会がない様子。

A大学は、本来ならば博士号を持つ人を採用したかったらしい(前任者も博士号取得者)。面接に出かけた時も、採用委員会のメンバーと立ち話する機会があった中で、「博士号を持っていないのが非常にマイナスなのよね」と言われ、もう一人の志願者(この人は博士号取得者)にオファーがいくだろうと落ち込み帰ってきたところだった。

実はこの大学の公募を見た時、夫は絶対無理だと思って願書を出すことも考えなかった。しかし、私がだめでもいいから出すだけ出してみたらと無理やり勧めたのが始まり。しかも願書締め切り日を過ぎてから書類を提出したというありさま。慌てて出したので、推薦者のところに誰の名前を書いたのか覚えていないくらい、半分諦めていた様子。こういうおせっかいな妻のやることも、たまにはいい風に働くことがあるのかもしれない。

そう考えると、やはり奇跡だとしか考えられないし、夫はこれから待ち受ける規模の大きな仕事にわくわくしている様子。明日はB大学との面接だが、夫は気持ちの上ではもうA大学に固まっているようだ。

来年の夏まで仕事が決まらないのではと不安になった日もあったが、信仰心の強い夫が、確信を持って道が開かれると祈り、信じてきた結果が昨日の出来事だと思う。また回りの人たちの励ましや祈りにどれだけ支えられてきたか、感謝してやまない。
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リストラから教えられる人生 その20

2010-11-01 12:15:08 | リストラから教えられる人生
明日の朝、夫は3時50分にタクシーに来てもらい、飛行機を乗り継いで面接に出掛ける。

今度の面接先は、聞いたこともない大学だったが、リゾート地で有名らしい。

不動産を調べてみると、さすがスキーリゾート地らしくログキャビン風の家が多い。しかも値段も高めなので大丈夫なのだろうか。

今の家が売れないまま、次の家を購入するとなると、ローンを組むのが大変になる。家をレンタルするという手も考えたが、昨日不動産に電話して聞いたところ、この地域は全てのレンタルがペットお断りらしい。

反面、夫が1週間少し前に面接に出掛けた地域は、家の価格が非常に安い。探せば、プールつきの家が150,000ドルほどで買えないこともない。アメリカは住む地域によって、ずいぶ生活経費(Cost of living)が異なってくる。

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子どもの学校はどうなるのだろう。

レベルの低い学区へ引越ししたことを考え、ホームスクーリングについていろいろ調べてみた。

今までは、自分にはできっこないと決め付けていたが、オンラインで子どもが学んだり、セルフラーニングというプログラムもあるらしい。親が教えなくても、そういうシステム環境を整えてあげることで、子どもが自発的に学んでいけるらしい。

私の周りにもホームスクーリングをやっている友達は、何人かいるので情報を少しずつ集めてみる。このようなホームスクールの掲示板を教えてくれた友達がいた。

http://www.welltrainedmind.com/forums/index.php

また、Googleで、「働く親がホームスクールすることが可能か」「英語を母国語としてなくても、ホームスクールが可能か」などと検索してみる。

こういった回答を読んでいくと、全く無理なことでもないらしい。

最近では、高校をドロップアウトした生徒たちが、ホームスクールリングを勧められているらしい。親が高卒でなくても子どものホームスクールも可能なようだ。なかなか信じられない話だが、要は子どものやる気を育て、スケジュールをしっかり管理してあげることなのかもしれない。

いろいろ考えることが多いが、まずは仕事が決まることが第一歩。
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