月下樹のおと

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2/19 兵庫県立ピッコロ劇団第75回公演 ピッコロシアタープロデュース 「三文オペラ」観劇

2023-02-23 12:40:25 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等

ピッコロシアター
兵庫県立尼崎青少年創造劇場

兵庫県立ピッコロ劇団第75回公演
ピッコロシアタープロデュース
「三文オペラ」

開演日時:
2023年2月17日(金)~19日(日)

会場:
兵庫県立芸術文化センター
阪急 中ホール

兵庫県立ピッコロ劇団第75回公演 ピッコロシアタープロデュース「三文オペラ」 | 兵庫県立尼崎青少年創造劇場 ピッコロシアター

ピッコロ劇団×松本 修×関西俳優陣で挑むブレヒトの傑作「三文オペラ」! 関西で活躍する演劇人の力を結集して上演するプロデュース公演 第14弾 19世紀ロンドン、社会の暗闇...

兵庫県立尼崎青少年創造劇場 ピッコロシアター



2/19 観劇しました!

まずは、舞台上の
セットの大きさにビックリ。
工事現場の足場のようなものが
3階建てのようになっていたような。
その2階、3階の
移動スペースに併せて
中央には、
2階部分に連結するような
もう一つの高台が。
移動式階段で舞台上へ
上り下りできる。

もうそれだけで
ひとつの大きな建物みたい!

実際、そこは
ピーチャム商会の衣装部屋で、
働く人が居る場所でもある。
バイオリンなどの
生演奏する人も、端に居る。
照明も相まって、何だか
雰囲気のある巣窟感。

そういえば、ここ数年は
ノトススタジオのような規模の 
ホールで観ることがほとんどだった。
(ロールバックチェア使用時100席)

今回、兵庫県立芸術文化センター
阪急 中ホールは800席。

わりと後ろの方の席で観劇。
舞台全体を見るのには丁度よく、
役者さんの表情を見るのには
少し遠い。

慣れない感じではあるが
新鮮でもあった。

もう一つ
新鮮だったのは、
上から降りてきたプレート。

簡単な
場面の説明が入ったり、

歌の時に
歌詞を映し出していた。

ちなみに
「三文オペラ」については
予備知識なしでの観劇だった。

……………………

まずは
外国の古い時代のお話だな、と。

乞食を演じて金儲け、
そんな人をたくさん雇って
会社としても成立してるなんて!

いいのか悪いのか
よく分からないけど、
取りあえず貧富の差は
ヤバい状況なんだろうなと。

そこへ出てきた
盗賊の親分、メッキース。
こいつも何だかなぁ。
女の敵みたいな色男に
なびくヒロインの気持ちにも
個人的にはピンとこない。

…というように
この役が好きというのは
あまりないまま、
とにかくコレどうなるんだ?と
事の成り行きを見守る心境。

歌やダンスを楽しみつつ
たまにニヤッと笑いつつ
物語は進んで佳境へ。

印象に残ったのは
“悪者が生き残る”
“ドスのメッキースが逃げて
乞食が捕まる”
という言葉。

何が良くて何が悪いのか、
誰が善人で誰が悪人なのか、
何だかモヤモヤした気持ちが
晴れないままだった。

えっ、コレまさか
縛り首エンド…
ダークなラストを想像したら、

そりゃ仕方ない、と思う自分と
いや、
そいつだけの問題?と思う自分、
両方がいて

自分は何を望むのか
一瞬分からなくなってしまった。

でもやっぱり罪は罪…
と思っていたら
あのどんでん返し。

ずこー。
若干の肩すかし。

でも、最後の歌を聴いていたら、
皆そろって歌う声を聴いていたら、

理由は分からないけど、
あ、ここにリアルがあると
感じられた。

それぞれが手に持つ
灯りが生々しくて
ぐーっと引き寄せられる感覚に。

ふっと吹き消された後に
煙の匂いが漂って、
あ、やっぱり
本物の火だったんだなと。

離れていても
どこか手が届く感覚になった。

途中休憩を挟み2時間40分。
久々にボリュームのある観劇だった。

瀬戸内少女歌劇団 本島公演に
出演していた兼久ゆかり。
彼女の勇姿も見ることができた!

遠出して観にいけて良かった。



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