月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

8/5、6『ノトスラボvol.11 三人視舞』

2017-08-11 14:56:15 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等


8/5、6『ノトスラボvol.11 三人視舞』
8/5 19時( 講座の後に )
8/6 17時( 次女と一緒に )

まさかの擬人化!
事故で顔に傷を追った女性の話、
だけど、その顔のパーツが
喋りだす 動きだす!?
笑えたり、じんとしたり。
ダンス、ピアノやバイオリンの生演奏に
引き込まれたり。
そのうち 何か大きな渦に引き込まれ
ぞっとしたり、もやもやしたり。
胸にズキンとするものが何なのか
持って帰ることになった。
何か問題を投げかけられたような感じ。

一緒に観ていた次女は
アンケートにどう書けばいいのか分からない、と。
面白かったけど後半が難しくて混乱したと。
それ、な。わかる。
少し話して帰ろうと、
いつものマックでお茶しながら。

そう言いながらも
ぽつりぽつりと話は進んだ。

多少のネタバレすみません。

…………………

幸せって、何だろう。
人によって、立場によって、
幸せは違ってくる。

例えば、治らない傷のある
まぶたを取って、別の皮膚を移植することは
その人にとっては幸せかもしれない。
けれど傷のあるまぶたにとっては
幸せじゃなかった。

そのように、皆が幸せになることは
不可能なのだろうか。
それぞれの幸せは両立するのだろうか。

そんな中でも、
人のものの見方によって
幸せは変わるのではないかという話になった。

同じことでも、幸せと感じたり
不幸せと感じたりすることがあると。

最後の方で
スピーチを引用したような台詞があった。
その言葉を聞いて思ったこと。

当日パンフレットには
引用:ホセ・ムヒカ元ウルグアイ大統領演説
と書いてあった。

気になったので検索してみた。
次女は 一通り目を通して
また話を続けた。


人は発展するために生まれたのではなく
幸せになるために生まれた。

豊かさや便利さが幸せじゃない。
幸せは その人の心が決めることかな。

でも実際は、豊かさや便利さのために
たくさん作って使い捨てしないと
経済が回らない状態になっている。

どうしたらいいんだろう。
そんな話になった。

そういえば学校の授業でも
使い捨ては良くないと習ったと
話してくれた。

“ 持続可能な社会 ” を築くために。
社会や家庭科で
環境問題、ゴミ、リサイクル
高度経済成長からの悪循環
生活スタイルの見直し、などなど。

小学校高学年あたりで
持続可能な社会という言葉が出てきて、
中学になった今も勉強しているのだと。

そうなんだ。
今の便利さを全部捨てることは
難しいかもしれないけど、
便利になった一方で
逆に忙しくなったこともある。

私が仕事をしていた頃、
職場のIT事情が激変して
働き方も随分変わってきた話をした。
速くたくさんのことを
こなすことが当たり前になり
休日も書いた資料の検討で
やり取りするようになったことなど。

今時、何を言ってると
思われるかもしれないけれど、
10年、20年前と随分違うことは
たくさんあるのだ。
それくらい大きな変化の中で
これからも生きていく上で
何を選んでいけばいいのか。

整理整頓、取捨選択、
ハウツーを教えるものは多いけど、
根っこになる考えは
皆一律ではないはずで。

自分が求めるものに
きちんと目を向けることが
必要なのかなと思った。

それを今生きてる場所で
どう実現していけるのか。
周りとの兼ね合いも含めて、
簡単に答えが出ないことがたくさん。

でも、考えるきっかけになって良かった。
次女と話せる機会が持てて良かった。

あれこれ考えたけど
観てる時は、単純に面白かった。
色々な気持ちになった。

ダンスの動きが素敵だった。
ピアノの音色、バイオリンの、
時に震えるような音が
観ている自分の気持ちと共鳴した。

ピアノ教室で少し
バイオリンも習っている次女は
近くでその演奏を見ることができた。

そんなこともひっくるめて
観て良かったなと思える舞台だった。
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