入院する前の日、
早めに洗濯物をとりこんでいると
上の娘が たたむのを手伝ってくれた。
妹は、義母のところへ
遊びに行ったのか、姿が見えない。
珍しく上の娘と 二人っきり。
私が たたんでいると、
「えぇよ、私がするから」と娘。
気を遣ってくれているのだろうか。
ありがたいな、と思う反面
“姉”として頑張ろうとする気持ちが
どこまで続くのか
心配でもあった。
自分も 姉 なので
そのあたりの気持ちは
何となくわかるから。
前回のお産と違い、
いつ帰ってくると約束できない。
それまで 頑張り続けなければいけない
娘を思うと
何だか かわいそうで
声をかけて おかなければと思った。
そう思うと いきなり胸がつまって
最初のひとことが
すんなり出てこない。
けれど、何度目かに
やっと言えた。
「お母さんがいない間、頼むな。
でも、今度は長くなるから、
しんどい時は、頑張らんでもえぇよ」
ちょっと気弱になっていたのかもしれない。
最後まで うまく言葉にならなかった。
でも言えたから、よしとしよう。
娘が泣き出したのは 私のせいだ。
肩を抱いて ぽんぽんしてやって、
そういえば
しばらく こういうことを
してやってなかったと思った。
でも、良かった。
できて良かった。
洗濯物をたたみ終わった娘が
そそくさと二階へ上がり
何かしているようだった。
明日渡すものがあると
言っていたが
それが、これ。(写真)
おまもり、らしい。
以前、妹が 幼稚園の友だちから
お守りをもらって 喜んでいた。
その子が紙に書いた “おまもり”
「神社で買ったものでなくても
思いが こもっていれば
お守りになるんじゃない」
と言った私の言葉を
覚えていたのかもしれない。
自分で作った封筒に
虹を描いて、
その中には
おまもり付きの絵や
手紙が入っていた。
【おまもり】 と書いてある
半分に折られた紙をめくると
「これを持っていると 元気でいられるよ!」
とあった。
(持って、の【持】が 【待】に なってたけど~・笑)
そして手紙には
「お母さんも 赤ちゃんも 元気で帰ってきてね」
と書いてあったが、
前半に
書いて消された文字が
うっすらと読めた。
「うちらのことばかり考えないで
自分のことを考えてな。
うちは いつでも 元気だから」
……いやぁ、泣かせるね。
(ここを読んだのは病院で、だけど)
でも、泣かせたのは
私の方だった。
入院当日の朝、
大事に持っていくねと
小さな鞄に入れて見せた…
までは 良かったのだが、
両親の迎えが来る間際に
思いたって
トイレ掃除をしていたら…
あわてて
その鞄だけ忘れて 出かけてしまった。
しかし、
すぐ思い出して 引き返した。
ドアを開けると
義母の後ろから
娘ふたりが
泣きじゃくりながら出てきた。
鞄を見つけ
大事なおまもりを
忘れて行ってしまったと
泣いていたらしい。
あららら……ごめんね。
泣かしてしまった。
うっかり者だけど
結局 最後は何とかなってるから。
そういう奴だから、私。
再び手を振って出かけた。
一番のお守りにしよう。
おまもり その1。
普段は あまり
神頼みしたり
お守りを大事に持ってたり
する方ではないのだけど
今回は 何だか
お守りを持っていたい気分。
他にも いくつか 用意してきた。
その2 その3…は また(笑)
早めに洗濯物をとりこんでいると
上の娘が たたむのを手伝ってくれた。
妹は、義母のところへ
遊びに行ったのか、姿が見えない。
珍しく上の娘と 二人っきり。
私が たたんでいると、
「えぇよ、私がするから」と娘。
気を遣ってくれているのだろうか。
ありがたいな、と思う反面
“姉”として頑張ろうとする気持ちが
どこまで続くのか
心配でもあった。
自分も 姉 なので
そのあたりの気持ちは
何となくわかるから。
前回のお産と違い、
いつ帰ってくると約束できない。
それまで 頑張り続けなければいけない
娘を思うと
何だか かわいそうで
声をかけて おかなければと思った。
そう思うと いきなり胸がつまって
最初のひとことが
すんなり出てこない。
けれど、何度目かに
やっと言えた。
「お母さんがいない間、頼むな。
でも、今度は長くなるから、
しんどい時は、頑張らんでもえぇよ」
ちょっと気弱になっていたのかもしれない。
最後まで うまく言葉にならなかった。
でも言えたから、よしとしよう。
娘が泣き出したのは 私のせいだ。
肩を抱いて ぽんぽんしてやって、
そういえば
しばらく こういうことを
してやってなかったと思った。
でも、良かった。
できて良かった。
洗濯物をたたみ終わった娘が
そそくさと二階へ上がり
何かしているようだった。
明日渡すものがあると
言っていたが
それが、これ。(写真)
おまもり、らしい。
以前、妹が 幼稚園の友だちから
お守りをもらって 喜んでいた。
その子が紙に書いた “おまもり”
「神社で買ったものでなくても
思いが こもっていれば
お守りになるんじゃない」
と言った私の言葉を
覚えていたのかもしれない。
自分で作った封筒に
虹を描いて、
その中には
おまもり付きの絵や
手紙が入っていた。
【おまもり】 と書いてある
半分に折られた紙をめくると
「これを持っていると 元気でいられるよ!」
とあった。
(持って、の【持】が 【待】に なってたけど~・笑)
そして手紙には
「お母さんも 赤ちゃんも 元気で帰ってきてね」
と書いてあったが、
前半に
書いて消された文字が
うっすらと読めた。
「うちらのことばかり考えないで
自分のことを考えてな。
うちは いつでも 元気だから」
……いやぁ、泣かせるね。
(ここを読んだのは病院で、だけど)
でも、泣かせたのは
私の方だった。
入院当日の朝、
大事に持っていくねと
小さな鞄に入れて見せた…
までは 良かったのだが、
両親の迎えが来る間際に
思いたって
トイレ掃除をしていたら…
あわてて
その鞄だけ忘れて 出かけてしまった。
しかし、
すぐ思い出して 引き返した。
ドアを開けると
義母の後ろから
娘ふたりが
泣きじゃくりながら出てきた。
鞄を見つけ
大事なおまもりを
忘れて行ってしまったと
泣いていたらしい。
あららら……ごめんね。
泣かしてしまった。
うっかり者だけど
結局 最後は何とかなってるから。
そういう奴だから、私。
再び手を振って出かけた。
一番のお守りにしよう。
おまもり その1。
普段は あまり
神頼みしたり
お守りを大事に持ってたり
する方ではないのだけど
今回は 何だか
お守りを持っていたい気分。
他にも いくつか 用意してきた。
その2 その3…は また(笑)