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Kei's Yoga

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Kバレエ「ドン・キホーテ」を観てきました!

2016-03-13 21:48:47 | ささやかなお話
ふっふっふ…。
今回はヨガとは全く関係のないお話ですぞ。

実は先日、
ものすごーく久しぶりに生バレエを観てきました!
Kバレエ・カンパニーの「ドン・キホーテ」です!!


見よ!この背中の筋肉を!!うきーっ♪

私は子どもの頃からバレエを習わせてもらっていたので、
頻繁にバレエを観る機会もあったんですね。
レニングラード、ボリショイ、パリ・オペラ座…などなど
国内外のバレエはこれまで沢山観てきました。

が…ここしばらくご無沙汰で。
バレエを観に行くなんて、20年ぶりくらいじゃないかなー。

Kバレエといえば、あの熊川哲也さん率いる精鋭集団ですよ~。
もうはじまる前からわくわくしっぱなしでした。

そして、オーケストラボックスに指揮者がやってきて、
序曲が流れだすや否や…あっという間にトリップしちゃいました。
どこにって…夢の世界にです…!

舞台は…もう、最高でした。
まずはダンサーの素晴らしさ!!
Kバレエカンパニーのレベルの高さにのけぞってしまいましたよ。
舞台上の人達がこれほどイキイキしているバレエって初めて観たかも…!
熊川さんの演出の細やかなこだわりが、ビシバシ伝わってきました。
また、コールドの質の高さ!
主役を踊る二人の素晴らしさもさることながら、
脇をかためる人材が素晴らしすぎて…。もうこの辺でうるうるきてましたねぇ(笑。

衣装のセンスの良さも素晴らしかった。
これまで観たバレエの中で一番素敵だったかも。
美術も照明も演出も、そして音楽も…すべてが一級品でした。
バレエを観て、これほど満ち足りた気持ちになれたことも初めてかも。。。

特筆すべきは、ガマーシュだなぁ…!
カバちゃんっぽい雰囲気満載のこの方の芝居が面白すぎて
実は劇場でお借りしたオペラグラスで、私はこの人を追いかけてしまっていました(笑。
隅っこの方でもずっと芝居を続けていて、それがものすごく細かいの!
やたら目立っていたなぁ(笑。

また、今回ね。
私自身のバレエを観る目線が大きく変わったことに気づき、それも驚きでした。
現役で踊っていた頃は、どうしてもダンサー目線に偏ってしまって、
全体像がなかなか観れていなかったのかも。
今回は、あらゆる統合性に深く感動してしまいました。。。
バレエというのは(特に全幕ものは)、踊り、美術、音楽を融合した
総合的な舞台芸術なのだなぁ…!と、あらためて実感です。

一流の舞台芸術に触れると、こんなにも満たされるのですね。
ああ~たっぷりチャージしたぞ~という感じ。
感激しっぱなしのその日、私はツイッターでこんなことをつぶやいてました。

「一流の芸術って、最高のセラピー効果があると思う。心の栄養。感動で満たされると細胞から元気になるね。」

実は3月の末は私の誕生日。
ちょっと早い誕生日プレゼントにと、この日Kバレエのチケットをプレゼントしてくれたのは実家の母なのです。
もうもうただひたすら感謝!
もちろん、二人で観に行ったのですが、二人共大感激で、
次回もまた行こうと野望を燃やしております。。。(チケット争奪戦が予想されるのでね。ふ。)

ひとつお願いがあるとしたら、
オーチャードホールさんにですかね~。
私たちは3階席だったのですが(実際は4階にあたるらしい)
なんと、エレベーターがない。
年配のお客さまも多かったのですが、みなさんぜーぜー言いながら手すりにしがみつくように
階段を昇っていました。
(うちの母も高齢ですし、キツそうだったわ。)
これって、高齢者や足腰の弱い方、怪我している方などはキツいと思うんですけど…。
係の方たちがなんともすまなそうな表情を浮かべながら、
みんながゼーハー言っているのを見つめていたのが印象的で。。。

この設計って、優しくないよ?
観客がみんなすたすた階段を上り降りできる人ではないことを
わかっていただきたいです。

こういうところ、日本ってまだまだ遅れているなぁ…と思います。
バレエやオペラ、コンサートなど、高齢者の方にもどんどん観ていただきたいと思いませんか?
オーチャードホールさんの早急の改善を期待してます。
素敵なホールなんだもん、どうぞよろしくねm(__)m
辺境のブログではありますが、
素晴らしい芸術をこれからも堪能させていただきたく
えいやっと意見を載せてみました。あしからず。