
菜の花みると春だな~^^ってしみじみ感じます。
私はいろいろなヨガを学んできましたが、
現在のSlowYogaという slow vinyasa flow というスタイルは、さまざまな面においてとても効率的だと思っています。
力で伸ばすのではなく、呼吸で伸ばすということ。
たとえば月礼拝などはSlow vinyasa flowの典型ですが、
このシークエンスを反復することによって
体を内側からあたため、筋肉をゆるめ、関節のこわばりをほぐす効果が期待できます。
これはタオの発想からいうと陽の動きにあたります。
ちょうど明日行う「アサナ深掘りクラス」は
上記のシークエンスを形づくる「点」の部分に焦点を当てたものです。
アサナ深掘りでは、流れに乗るのではなく、
自分の呼吸に集中して、体の中の微細な動きを感じていきます。
上記のような発想を体系化したものの代表格といえば陰ヨガでしょう。
タオの発想からいくと陰の動きにフォーカスしたものです。
(陰ヨガの場合、呼吸をコントロールすることはなく、
あくまでも体の深層部に意識を向けて行きます。)
陰も陽も、どちらも取り入れることができたら、それが理想的かな。
いずれにしても、です。
ヨガはとにかく継続と反復。
これに尽きるかなと。
私は朝晩自分のプラクティスを行っていますが、
この朝の体と夜の体の違いはレキ然です。
夜にいかに整えようとも、朝起きたときには変化している。
これは治療なども同様でしょう。
魔法のように素晴らしい治療を受け、体感が明らかに変わることがあります。
けれど、時間の経過とともに元に戻りますね。
ヨガにしても治療にしても、反復は必須です。
本当に体や体質を変えようとするならば
根気はどうしても必要になります。
上述の陰ヨガの創始者ポール・グリリー先生は
こんなことをおっしゃっています。
「ヨガの魔法なんてものが存在するとしたら、
それは継続性と一貫性によるものです。
一回のヨガクラスで体を酷使するようなやり方ではなく、
考え抜かれた実習を、忍耐強く繰り返し習慣的に行うことなのです。」
これはどんな熟練者であっても同様です。
ヨガに限らず、何にでも言えることなのではないでしょうか。
ヨガは即効性のものではありません。
しかし、魔法のような改善はあまり感じられなくとも
じわじわと変化は起こり続けている。
そして、実践を重ねていくと、
アサナの中で寛ぎ、満たされることを実感できるようになる。
継続と一貫性を持った実践によって、それを得ることができるでしょう。
魔法のような効果というのは、
よく言う「〇〇ブーム」にも似ています。
わーっと盛り上がるけれど、気づけばすっかり忘れ去られている。
けれど、時間をかけて根気よく身につけたことというのは
地味ではありますが、簡単に消え去ることはないです。
体はすぐに忘れちゃうかもしれませんが、その実践で得られたスピリットというのは
消えないもんですよ。
即変わることはなくとも、
少しずつでも毎日続けることで
体はかならず変化します。
毎日の変化を受け入れることができるようになると、
自然と「今を生きる」感覚が身につくのでしょう。
3月のクラスレッスン他
★明日9(水)は新月で部分日食!
このパワフルな日の夜に「アサナ深掘りクラス」あります。
お気軽にご参加下さいね!@関内ホール地下青少年育成センター和室
★3/18(金)「バガヴァッド・ギーターを読む会vol.15」@関内ホール地下青少年育成センターミーティングルーム
★3/27(日)「月礼拝オープンクラス」@シルクロード舞踏館
★出張レッスン随時。
初回カウンセリングシートにご記入いただき、お体のお話聞かせて下さい。
その後、あなただけのプログラムを作成し、練習して行く、オーダーメイドのプライベートレッスンです。
(個人、グループ)
ご予約いただいた方から日程を組んで行きますので
ピンと来られた方はお早目にご連絡下さい。
iida330@gmail.com